世界が一変してしまったなぁ。
元々、そんなに海外に出ることはないけれど
国内の様子も激変したなぁ。
空港で目にする機体も
とても少ない気がするのだ。
気がする、のではない。
明らかに、少ない。
当たり前だ。
国際便なんて、
もはや旅客ではなく貨物のためのものに
なっているかのようだ。
首都圏の緊急事態宣言解除を受けて、
春の(初夏の?)陽気とともに
人出が増えている、とは言うけれど
まだそれは一部大都市圏のことだろう。
変異株の問題もあるから
人出が増えりゃいいってもんじゃないし
まだまだ長い戦いが続くのだろう。
便数が少ないから、
機体あたりの搭乗率は
だいぶ上がってきたようだ。
「満席便」も時々あるようだ。
けれども、
ターミナル内にいる人は、
かつての状態に比べると
とても少ない。
空を飛ぶメカである飛行機は、
飛ばさないからと言って放置してはおけないそうで
全然飛ばさなくても日々の整備費用はかかっていく。
昨年以降、
毎日毎日赤字がうず高く積み重なり続けているのだろう。
あんまり飛ばないから、
デッキで見ていても、あまり面白くないからか
デッキの人出も少ない。
店の類も、休業・撤退してしまった所も多く
「にぎわい」には程遠い。
羽田など主要空港では
ある程度人の流れが増えているようだ。
昨年も春や夏にも感染増があって
さて今年はどうなることやら。
この時期の新入生、新入社員の人たちは
何かと大変だろう。
受験生、就活生もかな。
でも、そもそもが「諸行無常」なんだろう。
先々の見通しなんて、
「立っている」なんて思っているのが勘違いなのだ。
ライフプランとか、人生設計とか、
今の状況が続くことを想定した予測なんて、
何かコトがあると全部吹っ飛んでしまう。
でも、だからこそ、
先々には可能性が満ちているのであって、
何かうまくいかない状況にあったとしても
悲観することはない。
観光客激増! 爆買い! インバウンド! オリンピック!
瞬間風速的に儲かった事実があったとしても、
そんなものは続きはしない。
観光客激減! 海外客ゼロ! 多額の借入金! 無観客!
激痛ではあるけれど、
そもそもが捕らぬ狸だったと言えるのかもしれない。
Que sera sera. ってやつ?
せつび業界も、そんなところかな。
(「空港が、寂しい」おわり)