2020年12月31日

温故知新の木組

竹中さんの展示を見る機会があった。


竹中大工道具館 というものがあるのだが、
そこの巡回展、という位置づけのものである。


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古今東西、いろいろな木組がどのように造られているのか
様子の良く分かる展示なのであった。


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建築で習う、いろいろなタイプの「継ぎ」について
実物とともに解説されていて
たいそうわかり良い。



いろいろな継ぎを用いた大きな模型もあって
そんなに広い会場でもないけれど
とても見ごたえのある展示なのであった。


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ヨーロッパの木組もいくつか展示されていて
それぞれの地で長年受け継がれてきた匠の技に
感嘆するものなのである。


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昔から継承されているものとともに、
現代の技による作品も並べられていて
なかなかに楽しい。


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壁面に描かれた図とともに
実物が置いてあることで
立体的な構成が良く分かる。



この、球たるや!


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気の遠くなる手間暇を掛けた
工芸品である。



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すごい人はいろんな分野に存在していて
素人目にもその凄さの一端を感じられる。

詳細がわかればわかるほど、
より凄さが際立つのであろうけれど。


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実物、模型、写真、動画映像などを通じて
その凄さが少しでも伝わるように
工夫されている展示なのであった。



「お手を触れないで下さい」という展示だけではなくて

「実際に手にとって、その組み合わせを体感して下さい」っていう
気前の良い(?)模型もあったのが
なお嬉しいことであった。


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この手の継ぎが、
いくつもいくつも置いてあったので
つい一所懸命に組み、バラシ、を繰り返してしまったではないか。



時節柄、
至る所にアルコール消毒用のボトルが置いてあるから
ちゃんと気にして対処していれば
特に問題は無いのではないかな。


本館にも、ぜひ行ってみたいものである。

新幹線駅の傍だから、
まあ、行きやすいかな?
(「温故知新の木組」おわり)
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2020年12月30日

室外機の防雪フード、あんなに向かい合わせで

なんか、狭い所に追いやられている、
エアコンの室外機。


雪が降るところだから、
防雪フードも取り付けられているんだけれど。



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2台の室外機が、
ずいぶんくっついちゃってるね。


防雪フードなんて、
2台あわせて三角屋根、って勢いだ。



メーカーの標準設置間隔を遥かに下回る
近接設置状態である。



どうしても、
どうしても、
仕方なかったんだろうね。



建物には、
いろんな「仕方なかった」が満載である。


そこにあったドラマを、物語を、
いろいろ想像してみるのも面白いものだ。


とっても人間くさくって、
愛らしいものだ。
(「室外機の防雪フード、あんなに向かい合わせで」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月29日

接地極埋設標やら

建物外周には、
いろんな「せつび」がコッソリとついている。



たとえば、隅っこにこんな感じで。


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地面にある青い蓋は、
水道メーターの蓋。


建物腰壁部分には、
防水コンセントと並んで、
避雷設備の接地極埋設標が貼られている。



もちょっと、近寄ってみる。


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いろんな文字やら日付やらデータが表示されているんだけれど、
古くなってくると薄れたり錆びたりして読めなくなっているものも
散見されるようになる。



普段はまず見ることはないし、
古くなってきたころに見たくなるものでもあるから
なかなか難しいところもあるんだけれど、


ごくたまにでいいので、
状態を確認してみてほしいんだなぁ。
(「接地極埋設標やら」おわり)
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2020年12月28日

隅付のルーフドレン金物

陸屋根の雨水を排出するために設けられる
ルーフドレン金物。


屋根の平らな面に取り付けるタイプのものだけではなくて
パラペット立ち上げの隅角部に取り付けるタイプのものも
存在している。


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たとえば、こんなやつ。



この屋根では、
雨水がスムーズに金物まで流れていくように、
排水溝のようなものが形成されていた。



建物の基本性能として、

「雨漏りがしない」

というのは、とても大切なものの一つである。



屋根の防水とともに、
ルーフドレン金物もまた、大切な機能を担っているのである。

全く人の目が届かないところではあるけれど。



生物体内の組織・器官もそうだけれど、
得てして「見えないところ」こそ
じつのところ大切だったりするのである。


もちろん、「見た目」も大事ではあるんだけれど、
生存に関わる危機的な不具合っていうのは
「見えないところ」にこそ生じてしまい、
見えないが故に、致命的状態に陥るまで
気づかれなかったりするのである。
(「隅付のルーフドレン金物」おわり)
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2020年12月27日

煙突をどこに建てるか

最近は、非燃焼系の熱源も多くなってきているけれど
それでもやっぱり燃焼系熱源も少なくはない。


そうすると、燃焼したあとの排気をどこに出すのか、
それが重要な論点の一つになる。



端的に言えば、

「煙突をどこに建てるか」

ということになる。



あんまり目立たせたくない、というデザイン上の要請があったり、
いっそ、煙突自体をデザインに取り込んでしまえ、という解法があったり、

時として、設備設計が関与し始めるまで
そもそも煙突の存在自体が失念されていたり、

まあいろんな経緯を経て、
それでも必要なものは必要なわけで
どこかに落ち着いてくるのである。



たとえば、こんなふうに。


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燃焼機器を屋上に持っていけば、
こういうモノは不要になるし。

熱源を非燃焼系にすれば、
やっぱり不要になるし。


でも、燃焼系の良さってものもあって、
その建築全体において、何を是とし、何を犠牲・妥協するか、
そういう総合的プロデュースがあることが
望ましいと言えよう。



世の中にたくさんある、
煙突を背負っている建物。



その煙突が、そこに存在するに至るドラマは
建物の数だけ、あるはずなのだ。



「えええ? そんなモノが、そこについちゃうの?」


たまぁに、現場も佳境に入ってきた頃に
そんな驚愕を持って施工図を見つめる人が、
存在することもあったり、ね。
(「煙突をどこに建てるか」おわり)
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2020年12月26日

クリリンじゃなくてリツリン

香川県高松市にある、栗林公園。


りつりん公園である。クリリンじゃない。



都市中心部近くに位置する広大な公園は、
江戸時代に造られたという。


「特別名勝」となっている。


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各所に池を配し、展望用の山や建物を配置した
大層豪華な公園なのである。



背後にある紫雲山を取り込んだ
まことに風光明媚な場所である。


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ザ・日本庭園。



池の中に配した中島に植えられた木も
とことん手入れされている。


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これを維持するのに、
一体どれだけのマンパワーが投入されているのか、
そう感嘆せざるを得ない、そんな庭園。



各所にかかる太鼓橋や
優雅に泳ぐ大きな色とりどりの鯉たち。


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樹木の枝ぶりも、
創建時から数百年を経て当初とは異なっているにせよ
現代に受け継がれている。



建築物も保存されていて
見事である。


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いかにも温暖地の造り、ではある。


栗林公園自体に入園料がかかるが、
この建物は別料金だ。


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正確には、ここは茶房。
一服すれば、中も見学できる。



掬月亭 と書かれている。


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が、残念ながら、読めない。


いや、ここだけではない。
園内のいろいろな看板の文字が、
とにかく読めない。

常用の漢字じゃあない。

よって、漢字の下に記されているローマ字を見て
きくげつてい という名であることを知る。

命名されたのが、築後百年って……。

なかなかの、歴史的建造物である。



四国は高松。

日本の中では温暖地の一つではあるのだが、
更に暖かい地方の植物も配されている。


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松などと並んで、南国な樹木ではないか?



近寄ってみると、よく分かる。


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琉球産のソテツなんだとか。


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これまた、読めない。

ほびう ということらしい。



園内、大層広い。


広場も有している。


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の〜んびり過ごすに適している。

まあ、天候・気候によるだろうが。



池の各所には、蓮も多数。


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こんなに茂っている場所も。


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この樹木は、だいぶ御老体である。


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創建当時の樹木は、
どのくらい残っているのだろう。



赤い岩が露出した壁。


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酸化鉄を多く含むのだろうか。



そして、滝。


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かろうじて、おけどい滝と読める、かな。


人工の滝なのだそうだ。

しかも、当初は家来に水を汲み上げさせて
流していたのだとか。

まあ、そういう時代だったんだろう。


もちろん現在は、ポンプで送っているはずだ。



池の端の石の上に、
なんとも精巧な石細工が置いてあるなぁと思ったら、
動き出した。


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ホンモノだったのかよ。

単に甲羅干ししてたんだね。



うどん県であるからして、
園内にも当然にしてうどん屋がある。


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まだ開いてなかったけど。



建物の感じを意識しているのかいないのか、
自販機とか室外機とか
結構無造作に置いてるように見えた。


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裏手にいろいろ並んでいるのは、
まあ、当然なのかもしれない。

こんなところを覗いてみて撮ろうなんて奴は
そんなにいないだろうから。


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くりりん、じゃなくて、りつりん公園


いろんな季節に行ってみたい、
そんな処だ。


ゆったりと時間をとって、
じっくりと堪能したいものである。

入園料は、大人410円。

この公園でこの料金は、
非常にオトクである。


うどん県ではあるけれど、
うどんを食するだけではなくて、
こういう場所を見てみるのもまた
乙なんじゃなかろうか。
(「クリリンじゃなくてリツリン」おわり)
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2020年12月25日

千駄ヶ谷のマンホール蓋

千駄ヶ谷と言えば?

オリンピック……のはずだったのかもしれないけれど
一応延期ということになっている。

今後のことは、まだわからない。



けれども、もう、昔から
千駄ヶ谷と言えば、やっぱり「将棋」なのであろう。


将棋会館があって、
日夜対局が行われている地だから。



藤井二冠のデビュー以来の大活躍によって
直前のスマホ騒動が一気に収束して
もうダメかも……と悲観的になりかねなかった将棋界が
起死回生の盛り上がりを経験することになった、という。



それに伴って、
将棋をテーマにしたマンガ、小説、アニメ、映画が
多く作られるようになった。


もっとも、藤井二冠が、それらの設定を軽々と超えてしまって
作者が狼狽えているらしいのだが。

野球で言えば、二刀流の大谷翔平であろうか。



さて、その千駄ヶ谷には、
将棋マンガ「3月のライオン」にちなんだマンホール蓋が設置されている。



商店街に沿って並んでいるので、
ぶらっと立ち寄りついでに見てみてはいかがであろうか。



主人公は、桐山零。


20122501桐山零.JPG


高校生でプロ棋士、である。



彼と共に物語を紡いでいく、
川本三姉妹が続く。

「せつび」業界で川本といえば ポンプ だけれども。



長女、

20122502川本あかり.JPG



次女、

20122503川本ひなた1.JPG


主人公と次女と三女は
2枚ずつ設置されている。

20122504川本ひなた2.JPG



三女。

20122505川本モモ.JPG



零のライバル(?)の、二階堂晴信。

20122506二海堂晴信.JPG


病弱だけれども、それ故に
入院中の病床にあって将棋を覚えて……という役柄。


そういう棋士が、何名かいる。

亡くなった方も、いる。



そして、時々出てくる、ニャー。

の、王様。


20122507王さまニャー.JPG


東京都の普通のマンホール蓋もたくさんある。


水道消火栓の蓋も、ある。


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じつはこの界隈には
とても古いマンホール蓋も残されているらしいけれど。

ちょっと、そこは通らなかった。

行けば良かった……。



渋谷区のサイト に案内が載っている。



いろんな所で、デザインマンホールが増えている。


「下水道」のPRにもなるし、
これをきっかけに業界に興味を持つ人が少しでも増えれば……
そんな期待もあるのかもしれない。


うん。


インフラじゃないほうの「せつび」にも
そういうのがあったらいいんじゃないかなぁ!
(「千駄ヶ谷のマンホール蓋」おわり)
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2020年12月24日

BANDAIのクリスマス

Merry Christmas!

まだイブの日だけれども。



街中は、1ヶ月以上も前から
クリスマスのデコレーションにあふれている。


そして、この日が書き入れ時と思われる企業のビル横では
こんなふうになっていた。


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さすが、BANDAI。



今年は、どうかな。


コロナ禍の影響で、
サンタの出動が制限されてしまって
イマイチなのかな。


それとも、どこかに出かけないでおウチで過ごす家庭が多くなって
いつにも増して、好調なのかな?



昨年の今頃は、
世界中がこんな風になるなんて
誰にもわからなかった。

思いもよらなかった。


もう、この年末年始、
そして年があけてから、
一体どんなふうに状況が変化していくのか
見当もつかない。


経済社会情勢が、まったく見通せない。



医療関係者は、厳しい戦いに臨んでいることだろう。


観光・飲食に関わる人たちは、
経済的に厳しいなんてもんじゃない苦境にあるのではなかろうか。


全世界的に人とモノの流れが滞っていることによって、
あらゆる領域に影響が及んでいることだろう。


ワタクシの業界も、今後どうなるか、さっぱりワカラン。



それでも、生きている限りは
生きていくのである。
(「BANDAIのクリスマス」おわり)
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2020年12月23日

せっせと働く、ろ過機

プールとか、大浴場とか、
たくさんの水や湯があって、
たくさんの人達が利用する水場には

「ろ過機」が設置されている。


人知れず。



利用者の知らない、どこかの機械室に
それは置かれている。


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こんな感じで。



「ろ材」の入った容器と、
それにつながる配管、
循環させるポンプ、

ポンプに絡まるとトラブルの元になる髪の毛を取り除く
ヘアーキャッチャー、

ろ材の「逆洗」など、適切な運転が出来るように
設けられている自動弁と、
諸々を制御する制御盤。



一体化したユニットとして形成されていて
必要な機能がコンパクトにまとまっている
スグレモノなのである。



消毒のための薬剤を注入するポンプと薬液槽も
近くに置かれていることが多い。


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これも、自動注入されるようになっている。


いちいち人手で濃度管理するのは大変だし。



もしももしも、
仕事とか何かで
温浴施設などの機械室に入るような機会があったら、
ぜひぜひ探してみて欲しい。


きっと、あなたを魅了することであろう。



温水プールや浴槽は、
時間の経過とともに冷めてしまうから
それを加温するための熱交換器なんかも
近所に置いてあるかもしれない。


ね?


そんなつながりをたどっていくと
ちょっとした工芸作品を見ているような気分に
なってくるんじゃないかな。
(「せっせと働く、ろ過機」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月22日

モノレールって、いいな

「せつび」は好きなのである。

が、それ以外にもいろいろと興味はある。

メカ系も、結構好きだ。



だから、移動時に代替ルートがあるならば、
もちろん、相応の時間が確保できるならば、
なるべくいろんな交通手段を利用しようと
試みるのである。


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このぐにゃぐにゃ曲がっているのは、
モノレールの軌道だ。

線路じゃ、ない。



ポイント切り替えも、
とっても独特だ。



これに跨って、
車両が走る。


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懸垂式のやつもあるけれど、
ここのやつは跨座型だ。



車止めも、鉄路とは異なる。


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ついでに上を見上げると、
建屋としてはフツーだ。


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当たり前だ。


雨水管などが、鉄骨スリーブを通って
縦横に走る。


当初の想定より
配管本数が増えてしまったのかな?

そんなふうにも、見える。
(「モノレールって、いいな」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 交通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月21日

FF式の壁ヒーター?

外壁側に、
見慣れないモノを見かけたのだ。



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「見慣れている」という方は、
実際に採用した方か、
採用された建物を利用している方か。



長年設備に関わっている人でも、
「見たこと無い」って言う人も
少なくないんじゃないだろうか?



屋外には、給排気トップがついていた。


これ、FF式なのだ。



横の方に貼ってあったのは、


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「熱源内蔵型真空暖房機」を名乗っている。



ほぉ。


珍しいもんを見た。
(「FF式の壁ヒーター?」おわり)
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2020年12月20日

盤バラバラ盤

なにか、作業(工事)をしている脇を
通りかかることもある。



すると、撤去材などが、目に留まる。



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品目ごとに分別されて、
仮置されている。



ああ、盤。


お役目を、終えたんだね。


ひっそりと、この地を去るわけだ。


時代劇風のバックミュージックが
心の中に、かかるであろう。


盤バラバラ盤バラバラ盤、ば、盤。



……すいません。
(「盤バラバラ盤」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月19日

伊丹空港のトイレがきれいだった

人が少なくて空いているから、
いろんな所で参考資料が撮影しやすい。



伊丹空港のトイレが、新しくなっていた。



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なかなか、しゃれた内装、だと思う。

ワタクシにはあんまり(いや、全然)デザインセンスが無いから
自分じゃこういう発想は出てこないんだけれど。
(ま、設備屋だし)


床タイルも、敢えてナナメになっていて。



洗面廻り。


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コロナの事が出てきてから、
温風乾燥機はことごとく使用停止になっているようだ。


今後は、こういう配置は無くなっていくのか。

それとも事態が収まれば、復活するのか。

先行きは、まだ予測できない。



小便器廻り。


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白、黄緑、赤。


仕切り板が上まであるからか、
小便器上部の吸込口も
たくさん設けられている。



ストール小便器は、頻繁にデザインが変わる。


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したがって、その形によって
いつ頃取り付けられたものかどうかが
わかってしまう。


傘掛けが、やっぱり有ると何かと良さそう。



大便器ブース内。


20121905.JPG


とにかく、人が居ないから
あまり気にせずに撮れる。


人が居たら、基本的に撮らない(撮れない)から。


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隅には、物置用の台がしつらえてある。



製品として買うよりも、
安くできるかな。

巾木の高さが、周囲と違うけれども。



トイレには、時代の流行りがすごく出る。

日本の文化の中に、
「トイレデザイン」がしっかりと定着しているようだ。


ちょっと前の流行りのトイレだと
古臭く感じられてしまうのが、ちょっと困るところ。
(「伊丹空港のトイレがきれいだった」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月18日

ペリカウンターの中身だ

ビルなんかの窓側外壁沿いに
「ペリカウンター」が設けられているところも多い。

外皮をペリメーターを称するのであるが
そこにあるカウンター上のモノなので、
「ペリカウンター」なのだ。



あそこは、書類などを置くための台、というわけではない。

洗面器や小便器のライニングが荷物置き場ではないのと同様に。



ここは、設備のためのスペースなのである。



だから、開ける必要が出てくるのだ。


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中におわしますは、ファンコイルユニットでござい。



冷温水管がつながっている本体と、
カウンター上部に設けられた吹出口とをつなく
グラスウールダクトが見える。


吸込みは、下部のグレーチングから。


後からフリーアクセスフロアにした関係上、
こういう収まりになったようである。



ペリカウンター内は、配管スペースも兼ねていて
横引きの冷温水管が伸びている。


このファンコイルユニット(FCU)だけではなくて、
窓に沿って何台も設置されているから。


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冷温水管の往き管と還り管、
ドレン管、電源や制御ケーブル用の電線管が
通っている。



カウンターとの取り合いを撮ってみたけれど。


20121803.JPG


ピントがうまく合っていなかった……。



遊びで開けてるんじゃないんです。

れっきとした、仕事(調査)なんです。



ここを開けるための金属パネルは
たいていケンドン式になっているのだけれど
時々すんごく幅の長いやつがある。


そうすると、
外したはいいんだけれども
元通りはめようとすると撓んでしまって
なかなかうまく付けられない……なんてこともある。


機器本体と周辺の配管がある程度触れれば良いので、
あんまりにも幅広のパネルにはして欲しくない、
今日この頃。
(「ペリカウンターの中身だ」おわり)
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2020年12月17日

照明器具を外してみた

なんか、付きが悪かったり暗かったりちらついたりするので
照明器具を取外してみる。



でっかいカバーがかかっているやつを


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カバーを外して、


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電球を取り外す。


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「電球」と言っても、白熱灯ではなくて
電球型蛍光灯なのであった。


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もう1ヶ所。


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変わっったカバーがかかっているけれど、
これも外す。


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器具自体も、外してしまう。


20121707.JPG


あー。

古っるいタイプの接続だぁ。



引っ掛けシーリングに付け替えないと駄目だなぁ。



「無免許でやるなよ!」


そういうお叱りが来ると困る?



それは、大丈夫なんです。

第2種と認定従事者は取りましたんで、
とりあえず法的には問題ないかと。

工具もあるし(受験のために揃えたから)。



一応、「せつび」の業界にいるもんで
関連資格があったら便利かなって。



モチの「絵」を描く商売なもので、
実技は、まあ、あんまり得意なわけはないのだけれど。
(「照明器具を外してみた」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月16日

真狩にも名水は湧く

京極町(きょうごくちょう)に接する、真狩村(まっかりむら)。

ここにも、名水は湧いている。


京極町は公営の公園内にあるのだが、
真狩村のほうは私有地にある。


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私有地なのだが、自由に車で乗り付けて、
たくさんの水を汲んでいくことができる環境にある。

ペットボトル1本いくら、というような
料金がかかることもない。



そのため、「水汲み」が主目的の人たちは
京極よりもこちらに訪れるようだ。


水源はどちらも、羊蹄山の伏流水だし。

(若干違いがあるのかどうか……知らない)



次から次へと、
ひっきりなしに車がやってきては
汲んでいく、そんな感じ。


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ちゃんと手前まで配管(塩ビ管)が引っ張ってあって
汲みやすいようにしてあるのだ。



タダで汲めるけれど、
それじゃ申し訳ないので、
この脇に建つ「湧水の里」名水とうふの店にも、寄る。


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多種多様な豆腐や、おからドーナツ、
プリンその他、いろいろな製品を製造販売している。

ある程度、何かしら買っていかないと
気がすまないような。


そして、実際に美味。



この時は、少〜し冠雪したくらいの状況であった。


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湧水の里は村の市街地から少し離れているが、
市街地近くにある道の駅からは
羊蹄山がよく見える。

間近に見える。


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支笏洞爺国立公園の一部である。



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京極町のマンホール蓋 も、羊蹄山なくしては語れないが、
真狩村も同様である。


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じゃがいもと、ゆりと、アスパラ。
特産品が並ぶデザイン。


土地の特長がよく分かるデザインが
どっちかというと好みである。

いろんなキャラクターのやつも
決して悪くはないんだけれど。
(「真狩にも名水は湧く」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月15日

京極には名水が湧く

富士の麓にある、京極町をご存知だろうか。

富士は富士でも、蝦夷富士なのであるが。



蝦夷富士は、本来の名を「羊蹄山」と称する。



この山からの伏流水が、
豊かな名水となって麓に迸り出ている、
そんな町が、京極町なのだ。



名水が湧き出す「ふきだし公園」が整備されていて、
道の駅も建つ。



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大きく「名水プラザ」と書いてあるのだが、
道の駅としての名は違うようだ。


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湧水口と、
そこから流れた水を湛える池があって
乗用車のみならず大型バスも停められる
一大公園を形成している。



駐車場から、
羊蹄山が顔を出しているのが見える。


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この山、全体像を見せている時もあるが
得てして上半身を雲に隠すことも多いようだ。



野外ステージなどもあって、
近くには温泉施設もあって、
爽やかな場所である。


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ただし、良い気候の頃に限られよう。



道の駅には、
エアコンもついているけれど
灯油暖房が基本線のようだ。


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灯油タンクが、林立(といっても3基だが)
している。


建物の床の上がり具合に比して、
タンクの脚はそんなに高くない。

だから、オイルサーバーか何かで
揚油してやっているに違いない。



吊橋を渡って、湧水口へ行くことができる。


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吊橋ゆえ、当然のことながら、
結構揺れるのである。


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湧き出した名水をためる公園は
なんとも美しからんや!


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湧水口には、
水を汲みやすいように
木の樋などが設けられている。


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連日、国内外から多くの団体・個人客が
押し寄せてきていたようであるが……。


春以降は閑散としているようだ。


こうして、人の居ない状態を撮影できてしまうくらい。



吊橋を渡らないルートの道もあって、
釣り堀なども造られている。


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のどかだ。が、観光・物販・飲食などに関わる方々にとっては
相当に厳しいご時世となってしまった。



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GO TO も、
流石に中断となるようで。


ますます、厳しい冬を迎える。



世界各地で、
ほんとうに先が見えない、昨今。


物事を、人生を、世の中を、
立ち止まって熟考する時となっているのかもしれない。



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それでも、
自然の営みは、連綿と続く。


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ある程度の揺らぎを見せながら、
風は吹き、水は流れ、
人類以外の生物たちは
しばしの静謐を楽しんでいるのかもしれない。



山もそこにあって
悠久の大地を、ただ見下ろしている。


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「富士」というには、低いって?


標高が1898mだというから、
本家の半分くらいかな。




当地のマンホール蓋は、
もちろんこの山無くしては
存在し得ないのである。


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(「京極には名水が湧く」おわり)
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2020年12月14日

ららぽーとexpocityとマンホール蓋

モノレールを降りると、
大観覧車が目を引く、そんな場所。


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モノレールも間近で見られるし、
なかなか楽しそうなところ。


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遊びに行くにも、良さそうなところ。


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ちょいと交通の時間調整と、昼食を兼ねて寄っただけなのだけれど。



ららぽーとexpocityの前に、
何やら。


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おお、戦ってるよ。


実物大じゃないけど、
結構迫力あるよね。



重力下でも、無重力下でも、
同様に扱えるって、
とにかく凄いメカである。

まあ、実在したらばの話であるが。



脇から、観覧車を見上げてみる。


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そんなに人出が多くはないけれど
少なくもない、そんなひととき。


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「メカ」としては、どうなんだろうか。

この関節など、どうなんだろうか。


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機械工学の方であれば、
何らかのご見解もあることだろう。



なんか、よくわからん白い壁。


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NIFREL って、何?

左側のって、ゾウかなにか?


と思ったら、どうやら水族館らしい。



ううん、わかりにくい。

ナントカ水族館 って名前じゃ、
ダメだったんかな。


そのほうが、わかりやすいのに。


せめて、海遊館 くらいの名前なら、
水族館っぽいのに。



服屋とかレストランとか雑貨店とか。
とっても凝った名前にしているのだけれど
さて、何の店なのかわからん、っていうところも多い。


オシャレなフランス語の店名じゃ、
覚えることもなかなかできない。


ま、オーナーがそれでイイッていうんだから、
知ったこっちゃないんだろうけど。




水族館を見に来たわけじゃないし、
単に時間調整で寄っただけだし、
マンホールでも眺めて次へ行くことにしようか。


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EXPOマークの、汚水桝蓋。


地の模様は、「エキスポ」の「エ」だったりする?
そんなのは狙ってない?



岡本太郎! の蓋。


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これも希少なものだ!



下水は万博だけれど、
水道は単に「吹田市」のようで。


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じゃあ、電気系は? というと


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万博だった。

背景の地は「エ」じゃなくて「コ」だけれど。



ここにこんな蓋たちが居るとは、
期待してなかったけど、嬉しいなっ。
(「ららぽーとexpocityとマンホール蓋」おわり)
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2020年12月13日

現物は現物なりに、復元は復元なりに

「ホンモノ」は、良い。

現物がそこにあるのは、心も踊る。


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この石垣、補修されているとは言え、
やっぱり良いではないか!



これが出来てから、一体何百年を経たか。


時を経て、今なお存在することに
感嘆するのである。


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一方で。

かつてのモノ、実物とは異なるけれども
「復元」「再築」などを経て、
今その姿を現すものも、ある。



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鉄筋コンクリート造で、エレベーターまでついているから
「現物」には程遠い。


それでもまあ、これが建てられてからそれなりの年月を経ているし
往時のホンモノとは異なるにしても、
それらしい意匠と威厳とを放っている、と言えなくもない。


これはこれで、
唾棄すべきものとは思われない。


やっぱり、ステキなのである。


学術的には、いろいろと齟齬もあろう。

歴史に精通している方にとっては、
非常に物足りないものであるかもしれない。



しかり、これはこれで、
実際に各地より訪れる人々が多く居るということからして
やはり魅力的な存在なのである。



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元々のものから、様々に手を加えて、
特に設備系はもうそっくり入れ替えたような状態で、
それでも「現物」の良さは(100%ではないにしても)残っているわけで。


現行法規、耐震、防災、バリアフリー、その他多くの制約をクリアしながら
現代に遺してきたその事実がまた、尊いのである。



最新の建物は、いろんな流行り廃りに左右されつつも
やっぱり魅力を持つものであるし、
朽ちかけの廃墟を専門に回るマニアだっているし、
世の中の様々な事象には、
とにかく魅力が詰まっている。


そんなこんなを、垣間見つつ、
仕事に、学業に、励むのも良かろう!



あ、なんか報道らしきカメラが回ってる。


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府内で、なんかの事件なり不祥事なりあったんだろうか。


ニュースの背景に、役場庁舎や警察庁舎が写っているのは
とってもよくある構図。



でも、そんな安易に流されないで、
もちょっとちゃんとした「画」を撮ったらいいと思うんだけれど。

面白くないじゃん?



現物でも、復元でも、それぞれが特長を持っていて、
魅力を放っているからこそ、画になるんだ。


没個性の、ありきたりの、決まりごとのような「画」なんて
望まれちゃいないんだと思うよ。


いや、他の人のことはわからんのだけれど、
少なくともワタクシは、望んじゃいないのだ。



それにしても、「報道」って、
もっとどうにかならんものか……。

(「現物は現物なりに、復元は復元なりに」おわり)
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2020年12月12日

小便器を取った跡

古い床置きの小便器を取り去った跡。


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床と壁に、くっきりと跡が残っている。



この床の下はこうなっていて、


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トラップの無い小便器の下部に
配管でトラップを構築してある様子がわかる。



改修工事を見る機会があったら、
こういう部分もぜひ目に留めてみてほしいな、と。
(「小便器を取った跡」おわり)
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