時々見かけるだろう。
気にしていないと、
気づかないまま通り過ぎてしまうかも知れないけれど。
いたるところに、それはあるのだ。
受水槽。
水は、どこからともなくやってくるものではないのだ。
川とか湖とか、そういう水源から採水して
浄水場で浄化して、
水道管(正確には『配水管』)を通って
遠路はるばる、敷地までやってくるのである。
住宅くらいの建物であれば、
そのまま蛇口までつながっているのだけれど、
大きな建物の場合には、一度水槽で受けてから
ポンプで施設内各所に供給される。
この時に水を受ける水槽が「受水槽(じゅすいそう)」なのだ。
いろんなところに見えるから、
ちょっと気にしてみてほしいのだ。
そこに、あるんだよ。 って。
大きさも、高さも、いろいろだ。
どれくらい水を利用するかによって、
その容量を決めているのだ。
あ、でも冬期に凍結しそうな地域の場合には
屋内の受水槽室などに据えてしまうから
見えなくなる。
あったかい地域で、探してみよう。
建物の屋上に乗っかっているのは、
「高置水槽」(高架水槽、とも呼ぶ)だ。
あれも水を溜めておく水槽だけれど、
受水槽とはちょっと位置づけが異なる。
沖縄なんかだと、
住宅の屋上にも水槽が乗っかっている。
わかるかな?
(「受水槽は、いたるところに」おわり)