更に上に行くには、ロープウェイ に乗る。
鋼索線(ケーブルカー)は1階に到着する。
そして、ロープウェイは2階部分から発着となる。
壁面から出てくる感じ。
発着場は、こんな感じ。
ケーブルは動きっぱなしだけれど、
乗降部分についてはゆっくり動く。
乗り降りの際には、一旦停止する。
上部には、
タイヤがいっぱい。
滑車やケーブルも、いっぱい。
ゴンドラを収納しておくスペースもあって、
そちらへの分岐線もあった。
レールがあるだけだから、
手動で押していくのだろうか。
ゴンドラに乗り込むと、
下界を見渡すことができる。
あいにくの曇天で、遠方はあまり見えない。
晴れていれば、富士もよく見えそうだ。
ゴンドラ内部は、こんな感じ。
混み合っていれば、密なことこの上ないだろうが
なにせ貸し切り状態だ。
ゆったりと景色を堪能できる。
床面には、換気口。
火山の、硫黄の臭いがする。
ロープウェイの斜度も結構なものだ。
小田原から、ひたすら、ひたすら登ってくるのである。
ガラスに写った換気口が、
うっすらと見えてしまっている。
大涌谷の上が壮観だ。
誰も乗せていないゴンドラ、
貸し切りのゴンドラが多い感じ。
大涌谷まで登る。
この先、芦ノ湖方面に行くには乗り換えとなる。
駅舎の外観は、新しい感じ。
駅舎とは別に建つ、
くろたまご館の外壁には
たくさんの「せつび」が
取り付いていた。
首都圏に近い、というのが
箱根の強みであろう。
これが、もっと離れた地であると
ここまでの交通系を整備するコストが回収できないから。
元々は国内客だけで十分に繁盛していた地。
インバウンドがゼロの現在でも、
やっていくだけのポテンシャルはあるはずなのだ。
訪問者としては、
陰ながら応援するくらいしか
できないのだけれど。
(「箱根ロープウェイ」おわり)