2021年02月28日

2系統の給水管がつながった便器

とあるトイレで見かけた洋風便器。


銀色の管は、
便器の洗浄水を流すための給水管だ。

いわゆる雑用水を利用しているようだ。

飲用には不適な水質の水なのだ。

汚物を流すには、それで十分だ。


21022801.JPG


白いカバーがかかっているのは、
飲用可の給水管。
いわゆる上水である。



洗浄便座に接続するのは
雑用水ではなくて上水である必要があるから
このような接続になる。



給水系統が上水と雑用水とに分けられていないなら、
洗浄水も上水から取る。

それはそれで、構わない。



ただ、バッチイ汚水を流すのに
飲める質の水をつかっちゃうのがもったいない、
ということでもあったりする。


コストや理想や好みなどいろんな条件によって
給水管を1系統とするか2系統とするか
誰かが決めることになる。


オーナーさんとしては、
結構困るよね。

判断を委ねられても。
(「2系統の給水管がつながった便器」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月27日

竹林と受水槽

少〜し和風の受水槽、という趣きか。


竹林の脇に、
それなりの大きさの受水槽が建っていた。


21022701.JPG


誰でも見られる場所にあるから、
給水管が、排水管が、オーバーフロー管が、
どんなふうに接続されているのか
良い学習教材になるだろう。


マンホール、通気口、ハシゴ、制御線などの存在も
はっきりと見て取ることができる。


給水管には保温材がかかっていて、
更にステンレスの外装が巻かれているから
給水管っぽくはないけれど。



勝手に近くに来て
悪さをされると困るから
フェンスと有刺鉄線で防護されている。



本気で悪意を持って犯罪に手を染めるつもりの人物を
避けることができるわけではないが、
イタズラ小僧や、出来心での軽犯罪くらいは
防止できそうだ。



普段気づかないだけで、
結構至るところに受水槽や高置水槽が乱立している。


ウソだと思うなら、
ぜひ注意深く周囲を見回してみて欲しい。

たぶん、想像していた以上に
存在しているのだから。
(「竹林と受水槽」おわり)
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2021年02月26日

壁の中のドルゴ通気弁

いろいろと、納まり厳しき建物の中で、
何とかもらったPS(パイプシャフト)。



冷媒管(制御線共)と、ドレン管と、通気管が
何とかかんとか押し込まれて、

通気管の先には
これまた何とか、ドルゴ通気弁が押し込められている。


21022601.JPG


木造の建物にあっては
鉄筋コンクリート造や鉄骨造とは異なる
納まりの難しさがあって……。



通気といえば、
外壁や屋根から大気開放するしかない時代もあったけれど
今は結構ドルゴ通気弁も見かける。


大気開放の場合には、出入りとも空気の流通が確保できるから
より望ましいと言えるのだろうけれど、
吸気だけしかできないドルゴ通気弁でも
トラップ切れ防止には十分役立ちそうである。

何より、外壁または屋根まで伸ばさなくて済む、
外壁や屋根の貫通孔を設けなくて良い、という
メリットもある。



通気弁のゴムシールが劣化すると
下水臭が漏れるというデメリットも、当然ながら存在する。


排気ができないから、
排水管内正圧時の逃しが効かない、という面もある。



それでも、ドルゴ通気弁は、便利。


「ドルゴ通気弁」は商品名だから、
例のごとくに役所用語では「排水通気弁」と称していたりする。

業界的には「ドルゴ」で通じる。
決して、超人的スナイパーの親戚のことではない。


商品名、通称名、役所用語、現場用語、など
同じモノに対していろんな名詞が混在している、
「設備あるある」である。
(「壁の中のドルゴ通気弁」おわり)
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2021年02月25日

雪の片桐ダムと南アルプス

高さ59.2mの重力式コンクリートダムである、
片桐ダム。


天竜川水系に数多くあるダムの一つである。


21022501.JPG


なかなかの、堂々とした体躯である。



普通に、堤体上を歩くこともできる。


21022502.JPG


片桐松川に建設されたダムで、
長野県下伊那郡松川町に存在する。


このダムにより形成されたダム湖は
松川湖である。


21022503.JPG


堤体の脇に管理事務所の建物があるのだが、
職員は常駐しておらず、
普段の維持管理業務は別の松川ダム管理事務所で
兼任しているようだ。


松川町にあって松川湖を作るダムが片桐ダムで
飯田市にある松川に建設されたダムが松川ダムで
なんだか非常に紛らわしい。



堤体の上から見下ろすと、
なかなか壮観。


21022504.JPG



この堤体から東を望めば、
雪を冠する南アルプスの山々を
垣間見ることができる。


21022505.JPG


何とも美しきかな。



そんなに雪かぶることも多くはない地において
雪景色になった最中に訪れることができたのは
何とも僥倖。


このダムのダムカードが発行されているのだが、
そのカードをもらいたければ
松川ダム管理所まで行かなくてはならない。

自動車で、二十数km、1時間弱かかる。


松川ダムのカードも合わせてもらえるから、
行くべきか、行かざるべきか!?


あとは、仕事の都合次第だな。
(「雪の片桐ダムと南アルプス」おわり)
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2021年02月24日

中身は見えたほうがよくわかる

真っ赤に塗られていて「消火栓」と書かれているのもいいけれど、

「透明」というのもまた、オツなものだ。


21022401.JPG


中身が見えたほうが、
その構造がよくわかろうというものだ。


これを見て、興味を抱いて、
この道を志す若人がいるかもしれないというものだ。



どっちかというと、
透けた向こう側に見えている乗り物に興味を持って
そっちに進もうとする子たちのほうが
圧倒的に多そうな気もするけれど。



でもでも、ほんの僅か、
ごくごく一部でもいいから、
こんなモノに気を惹かれる子がいても
いいんじゃないかな。



パイロットや整備士になるよりは、
よっぽど門戸が広いと思うけどね。
(「中身は見えたほうがよくわかる」おわり)
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2021年02月23日

外壁見るなら、やっぱ裏側でしょ!

建物は正面側が大切っっ!!!



それもわかるけど。

もちろん、大事なんだけど。



でも、「せつび」の世界に身を置く者としては
どっちかというとその反対側、
裏側のほうが、魅力的だったりする。



だってだって、
正面には、あんまり「せつび」を置かないでしょ?

全部隠しちゃって、
取り繕って、
本当は「有る」のに「無い」かのように装って、
もちょっと言えば、偽って、
体裁だけ整えているかのような
……ってのは言い過ぎだけど。



やっぱり、見た目は大事。

人間、見た目が99%、なんて豪語する人もいるくらい
見た目は大切なんだ。

建物だって、そうだ。



それでもやっぱり、
ワタクシの商売的には
お仕事してる面子がちゃんと見えている状態のほうが
やっぱりしっくりくるのである。



というわけで、事情が許すなら
いつだって建物の横だったり裏だったり、
そんなところばかりを観察するのが好きなのである。


21022301.JPG



いろんなモノたちが
その姿の片鱗を見せていて、
でも全体を顕にしているわけではなく、
しとやかに、慎ましやかに、
控えめにその存在を伝えているのである。


ああ、なんと可憐な!



というわけで、
今日も今日とて
裏側を眺めるのだ。



さて、写っているものが何であるか、
だいたい想像はつきますか?


「せつび」の専門で無い限り、
わかんなくても仕方がないとも言えるけれど
でもせめて「設備設計一級建築士」なんていう
「設備専門の資格」を有している人には
わかってほしいのです。

たとい、講習だけで得たのだとしても
その後学習する機会は、期間は、
いくらでもあったのだから。
(「外壁見るなら、やっぱ裏側でしょ!」おわり)
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2021年02月22日

ガラスの下の、放熱器

雪降るような地であっても、
広いガラス面を設ける建物は、ある。


意匠的には、
ガラスの透明感は何としても欲しいところが、ある。



けれども
どんな高性能断熱ガラスであったとしても
一般的な断熱材付外壁に比べれば
「断熱性能」なんて無きが如し。


コールドドラフトは、
起こらないわけがない。



だから、
ガラス面の下部には
放熱器が、欲しい。


21022201.JPG


全スパンに渡って
弱くていいから放熱するものがあれば
理想的なのだろうけれど
そうではなくても有るだけで効果はあろう。


床暖房、という手もある。

窓付近は、放熱パイプのピッチを狭くする、
なんてことも出来よう。



もしも、このような出っ張りが気になるなら、
床面にグレーチングを設けて
その下に放熱器を収めることだって可能だ。


そういうことが出来るかどうかは、
意匠設計者がそれを知っているかどうかにかかっている。


プランが固まってしまったあとに、
取ってつけたように設備設計を慌てて外注したのでは
取ってつけたような設備を設けるしか
選択肢がなくなるのだから。


ま、でも結構、
この類の放熱器は
一般の方々の視界には入らないものだ。

あまり隠そう隠そうとしなくても
まったく構わないのかもしれない。
(「ガラスの下の、放熱器」おわり)
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2021年02月21日

配管貫通、いっぱい

改修工事って、面白い。っていうか
いろいろ興味深い。



明けてびっくり玉手箱、ってのが
いっぱいある。



たとえばね、


21022101.JPG


柱に取り付いている地中梁だよね?



補強は、されてるんかねぇ。


それにしてもたくさん、貫通しているねぇ。


後から開けたとおぼしき穴もござらぬか?


構造屋さんのチェックは
ちゃんとしてもらてたんだろうか。


……何度も改修を重ねられた建物では
こんなことがしょっちゅうだ。



こういう建物で、
建築当初の設計図面だけを元に耐震診断って、
どのくら確からしいんだろう。


ピッチ200mmのはずの床コンクリートに
300mm角の開口を開けてみたら
1本も鉄筋切らなかったとか、ね。


完成図って、
あんまりアテにならないし。


設計図通り造られているという確証は
どこから得たらいいんだろう。
(「配管貫通、いっぱい」おわり)
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2021年02月20日

貫通穴、いっぱい

天井を落としてみたら。


21022001.JPG


ブロック壁、だよねぇ。


貫通穴が、いっぱいだねぇ。


強度、大丈夫かねぇ。


一体、何があったんだろうねぇ。


不思議だねぇ。
(「貫通穴、いっぱい」おわり)
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2021年02月19日

全っ部、フレキで!

スパイラルダクトをギコギコ切って
つないで、テープで留めて、吊って、
保温して……。


めんどくさーい!


ぜぇ〜んぶ、フレキでやっちゃったほうが、楽っ!


21021901.JPG


そういうことだったんだろうか。


そういうことだったんだろうなぁ。
(「全っ部、フレキで!」おわり)
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2021年02月18日

屋根から落ちてくるのは雪じゃなくてもはや氷

軒下がこんな事になっている。


21021801.JPG


これ、どう見ても氷の塊である。



これが落ちてきてぶつかると
落石、落盤と何ら変わらない。


ツララによって串刺し……にはならないと思うけれど
トン単位の氷塊が頭に落ちてきたら
首が折れてしまいそう。



気温がちょっとゆるんでくると、
ある時突然に落ちてくる。


結構、地面も揺れるくらいに。



よぉ〜く注意していただきたいものだ。
(「屋根から落ちてくるのは雪じゃなくてもはや氷」おわり)
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2021年02月17日

屋根からの雪が危ない

「頭上 落雪注意」



雪 と聞いて、
わたあめのような、羽毛のような、
フワフワした軽〜いものを想像していると
痛い目に(死ぬ目に)遭う。


21021701.JPG


この屋根の雪、
軽くはないのだ。

結構な比重があるはずだ。



真下に居て、
上からドドッと雪塊が落ちてきたら
余裕で死ねる。



たとい圧死を免れたとしても、
窒息死か、凍死が待っている。



だから、こういう所の下を歩いてはダメなのだ。


下から棒でツンツン突くなんて、
言語道断なのだ。

自殺行為なのだ。


21021702.JPG


石灯籠の上、
なかなかすごいな。
(「屋根からの雪が危ない」おわり)
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2021年02月16日

ヒーティング、してます

わさわさと雪が降ると、
ロードヒーティングは忙しいことになる。


とは言え、一瞬で融かせるわけでもなし。


時間をかけて、徐々に融かしていくのだ。



その過程において、
ヒーティングパイプの走向がわかるのだ。


21021601.JPG


積もった直後にも、融けきった後にも見られない、
ひとときの地上絵。



「頭上 落雪注意」


注意して通れ、

というのではなくて

雪がドサッと落ちてくるんだから
この下に来るな!

という意味である。



道路標識にある「落石注意」よりは頻度の多い、
甘く見ていると被害に遭いやすい事象なのだ。
(「ヒーティング、してます」おわり)
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2021年02月15日

ルーフドレン管、凍るんで

細いルーフドレン管の先。


21021501.JPG


文字通り氷柱になっている。


もうこの配管は、用を成していない……わけでもない。



赤い線が出ているのに気づく。

あれは、凍結防止用の電熱線なのだ。


少なくとも、あの線に沿った部分だけは
水みちが通っている。

なので、こういう状態になる。



水を播いても雪が融けない気温の地域では
ルーフドレン管や雨樋には
このような形でヒーターを通しておくことが多い。


水が中で凍って膨張するために
配管が破裂してしまうから。



地中まで埋めて排水桝につなぐ際にも
地上部で凍っていては話にならない。



雨水汚水合流の排水であれば
汚水(一般生活排水)からの熱により
凍結しない程度の温度は確保されるのだけれど
分流の場合には暖めるものがないのだから
凍ってしまうのだ。



北国の建物を設計する場合に
忘れてならないのが「凍結対策」なのである。
(「ルーフドレン管、凍るんで」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月14日

この季節なのに、無い!?

真冬の、札幌大通公園。


21021401.JPG


地下鉄大通駅から地上に出ると、
温度計の表示がマイナス4℃を示していた。


かの地としては、暖かいのか。


大通公園を見渡すと、
あまり人影がない。


まあ、そうだろう。
寒い季節には、たいてい地元の人々は屋内や地下にいるのだから。


でも、例年のこの季節ならば、
たぶん、世界中からの人たちでごった返しているような
そんな地であるはずなのだ。


なのに。



21021402.JPG



そう。


この公園内に、
所狭しと大小さまざまな雪像、氷像が立ち並ぶ
雪まつりが開催されるのだから。



まつりの終了とともに雪像は危険防止のために破壊されるけれど
その名残である大きな雪山が残されているものだ。

それを見るだけで、
北国を感じられるものなのだ。

最近は、
雪まつりの翌朝、
重機で大雪像が壊される様子を見たくて訪れる人たちも
居るというのに。



しかし、上の写真の通り、
何も無いのだ。


かろうじて、イルミネーションっぽいものが
少しだけ、ある。


21021403.JPG



本来ならば、雪まつり前に閉幕しているはずの
ホワイトイルミネーションが
延長されている、ということのようだ。


21021404.JPG


でもとにかく、人が居ない。



雪像の無いのを寂しがってか、
自主的に制作する人もいたらしい。


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これは、ただの雪だるまだね。



テレビ塔前も、この通り。


21021406.JPG



国内外からの多くの観光客で溢れているはずだった地が
閑散とした、ただの場所と変わり果てていた。



昨年、中国での大流行の報にもかかわらず雪まつりを開催した結果
北海道内にいち早く新型コロナが蔓延した……と言われ
大批判を受けてしまった札幌。



ま、これだけ人が居なければ、
他所から持ち込まれて流行ることは無いでしょうなぁ。



全世界、
あらゆる観光地がこんな感じなんだろう。


経済的打撃は、ものすごいものだろう。


でも病院は病院で大変で、
これ以上増えちゃ困るだろうから
人が出歩かないのはありがたいだろうし。



あとどのくらいで、
収束するんだろう。
(「この季節なのに、無い!?」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月13日

冷蔵倉庫を冷やすやつ

家庭用の冷蔵庫なんかよりもずっと大きな
冷蔵倉庫。



部屋全体が冷蔵庫なのだ。



壁も屋根も床も、
分厚い断熱材でぐるり覆われている
そんな部屋なのだ。



室内には、そこをガンガン冷やすための機械がついている。


21021301.JPG


エアコンの冷蔵倉庫版、っていう感じかな。



日立だったら「クーリングシステム」を名乗っているやつ。


製造社が日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社で、
販売者が日立グローバルライフソリューションズ株式会社で。



三菱とか東芝とかパナソニックとか日立とかダイキンとか、
各種製品を出している会社は
社名が結構変えられていくから、
なかなか面倒くさい。


社員の方々も、
そのたびに名刺が変わって大変かも。

あと、名前が長いし。



それはともかく、
冷蔵倉庫だ。



倉庫だから、
見た目はほとんどどーでも良い、という感じ。
機能が果たせれば、問題ない。

そんな作り。



冷媒管の貫通位置と、
ドレン管の伸ばす距離感が、
ちょーっと想定と違ったのかな。


21021302.JPG



フォークリフトなんかで
引っ掛けたりしなければ、
無問題。



もしも、もしも、
冷蔵倉庫や冷凍倉庫に入る機会があったら、
こんなやつがついていないかどうか
見てみて欲しい。



上の写真2枚は、
エアコンで言うところの室内機に相当するものだ。


よって、どこか屋外に室外機が置いてあるはずだ。
そこまで、冷媒管がつながっているはずだ。



ヒートポンプの温度条件が
一般のエアコンよりも厳しくなるので、
使用される冷媒ガスも異なる場合がある。


上の日立の製品では、
一般的な R410A の他に、
R448A や R404A を使用するラインナップがあるようだ。


冷蔵温度や冷凍温度の条件によって、
組成を決めているはずだ。

そんなのも、室外機に貼ってある銘板を見ると
書いてあったりする。
(「冷蔵倉庫を冷やすやつ」おわり)
posted by けろ at 23:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月12日

不気味、かな

ヒューマノイドに発生する、
「不気味の谷」 というものがあるという。



ただの機械には感じないけれど、
それが人間に似た形態になってくると、
しかも、結構似ていて、なんとなく違和感があると、
「不気味」に感じてしまう、あれだ。



科学未来館にも、そんなやつが飾って、いや、展示してあったはず。



お……?


21021201.JPG



以前見たやつは、もちょっと不気味だった気がするんだけど。


手はなんかデカイけど、
顔はそれほど不気味じゃなく感じる。
(個人の感想です。感じ方は人それぞれです)



そのうち、
もはや不気味どころか
親近感ないしは好意を抱くようなモノに
変わっていくんだろうなぁ。


「3次元より2次元!」

と喧伝する人たちが居るように、


「リアル3次元よりヒューマノイド!」

がメジャーになっていくのかもしれない。



ふた昔も前の人型ロボットだと、
むしろ親しみが湧く、という不思議。



21021202.JPG


ASIMOは、中国語で書くと 阿西莫 なんだね。
科学交流員、という肩書なんだね。



このASIMO、
シンボルゾーンで演技(?)していた。


していた?

させられていた?

機械がプログラム通り動かされていただけだけど。



吹き抜け上方には、
地球を映した球形映像。


21021203.JPG



こんなのも、
時代とともに、よりリアルに変わっていくんだろうか。
(設置予算がつけば、の話だが)



ホログラムが浮かぶようになるのは
いつだろう。


案外、近いのかもしれない。
(「不気味、かな」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月11日

科学未来館の造り

「未来館」という名称だけれど、
開館してから今年7月で20周年になるそうだ。



21世紀のはじめに開館し、
「20年前の未来感」を一所懸命に表現した建物、
と言えるのではないだろうか。


21021101.JPG



スペースシャトルに搭乗する初の日本人宇宙飛行士となった
毛利衛氏が開館以来館長を勤めてこられたが、
この3月末で退任されると 発表 されている。



当然、建築技術としても当時の最先端を駆使しているのだろう。


21021102.JPG


国立科学博物館の、
古いどっしりとした建物とは
対極をなす存在である。


もっとも、設備的には
古い時代の建物こそ、何度も改修を繰り返されていて
内容としては決して見劣りするものではないのだが。



吹き抜け部分の上部。


21021103.JPG


内装と、設備との調整が行われている。



1階シンボルゾーンの天井面は
後からの設備改修もやりやすそう。


21021104.JPG



設備的なフレキシビリティー、
改修のし易さというのは、
この類の施設には特に必要なんだと思うのだ。



外にあった、碑。


21021105.JPG


スペースシャトル石像と
毛利氏直筆を掘った石板。


200年もすると、
史跡巡りを趣味とする人たちが
こぞって訪れる先の一つになるだろうか。
(「科学未来館の造り」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月10日

吹出口をなんとなく隠してある

少し広めの空間の
上の方を見てみる。


と、壁面に吹出口とおぼしき、長方形のグリルが見える。


21021001.JPG


木質の内装材が、
そこだけカットされていて
吹出しを阻害しないようになっている。



でもだいぶ上の方なので、
意識してそのあたりを見ない限りは
決して気づかれることはあるまい。



手前のすぐ上にある照明器具、
LEDならでは。


蛍光灯や白熱電球では
こんな表現はできなかったろう。



照明デザイナーにとっては
世界が拡がったんじゃないだろうか。



それに比べて……。



吹出口、吸込口や
換気フードって
旧態依然というか、
あんまり昔の製品と
代わり映えがしないような気もする。



露出のファンコンベクターとかも
そうだね。



エアコンの室内機も、
昔むかしのものとくらべると
かなり改善されてきたように思うけれど
まだまだ、デザインの余地は十分にありそう。



建築設備のプロダクトデザインは、
これから、である。



今がんばれば、
ブルーオーシャンじゃないかな?
(「吹出口をなんとなく隠してある」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月09日

客室の分電盤

とある宿泊施設の客室で
クローゼットの中に分電盤がついていたので
開いてみた。


21020901.JPG


住宅なんかに使われる、汎用品。

結構、容量があるんだ。



21020902.JPG


電気を食うのは、
エアコンと、タオルウォーマーと
コンセントにつなげて使用されるドライヤー、電気ポット
くらいだろうか。



古い古い宿だと、
各室にこんなに回路は無いだろう。
(「客室の分電盤」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする