2021年02月02日

ロードヒーティングの熱源は、ここに

駐車場とか、すっきり雪が融かしてあると
助かるものだ。


そんなヒーティングの熱源は、
建物の陰になったところなんかに
ひっそりと置いてある。


21020201.JPG


ヒーティングは、油焚きだったりガス焚きだったり
電熱線だったりするけれど、
ここのやつは油(灯油)みたい。

近くに灯油タンクがあったから。



火気なので、消火器を背負っている。


ステンレスの箱に覆われていて、
ぱっと見、ボイラーっぽくはないけれど
この中に機械が収めてあるのだ。


「ボイラー」って呼びならわされているけれど
ボイルしないから、正確にはボイラーじゃない。

温めるだけだから、本来的にはヒーター。

ま、でもボイラーで構わないや。



箱の上に雪が積もってしまって、
排気口が埋もれそう。

それはちょっとまずい。



箱の左上から伸びている棒の先に
降雪センサーがついているみたいだ。



降雪を検知すると、運転する。



ただ、雪が降るだけで積もらないこともあるから
運転制御を厳密にやろうとすると
結構面倒なことになる。



地温センサーを浅く埋めておいて、
地温がプラスだったら雪が降っていても運転しないとか、

地表に水分センサーを設けておいて
水分を検知しなければ運転しないとか、

降雪センサーも、降雪の度合いに応じて作動させるとか。



積もり具合を見ながら、人力でON-OFFするのは
なかなか面倒だし、大変だから、
なるべく自動運転させたい。

でも、灯油代がばかにならないから
不要なときには動かしたくない。


いろんなセンサー類をつければつけるほど
設置費がかさむ。



どこかで折り合いをつけて
妥協することになる。



まあでもそのうちに
AIとか画像処理とか搭載した
もっと性能の良いものが出てくるに違いない。



東京や大阪などの大都市圏で需要がないから
その開発速度はそんなに早くないんだろうけど。



もしも、積雪地に行って
ロードヒーティングがあるのを見たら
その熱源は何だろう? と探してみてほしい。

見つからないかもしれないけど。
(「ロードヒーティングの熱源は、ここに」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする