2020年11月06日

丸亀城は400年

丸亀シリーズが続いて申し訳ない。

なんか、面白かったもので。



丸亀城跡の一番高い場所に
天守が残されている。


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その威容! と言うには、かなりこじんまりしているのである。



3層。


松本城や姫路城のような大きなものばかりが天守ではないのだ。



入り口のある面は……。


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とっても、控え目でしょ?



12しか残されていない現存木造天守の中で
一番小さなものだということだ。


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当初丸亀城として築かれたのは、江戸時代になる直前。

それから400年以上が経過している。

もっとも、現存の天守は江戸初期に山崎氏により建築されたもので、
それからだと370年余になるだろうか。



城主となった、生駒家、山崎家、京極家の家系図。


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まあそれぞれ、遠い遠い親戚にあたる関係であったようだ。



小さいだけに、中はすぐ見尽くすことができるのだが
やっぱり細かいところも見てみたいじゃない?


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火打ち梁ももちろんだけど、
消火器とか消火器ボックスとか。


窓にガラスが嵌めてあるぞとか。



折角だから、架構も見るけれど。


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ボルト・ナットじゃなくって、
釘と鎹(かすがい)。



階段は、急だ。


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階段とはしごの中間みたいなモノ。


手すりや補強金物は、
後付けだと思われる。


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ノンスリップまでつけてあるし。

元のままじゃ、現代人には危険過ぎる。



木造3階建て。

文化財だけれど、やっぱり火災報知器は必要だよね。


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屋内消火栓だって。


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消火栓箱も、配管も、
木の色に近づけた塗装を施してある。

もちろん、電線管やボックスも、だ。

白い壁が背景だから、目立つっちゃ目立つけど、
っていうか、存在を認知されないのはまずいから
壁と同色にしてしまうわけにはいかなかったんだと思うけれど、
まあ、いい感じじゃないかな。



最上階(3階!)からは、城下を見渡すことができる。


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かつては、いろいろ建っていたんだろう。

石垣だけが、残されている。



丸亀の市街地が、視界に連なる。


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瀬戸内海に面した港に林立するクレーンと


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遠く、瀬戸大橋も見渡すことが出来る。


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四国山地の山々は、
なんか、他地方のそれと形が違うような気がする。


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コニーデ火山のような、
スラッとした形じゃないのだ。

なんか、もこもこした感じ?



『讃岐富士』とも呼ばれる飯野山も、
平地がボコッと盛り上がったような
そんな形状。


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市街地や瀬戸内の長大橋はともかく、
これらの山々はきっと、最初の築城から400年間、
同じように四季折々の表情を
各時代の人々に見せてきたのであろう。



400年、かぁ。


そのくらい生きてたら、
それでもやっぱり「人生って案外短いもんだ」なんて
感じるものなのかなぁ。


なげ〜、ヒマ〜、退屈ゥ〜

って、なるのかな。

ならないような気がするなぁ。
(「丸亀城は400年」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする