2021年03月10日

何の棒でしょ?

無電柱区間の歩道には
ところどころに地上機器が設置されている。


配電箱、変圧器箱、分岐箱など
その用途によって本来的な名称はいろいろだけれど
とにかく見た目は鉄の箱である。



21031001.JPG



と、その箱に、
赤白の棒が2本
取り付けられている。



この棒は、秋深くなると取り付けられて
春になると、取り除かれる。



一体、何?



じつはこれは、目印である。


大雪が降ると、
この箱が埋もれて見えなくなることもある。


もしも除雪車がこれをひっかけてしまうと
とんでもない事故になってしまうから
「ここにあるよ」という目印として
取り付けられるのである。


雪の無い地から訪れると、
すごく違和感を覚えるかもしれない。



この箱に限らず、
雪に埋もれて見えなくなりそうな障害物には
この棒が取り付けられることが多い。

何度か「痛い目」を見ると
多少面倒でも取り付けたほうがマシだと
思えるようになるのだろう。



地域によって、国によって、
こんな感じの「ちょっとしたコト」の違いがあって
とっても面白かったりする。

それが、旅の楽しみの一つだったりする。

それが純然たる旅行であっても、
仕事(出張)であったとしても。
(「何の棒でしょ?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする