2020年11月30日

高輪ゲートウェイ駅前は囲われていた

所用で訪れた、駅前。


山手線で最新の駅である、
高輪ゲートウェイ駅



新型コロナウイルスの猛威により、
開業記念イベントが見送られてしまった駅。



隈研吾氏がデザインアーキテクトとして関わったという。



「設計」自体は、株式会社JR東日本建築設計 による。



その駅からペデストリアンデッキで繋がるはずの、駅前は
とても殺風景であった。


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道路に沿って、全面が仮囲いで囲われていた。



白い鉄板に沿って黙々と歩く、
大勢の通勤者たち。



本来の予定であれば、
2020年東京オリンピックに合わせて
さまざまな施設・イベントが展開され、
世界中にインパクトを与えよう……という目論見だったのだろうが
コロナ・インパクトには勝てなかった。



平成三十二年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法等の一部を改正する法律の施行に伴い、
2020年に引き続き、2021年の祝日移動も 正式に決定された けれど
まだ先行きが見通せない中、果たしてオリンピックは開催されるのかどうか。


高輪ゲートウェイ駅前は、
殺風景じゃなくなるのかどうか。

街区全体を覆い尽くす仮囲いは無くなるのかどうか。
(「高輪ゲートウェイ駅前は囲われていた」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月29日

さぬきこどもの国は大人だって楽しめるんだぞ

高松空港に隣接した敷地に、
さぬきこどもの国 がある。

「香川県唯一の大型児童館」を謳っている。



屋外でとりわけ目を引くのは、
YS-11の実機。


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やっぱり、実物はいいね、実物は!

平成9年に退役した機体だということだ。



国産旅客機! ということだったけれど、
コストでは全然話にならないくらい
ボーイングその他には太刀打ちできなかったようだ。

三菱ジェットもどうやら失敗に終わったようだけれど、
現在の日本国には航空機製造の技術(コスト管理も含めて)が
無いようである。

関係各位は、ほんとうにご苦労なさったこととは思うけれど……。



とにかく、実機を間近に見られるのは
とってもとってもありがたい。


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フェンス越しでも十分堪能できるのだけれど
なんと、柵の中にまで入って見られる期間もあるようだ。


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それは凄い!



YS-11前から跨道橋を渡ると
もう一つの屋外展示と、遊具、わくわく児童館が見えてくる。


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ことでん の車両が、係留されてる。


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ひこうきとでんしゃ



少年が(そして、元少年も)大好きなネタである。


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車内にもフツーに入れて。


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中吊り広告は、
運航当時に掲出されていたものではなくて
この展示内の広告だよね?



脇には、
なんかの施設。


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排水処理場か何か?



児童館の中も、
ちらっと見た。


何と言っても、


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ANAさん、太っ腹!?



ちょっと古いタイプだけれど、
ジェットエンジンの実物って
それだけで迫力がある。


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ロールスロイス社製であった。



館内には、いろんな「せつび」があって。


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飲食店用のスポットクーラーとか。



カラフルに色付けされた、
各系統のダクト類。


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系統別の色分けなのか、
単純に見た目を追求したか。


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スプリンクラの集熱板が目立つ。



児童館、科学館の類って
ダクト彩度が高めである気がする。


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児童館だけあって、
少年少女が(「元」も含めて?)興味を持っていそうな
さまざまなアイテムが散りばめられている。


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その視界に、
ダクト類は果たして入るのや否や。



でも、こういう施設で見かけたことをきっかけに
「せつび」が楽しいと思える子たちが
いくばくかでも出てきたらいいなぁと
妄想するのである。


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「あれ、なぁに?」

訊かれて、答えてくれる大人が
身近にいるのかどうか、
心許ないけれど。
(「さぬきこどもの国は大人だって楽しめるんだぞ」おわり)
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2020年11月28日

