2020年12月23日

せっせと働く、ろ過機

プールとか、大浴場とか、
たくさんの水や湯があって、
たくさんの人達が利用する水場には

「ろ過機」が設置されている。


人知れず。



利用者の知らない、どこかの機械室に
それは置かれている。


20122301.JPG


こんな感じで。



「ろ材」の入った容器と、
それにつながる配管、
循環させるポンプ、

ポンプに絡まるとトラブルの元になる髪の毛を取り除く
ヘアーキャッチャー、

ろ材の「逆洗」など、適切な運転が出来るように
設けられている自動弁と、
諸々を制御する制御盤。



一体化したユニットとして形成されていて
必要な機能がコンパクトにまとまっている
スグレモノなのである。



消毒のための薬剤を注入するポンプと薬液槽も
近くに置かれていることが多い。


20122302.JPG


これも、自動注入されるようになっている。


いちいち人手で濃度管理するのは大変だし。



もしももしも、
仕事とか何かで
温浴施設などの機械室に入るような機会があったら、
ぜひぜひ探してみて欲しい。


きっと、あなたを魅了することであろう。



温水プールや浴槽は、
時間の経過とともに冷めてしまうから
それを加温するための熱交換器なんかも
近所に置いてあるかもしれない。


ね?


そんなつながりをたどっていくと
ちょっとした工芸作品を見ているような気分に
なってくるんじゃないかな。
(「せっせと働く、ろ過機」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする