山手線で最新の駅である、
高輪ゲートウェイ駅。
新型コロナウイルスの猛威により、
開業記念イベントが見送られてしまった駅。
隈研吾氏がデザインアーキテクトとして関わったという。
「設計」自体は、株式会社JR東日本建築設計 による。
その駅からペデストリアンデッキで繋がるはずの、駅前は
とても殺風景であった。
道路に沿って、全面が仮囲いで囲われていた。
白い鉄板に沿って黙々と歩く、
大勢の通勤者たち。
本来の予定であれば、
2020年東京オリンピックに合わせて
さまざまな施設・イベントが展開され、
世界中にインパクトを与えよう……という目論見だったのだろうが
コロナ・インパクトには勝てなかった。
平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴い、
2020年に引き続き、2021年の祝日移動も 正式に決定された けれど
まだ先行きが見通せない中、果たしてオリンピックは開催されるのかどうか。
高輪ゲートウェイ駅前は、
殺風景じゃなくなるのかどうか。
街区全体を覆い尽くす仮囲いは無くなるのかどうか。
(「高輪ゲートウェイ駅前は囲われていた」おわり)