ベアマウンテンは熊サファリ

狩勝峠の十勝寄りに
サホロリゾート がある。


その敷地内に、
一風変わった動物園(?)が存在している。

そこに居るのは、ヒグマ。


その名も、『ベア・マウンテン』。



敷地周囲を作で囲まれてはいるが、
熊たちは檻の中に居るのではなく、
自由に歩き回る。


サファリパーク状態の、施設である。



檻の中に入るのは、人間。

これに乗って、敷地内を巡ることができる。


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車輪保護の鉄板が
付加されている。


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このバスの発着場は、
冬にはスキー場となる。

だから、リフトが建っている。


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園内、遊歩道を歩いて行くこともできるけれど
追加料金はかかるがバスに乗ったほうが
より楽しめる。



赤いバスコースのほうが、
圧倒的に広い範囲を移動し見ることができるから。


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バスはどうやって園内に入るかって?


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こういうゲートを通っていく。

離れた場所から見ると、
こういうふうになっていて。


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手前のゲートを開き、バスが入って
手前のゲートを閉じる。

熊が入っていないことを確認してから、
奥のゲートが開いて、バスが出る。


もしも熊が一緒に入ってきたら……?

そういう事に対処できる
レンジャー要員が居るらしい。



バスで巡ると、
ところどころでクマたちに遭遇する。


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あっちも慣れたもので、
バスが傍らを通っても動じない。

気にもかけない。



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園内の池に撒かれた餌を
夢中になって食べている。


クマの餌は、
カラスも狙っている。


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更に、バスを降りてクマを間近に見られる。


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ガラス張りの観察施設『ベアポイント』である。


ガラスの内側が、人間。

外側が、クマ。

フツーの動物園とは、逆。



中に入ると、
こういう感じでヤツらがやってくる。


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っていうか、やってくるように
人間が来るのを見計らって、
スタッフが屋上から餌を撒いてくれるのだけれど。



このガラス、大丈夫、だよね?


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まあ、事故の報道は聞いたことがないからね。



ベアポイント内には、いろいろな展示もあって
なかなか興味深い。



『クマ用ペレット』


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そんなものを作っているところがあって、
そんなモノの需要があるんだっていうことも
説明を見るまで知らなかった。

世の中、知らんことが多いものだ。



冬の間の、
飼育係の大切な仕事なんだそうだ。


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寒そう……。



クマが敷地外に出ないように、
また、野生のクマが敷地内に入ってこないように、
周囲には電気柵が巡らされている。


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この施設にいるクマは、
オスだけ。



メスが居ると、
野生のクマたちが寄ってくるから
マズいんだって。



全周バスで回ってもいいけれど、
ベアポイント以降は遊歩道で歩いて帰ると
全景がわかって良い。


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バスは、緑太線の道を反時計回りで動く。

ベアポイント(観察施設)で降車して、
茶色の遊歩道を通って帰る。



遊歩道は高い位置にあるから
クマに襲われる心配は無い。


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車椅子での移動も大丈夫だ。



次のバスの動きに合わせて餌を撒いたり、
園内のクマたちの位置関係を把握して
適切に導くためのレンジャー隊が
車で移動しているのが見えた。


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遊歩道出入り口は
スロープになっている。


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車椅子対応なんだけれど、
距離(と落差)は結構あるから
登りは電動でないとなかなか大変かもしれない。


スロープは結構長いので、
飽きさせないように壁面にいろいろ描いてある。


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こんなんに襲われたら、
そりゃ怖いって。

勝てないって。



人間とクマとの遭遇による痛ましい事故が
時々報道される。

こうやって安全な施設で見ていると、
ただのかわいい生物に見えてくるけれど、
彼らは猛獣であって、人類とは相容れない部分も多い。


共存のためには、
いろいろな配慮・方策・知恵が必要なのである。



住宅街に出没したクマを撃ち殺した(駆除した)報道が出ると

「かわいそうに」

「麻酔銃で眠らせて森に返してあげればいいのに」

「なんて残酷なことをするんだ」

いろんな批判の電話が関係各所に殺到するらしい。


知識が無いのだから仕方がない面もあるけれど、
自分の感覚・感情だけで条件反射的に他人を批判するのも
どうかと思う。



いわゆるクマ行政のスペシャリストにも
お話を聞いたことがあるけれど、
物事そんなに単純じゃないのだ。

「さんすう」のように
明快な「こたえ」が無い課題は多いのだ。



麻酔銃に関しては、
ねんまつたろうさんの説明 が
すんごくわかりやすい。



まあ、そんなこともあるけれど、
とにかくクマに興味関心が有る方も無い方も、
一度行ってみてはどうだろうか。


きっと、新しい知見も得られるだろう。



ただし、2020年の営業は、
もう終了している。

冬期間、彼らは冬眠してしまうから。


それに、写真には写っていなけれど、
バスの走路ってすごく狭くて起伏に富んでいて
運転技術も称賛ものなのだ。

雪なんぞ被ったら、
たちまち立ち往生してしまうはず。



新型コロナが今後どうなるかわからないけれど
通常であれば、 5月始めからの営業 になる。


Webチケットや、パックのチケットだと
かなりお得になるので、
よく調べておくとよい。

特に、バス付き入場券がオススメだ!
(「ベアマウンテンは熊サファリ」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月27日

赤平市のマンホール蓋

北海道赤平市。


市制を施行しているけれども、
市の人口は、1万人に満たない。



昭和35年のピークには6万人弱であった人口は、
炭鉱の閉山に伴って減少の一途を辿る。


……かつての産炭地には、このような自治体が多いのである。



その赤平市にも、独自のマンホール蓋がついているのである。


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中央に、 市章 をあしらってある蓋である。



もう少し新しいデザインの蓋も、
見かけた。


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菊は、市の花 である。


市の木、市の鳥については
この蓋に載らなかったようだ。



AKABIRAの「A」をデザイン化したものであろうが、
ある意味「ありがち」なものでもあって。


業界の人間としては、朝日工業社 に見えてならない。



この蓋には、まちのスローガン的に
「虹の映えるまち 赤平」
と書かれている。


現在の市のWEBページには
「ひと・自然・産業が輝く協働と共創のまち赤平」
とある。



まちのあり方は、
時代とともに変化していくものだ。
(「赤平市のマンホール蓋」おわり)
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2020年11月26日

狩勝峠は石狩と十勝を結ぶ峠

狩勝峠(かりかちとうげ)という、峠。


旧石狩国と、旧十勝国とを結ぶ峠であることから、
「狩」と「勝」をくっつけた名称となっている。



峠の頂上は、標高644mということである。


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峠脇の展望スペースから、
十勝平野を見渡すことができる。


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晴天が広がってれば、
かなり遠くまで見通せるのではなかろうか。

この日は生憎であったけれども。


風も、めっぽう強かった。



峠の反対側を見る。


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こちら側は、山が連なる
北海道の中央部を臨む。


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北海道の東西を結ぶ峠がいくつかあるのだが、
かつてはこの狩勝峠が主要幹線・大動脈であった。


しかし、日高と十勝を結ぶ日勝峠(にっしょうとうげ)が出来て
更には、道東自動車道ができたことによって、
交通量はある程度分散することとなった。

いやむしろ、道東自動車道ルートが
一番の幹線として活躍するようになった。



しかし、いざ何かがあると
北海道東西の交通に支障を来す。



いくつかの代替路が確保されていないと
かなり厳しいことになる。



台風による大雨被害で
日勝峠や狩勝峠が寸断され
えりも方面も通行止めになった際には、
東西の往来が大幅に制限された由である。



古今東西、
『峠』の道は
とても重要なのである。
(「狩勝峠は石狩と十勝を結ぶ峠」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月25日

浅いピットで配管をつなぐのは大変だ

水回りの下には
どうしても配管用のスペースが必要だ。


大きな施設だと、
床下にいろいろなものが通るし、
のちのちの改修などでも必要になるから、
ある程度のピット空間が確保されている。



けれど、そんなに大きくない施設だと
建築費を抑える意味もあって、
ほんとうに必要最低限の空間しか
用意いただけないことも多い。


やっぱり、「先立つもの」は大事だから
致し方ないことなのだけれども。



そんな中、
配管屋さんには
いつもご苦労いただくことになる。


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このためだけに、
結構な追加費用を払って、
しっかりした深さのピットを用意するのも難しいから
仕方がない、ってわかっちゃいるんだけれど、

「ごめんなさい。
 ワタクシがピット築造をしっかり要求できなかったんです」

なんか、あやまらなくちゃならないような
そんな気持ちになったりする。


わかっちゃ、いるんだけれどね。

でもね、大変そうなんだよね。
(「浅いピットで配管をつなぐのは大変だ」おわり)
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2020年11月24日

箱根町のマンホール蓋

神奈川県箱根町


「箱根の山は天下の嶮〜♪」

だから、 町章も山 である。


ただの一般デザインの蓋もあるのだけれど、

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中央に町章が入っているものもある。


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地の紋様が異なるものも、あった。


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歩いていた範囲では、
デザインマンホール蓋は見かけなかった。



それより、水道系の蓋が目についた。


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仕切弁筐の蓋とか、



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空気弁桝の蓋とか。



箱根町の水道施設だけではなくて、
神奈川県営水道 のものも結構あって。


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県営だから、
蓋のデザインも 県の鳥、県の木、県の花 である。



おんなじデザインで、
消火栓の蓋もあった。


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町水道の消火栓の蓋は
町章以外は普通のデザイン。


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防火貯水槽の蓋も、
結構みかけたのである。


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山が多く、
まとまった水源を確保するのに難があるから
なのかな?



できたてホヤホヤっぽい、
新しい蓋も。

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なんか、
下水用マンホール蓋以外の蓋が
妙に目についた、
そんな箱根町。
(「箱根町のマンホール蓋」おわり)
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2020年11月23日

誰がために室外機は並ぶ

道路に室外機が並んでいる……わけじゃない。


標識が建っている位置からすると、
ちゃんと敷地内に収まっている……はずだ。


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何かの店舗のようで、
木のおしゃれな外装。


軒裏換気口と、2階の排気フードは白く、
エアコン冷媒管用のスリムダクトは外装色に合わせてある。



1階の排気用とおぼしきスパイラルダクトは、
そのまんま。



エアコンの室外機は、
色のバリエーションが無いから、
仕方がない。


無理やり着色してあるものも見かけるが、
メーカーが「保証できないよ」って言うから、
ちょっと躊躇うよね。



室外機は全部、
架台に乗せてある。


冬は、雪が積もるから、だね。
防雪フードも取り付けてあるし、ね。



誰がために並ぶか、って?


そりゃ、店舗ならお客さんのためと従業員のため。

物によっては、製品のため。


つまり、必要性があって、ついている。



もし、建物のデザインにとことんこだわりたいのであれば、

どこに置くか、
どんな並びで置くか、
どういう形式にするか、
隠すか、現しか、目立たせるか。

そんなこんな事も考えてあげないといけない。



「デザイン上、邪魔だから、つけない」


まあ、それも有りっちゃ有りだ。

その場合、
「誰がために」……それをも犠牲にするということにもなる。
その建築がオブジェじゃないのだったら
なかなか、選択しづらい。



あとは、徹底的にカネをかけて、
これらのものが決して表に出てこない
そういう設備システムを採用することだ。

カネをかけさえすれば、
大抵のことはできる。

物理法則に反しない限りに於いては。



意匠も、構造も、電気も、設備も、
すべて揃って全体が成り立っているんだな。

それらを、それなりに理解した上で
全体を構成するのが
プロジェクトリーダーたる建築士の仕事なのである。

すんごく、大変。


リーダー以外は、
自分の領域に専念できるから、
そういう意味では気が楽かな。
(「誰がために室外機は並ぶ」おわり)
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2020年11月22日

猫に受水槽

ふと、視線を感じたように思ったのよ。


ん……?



そしたら、
鎮座しておいででしたよ。


ヤツが。



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眠ってるように見えたのだけれど、
カメラを向けたから寝たフリ?



しかし、そこは寝心地が良いのかどうか。


木登りか配管登りでもしないと
到達できない感じの位置だし。



彼奴にとっては、
何の用途のどんな設備だろうが、
関係ねぇ。


ただ、そこで寝そべりたかった。


それだけが理由なのだ。



と、勝手に決めつける通行人。
(「猫に受水槽」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月21日

南富良野町のマンホール蓋〜蓋旅

南富良野町に以前訪れた際に、
小口径マンホール蓋を見つけた のであった。


普通サイズの蓋も見てみたかった……と書いたのだけれど
思いの外すぐに見る機会があった。


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以前見たものよりもサイズが大きいから、
デザインが詳細だ。

また、凹凸が逆である。

やっぱり小さいと細かい部分の表現が大変だから?



そして、手書きっぽい数字が入っているけれど、
蓋の通し番号でもふっているのだろうか、ね?



しか〜し。



この町には、カラーの蓋もあるらしい。


みたび、訪れる機会はアリやナシや?
(「南富良野町のマンホール蓋〜蓋旅」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月20日

エアコン・ダクト・換気扇

どう見ても飲食店のビル屋上に、
看板と並んでその存在を見せているのが、
エアコンの室外機だ。


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あんまり良く写ってないけど、
あのマークはダイキンさんかな。


そしてその隣は、
排気ダクトの先端であろう。


よぉく見ると、
看板の上隅角にもダクトが出ている。



調理などで、多量の排気が必要だから。


そのまま外壁に出してしまうと臭いを撒き散らしすぎて
いろいろとトラブルの元になるから、
屋上までダクトを通して、
上空に排気している。


まあ、煙突と同様だ。



最上階だから、かな。


中央下の欄間部分には
換気扇が取り付けてあって、
ここの局所排気をしているみたい。



こういうモノに目が行くと、
その後に、

「ああ、ホープ軒」

店の方に気がついたり。


ビョーキ、かな?
(「エアコン・ダクト・換気扇」おわり)
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2020年11月19日

フラッシュバルブが仕舞ってある

トイレを流すとき、
最近はセンサー式のやつが多いんだけれど、
とにかく公衆トイレでは
「フラッシュバルブ」ってやつが
多く使われている。


手(や足……は器具が壊れるから避けて欲しい)で
レバーをブシュっと動かして
流すやつである。

あれを、センサーでやるやつも、
最近は多い。

やっぱ、壊されたくないし。



その場合、フラッシュバルブ部分は、
どこかに仕舞ってあるわけで。



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たとえば、こんな感じで。



これは、
「ライニング」と呼ばれる、
配管などを通すスペース(決して、ペーパーロール置き場ではない)に
埋め込まれているパターン。



その他、壁埋め込みだったり、
壁の向こう側の機械スペースだったり、
まあいろいろだ。



もしもセンサー式のフラッシュバルブを見かけたら、
どこにあるのか探してみて欲しい。




でも、フラッシュバルブ、
勢いよく押し流す圧力が必要で、
一度にたくさんの水を使用するから、
給水設備としてはあんまり歓迎したくない代物でもある。


でもタンク溜まった水を流すタイプ(ロータンク)だと
一度流した後、水が溜まりきるまでに時間を要する。

トイレが混んでいて、
次々に使用者がやってくると、
水が十分溜まらないうちに洗浄動作があって
水量不足で洗浄不良になり、
便器が詰まってしまう。



だから、ある意味仕方なく、
フラッシュバルブにせざるを得ない。



でも最近、
「ロータンクの使用水量で、
 フラッシュバルブの洗浄力」
を期待できる、
フラッシュタンク」なるものが
商品として出てきている。


今後は、こういうタイプに置き換わっていくのかもしれない。

値は張るけれど、ね。
(「フラッシュバルブが仕舞ってある」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月18日

カラフルEVシャフト

吹き抜けホールに、
エレベーターシャフトやら、
連絡通路やら、
あるんやけど。



なんとも、カラフルぅ〜。



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お国柄、っていうん?



