市制を施行しているけれども、
市の人口は、1万人に満たない。
昭和35年のピークには6万人弱であった人口は、
炭鉱の閉山に伴って減少の一途を辿る。
……かつての産炭地には、このような自治体が多いのである。
その赤平市にも、独自のマンホール蓋がついているのである。
中央に、 市章 をあしらってある蓋である。
もう少し新しいデザインの蓋も、
見かけた。
菊は、市の花 である。
市の木、市の鳥については
この蓋に載らなかったようだ。
AKABIRAの「A」をデザイン化したものであろうが、
ある意味「ありがち」なものでもあって。
業界の人間としては、朝日工業社 に見えてならない。
この蓋には、まちのスローガン的に
「虹の映えるまち 赤平」
と書かれている。
現在の市のWEBページには
「ひと・自然・産業が輝く協働と共創のまち赤平」
とある。
まちのあり方は、
時代とともに変化していくものだ。
(「赤平市のマンホール蓋」おわり)