昼間は太陽光を採り入れて、
夜間は照明器具によって、
吹き抜け部分に光をもたらす。
そんな、意匠。
ただね、この部分の下部には
こんな表示があったのさ。
『↑雨漏り注意』という、
防災センターからの貼り紙とともに、
ガラス下部には雑巾が敷いてある。
よく見ると、床面が濡れて変色した跡が見て取れる。
防水って、なかなか難しいもの。
シーリングだけで水をなんとかしよう、というのは
厳しいんじゃなかろうか。
この建物、別の部分にも吹き抜けがあるのだけれど。
この下にも、別の貼り紙があるのであった。
こっちは、冷風吹出口からの結露水の滴下、かな?
水は、垂れるもの。
そこに水があって、重力がある限り、
水は、下方に滴下する。
自然法則なのだ。
なのだけれども。
建物内で、それが生じないようにするのは
必要なんじゃないかな。
それが、
建築的なことであろうと、
設備的なことであろうと。
「垂れちゃうものは、仕方がない」
そう言っているわけにも、いかないんじゃないだろうか。
(「水は、垂れるもの?」おわり)