なんか、ええわぁ〜。



建物内、
みんな、カラフル。


20111802.JPG


窓の向こうには、
さんふらわあ が見える。



その土地土地の、
魅力ってもんだなぁ。
(「カラフルEVシャフト」おわり)
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2020年11月17日

エレベーターホールに、パンカールーバー

エレベーターホールの脇にさ、
目立つのよ。


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わかる?


右上にある、目玉みたいなやつ。



パンカールーバー っていう、
れっきとした吹出口なんだけれどね。



あんまり、こういう場所についているのを
見たことがなかったので。

まあ、ワタクシの経験が浅いだけ・見聞が狭いだけ
なんだけどさ。


面白いなぁ、って思って、撮っちゃった。



左側の壁にだって、
当然ついてるよ?


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吹出の向きが、右側のやつと違うよね。


自由に動かせるのが、キモなんだ。



だから、工場とか厨房とか、
スポット的に的を絞って送風したい場所に
使われることが多い気がするんだ。



でも、この建物では、
エレベーターホールの壁に、
とっても目立つ場所に、
使ってあったんだよね。



何となく、嬉しいような、
こそばゆいような、
そんな気がしない、かな?



それとも、この地方では、
これが標準なんかな?

知らんけど。
(「エレベーターホールに、パンカールーバー」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月16日

東京タワーに貼り付くものたち

昭和33年、その高さ333m。

以後、東京のシンボルとして屹立し続けている
東京タワー



その後、各都市になんとかタワーが建ち、
超高層ビルも超高層マンションも「タワー」を名乗り、
なんと「スカイツリー」なる『木』まで建てられたとしても、
やはり別格の風格を保ち続けている、
東京タワー


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いろんな時代の建造物がひしめく一角に
今なお存在感豊かに立っている。



建った頃 は、周囲に高層ビルもなく、
それはそれは威容を誇っていたことであろう。



どうにも雲行きが怪しく、
今にもポツポツ落ちてきそうな、
そんな昼下がり。


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別に、タワーに用事があったわけではないのだが、
近くのビルに行くついでがあったものだから、
せっかくなので下を通る。


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この、立派な足元。……の向こう、
外壁を這い回るダクトを見よ!



築60年以上を経過しているのだから、
「せつび」関係は、ほぼ完全に入れ替わっているはずだ。

部位によっては、2回以上更新されているのかもしれない。


もちろん、建物部分の内外装や、塗料、などにも
何度も手が入れられ、当時とは全く違うモノになっていることであろうが
「せつび」もまた同様なのである。



1つ1つの配管、ダクト、ケーブルには意味があって、
必要性があって、ついている。


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飾りでも、デザインでも、オブジェでもないのだ。

建物外装と同じ色に塗装することも少なくないが、
ここでは敢えて白または灰色に塗装されていた。
架台類も含めて。


何となく、その存在感をアピールしたかった担当者が
居たのかもしれない。




何度も何度も改修を繰り返されている施設は、
その全貌がイマイチよくわからなくなっているものも
多いんじゃないだろうか。


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そうした中で、
隅々まで詳しく知っている「生き字引」的な方が居て、
図面や資料として整理されて残されていないような情報を
持っておられたりする。


けれど、そういう方々は、年月の経過とともに高齢化し、
やがて舞台から去っていかざるを得ない。



その「知」が、継承されるかどうか?



もしも、短期間でのスクラップ&ビルドを想定しているのでなければ、
そういう『知』を、キチッと形として留め、
後世に継承していくことが求められよう。


求められるんだけれども……。


そもそも「設備技術者」が、
年々減ってない?


居る人達も、
高齢化してない?


当たり前だ。
人間は、必ず1年に1歳、
歳を取るのだから。


次々に、代替の人材を確保していかない限り、
やがて払底する。



まあそれはそれで、
設備技術者の必要性が高まって、
待遇が向上して、
それに伴って、参入する人材が増えて……。

というような、「見えざる手」でも
働くのかもしれないから、
悲観する必要もないのかもしれない。



ふっふっふっ。



東京タワーを見て、
こんな事を思い巡らすヤツは
いないんだろうなぁ。


そんな「おバカ」な「変態」は
ワタクシだけで十分なんだろうなぁ。


世の中、
賢い人はたくさん居るからさ、
何とかなるよね、たぶん。
(「東京タワーに貼り付くものたち」おわり)
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2020年11月15日

借景外装、かな。

ガラスカーテンウォールの外装って、
透明感があって、
意匠的にはかなり好まれているんじゃないかと、
そんな気がする。


街中のビルで採用されているものも多いんじゃなかろうか。



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「せつび」的には、冷暖房負荷が大きくなるし、
特に日射負荷は絶大になるし、
あんまり嬉しいモノではないんだけれど。



「今のガラスは遮熱性能が高く、Low-Eガラスなんかを使えば
 すんごく省エネだ!」


そういう説明もあるのだけれど、
確かに従来のガラスに比べて格段に性能は向上しているのだけれど
それでも熱貫流率は昔むかしの外壁ほどの数値でしかない。


今ドキの外壁に比べれば、やっぱりガラス面は
熱的には「ザル」である、と、ワタクシは主張したい。


「見た目の美しさ」を求めるあまり、
鉛や水銀の化合物を化粧品として
健康・命を損ねてしまった古代の人々……に擬えるのは
さすがに言い過ぎかな。



いずれにしても、
建物は様々な要素を組み合わせて出来上がるもので、
その用途、立地、セールスポイントなどによって
その重点とするところが異なるのはある意味当然ではある。


だから、熱性能よりも意匠的要素に重点を置くことがあっても
それはそれで可であろうと思う。


そういうコトだと、理解した上で、という前提付きで。



熱性能的にあまり素晴らしくは無いことを承知した上での
選択であって欲しいものだ。

いや、そうあるべきだ。

と、設備に関わる人間としては、思うのである。


当然ながら、立場が異なれば、
その意見や重要視するところが異なるのは致し方ない。




さて、前置きが長くなってしまったのだが。



ガラス面は、光を反射するという要素もある。



もしそれを意図してやるならば、
周囲の景色を「借りる」ことだって可能だ。

『借景』と捉えることも
できるんじゃないかな。



実際、建築物の写真などで
ガラス面の「借景」を美しく捉えたものも
多い気がする。



借り方にも、いろいろやり方があって
全面でそのまま借りることもできようし、
角度を替えてやれば、
「特殊効果」も望める。


20111502.JPG


意図してやったか、
たまたまそうなったか、
それはわからないけれども

これはとても面白い効果だと思ったので、一枚。



造園だけじゃなくって、
建築の外装でも『借景』ができるのである。
(「借景外装、かな。」おわり)
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2020年11月14日

よいち水産博物館のせつび

よいち水産博物館
もちろん、「せつび」についても
見ないわけにはいかない。


まずは入り口を入ってすぐのところには
暖房機、である。


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まあ、業務用ポータブルストーブ的な?



ホール上部には、でっかい照明。


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鳥たちが舞う、ホールである。



事務室横の廊下天井には
何やら電線管。


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こういうのは、初めて見たかも。



トイレは、おそらく多くの人が普段あんまり見ないタイプのやつ。


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簡易水洗便器である。



洗浄管ごと、ロンシール機器 の製品。


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たまーに、見かけるのだけれど。
フツーの人は、気にもかけていないのだろうけれど。



小便器は、フツーの陶器であった。


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水洗無しの。



屋外の外灯ポールが、
とってもとっても情緒を醸し出して、
いや、単に古びて、いた。


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海が近いから、
金属製品には過酷な環境なのだ。



あんまり「設備設備」したモノは
見かけない建物であったが
それなりに珍しいモノもあって
やっぱり楽しめるのである。

お試しあれ。
(「よいち水産博物館のせつび」おわり)
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2020年11月13日

よいち水産博物館

余市町の、海に面した丘の上に
よいち水産博物館 がある。


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ずいぶんと年季の入った感がある建物である。


あまり近寄って観察してはいけないのかもしれない。


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「よいち」「水産」を名乗っているけれど、
屋外には北海道各地の岩石が並べてあったりして
結構「何でもアリ」な施設である。


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「余市歴史民俗資料館」という文字もあって
船らしきものが壁から生えているけれど、
ここには入れないようになっていた。


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都市部ではない地域の、この類の施設は
結構楽しめることが多い。


必ずしもキレイでなく、
ディスプレイも凝っておらず、
資料としてキチッと整理されていなかったとしても、
いろいろな発見があって、
古道具屋で品定めしているような、
そんな楽しみを感じるのである。


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さっき外からも見えた、クジラの下顎骨。


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港町でもあるから、
漁業関係のものがたくさん展示されている。


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漁具にとどまらず、
昔の人々の生活雑貨が
絵と共に展示されている。


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「もっこ」を背負っている人形と、
実物の「もっこ」


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見た目郵便受か新聞受のようだけれど、
大量に獲れたニシンを背負って運ぶための
リュックのようなものだ。



「水産博物館」と称しているけれど、
日用品もいろいろあって、「郷土資料館」的な展示となっている。


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余市町の観光地ともなっている、
ニッカウヰスキーのポットスチル模型も置いてある。


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まあこれは、そっちで実物を見たほうがいいのかもしれない。



「違星北斗」という、アイヌ民族出身の歌人について
説明があった。


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「ウポポイ」の開館など、国として先住民族政策が進められていて、
それに対してさまざまな意見が交わされているようであるが、
とにかく何事も「知ること」から始まる。


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余市には、旧会津藩士が入植してきていたようだ。


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それから150年になるという。



特別展示として、「土器」に関するものがあった。


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土器を特徴によって分けて
「どれが好き?」と投票するようになっていた。



ちょっと周回遅れ感もある「総選挙!」だけれど
楽しい企画である。


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「推し土器」について、推薦文が並べられていたりする。


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いろんな年代の、いろんな特徴の土器が多数あるのだけれど、
「現代の土器」も製作・展示されていて。


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これはこれで、楽しい。



これなんて、どう?


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権利関係とか大丈夫かな? と
ちょっと土器土器しちゃうのだけれども。



「水産」以外も楽しい、
水産博物館なのです。
(「よいち水産博物館」おわり)
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2020年11月12日

アンパンマン列車!

ある意味、見事である。


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列車全体が、アンパンマンで埋め尽くされている。



先頭車両だけではなく、
客車にも、なんとかパンマンがあふれている。


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20年も走り続けているんだね。


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客車天井面も、この通り。


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小さい子は、喜んでくれるかな?



愛媛県の「新型コロナウイルス感染拡大防止」ポスター。


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3密せん! けん



「まじめえひめ」って何かと思ったら、

「県民性」なんだって!


ひえ〜! (これは将棋の専門用語、らしい)



そっかぁ。愛媛県の方々は「まじめ」なんだぁ。

ちょっと、新鮮。
(「アンパンマン列車!」おわり)
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2020年11月11日

増上寺の三解脱門には信号機をつけられない

増上寺の三解脱門のところは、
T字路になっている。


東から道路を進んでくると、
正面に門がある。



それなりに交通量もあるから
信号機が設置されているのだけれど
その信号機はずいぶんと横の方にあるのだ。


20111101.JPG


本来であれば、道路正面の上方に設けられるべきなのであろうが
そこは門。

仕方がないから? 歩行者用横断歩道のほうに
斜めに向かって取り付けられている。



初めて車でここを通りかかったら、
気づけないかもしれない。



歴史の古い建物の周囲には
こういうところがいっぱいあるんだろうな。



さてここから芝公園を回って東進していく途中、
こっそり(?)冷却塔を見つけた。


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なかなか、可愛いヤツである。



高層ビルが林立する都心部にあっても、
こういう緑地帯があるとホッとする。


まあ、信号機の位置ぐらい、いいよね。

それが原因で事故が頻発するようだと困るけれど。
(「増上寺の三解脱門には信号機をつけられない」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする