2020年10月24日

ステンドグラス美術館

旧三井銀行小樽支店 の、道をはさんで隣に
ステンドグラス美術館 がある。


似鳥美術館 とともに、
小樽芸術村 を構成する施設の一つだ。


旧三井銀行小樽支店からは、裏手側が見える。


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横を通って、小樽運河に面した通りのほうへ行くと
入り口がある。


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監視カメラ(落雪からの保護屋根付)、防雪フード、電線管が見える。



これも 小樽市指定歴史的建造物 である。


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奈良京都には及ぶべくもないが、
北海道内としては比較的古くから栄えた街であって
趣のある歴史的建造物が多数保存されている。


ただ「建っている」だけではなくて、
このような形で使い続けられているところに
味がある。


ロシア船の立ち寄りも少なくないためか
小樽市内の看板にはロシア語表記がある。



古い倉庫に、増築建物が付加されている、接続部。


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なんとか雰囲気を壊さないように
いろんな「せつび」がごちゃごちゃまとめられている。


ま、フツーの人は、こんなところを気にしないし、
そもそも意識に留まらない。



増築部分も、いろいろ意匠的に頑張っているんだと思う。


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「旧高橋倉庫」と表示されているだけあって、
元々は高橋氏の倉庫なのである。


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今は、イギリスから遠路運ばれてきた多くのステンドグラスが
館内に収蔵展示されている。



これらが元々あったイギリスでは
保存しようと思わなかったのかね。


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東洋の片隅に売り飛ばしちゃうなんて。


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まあでも、そのおかげでイギリスまで行かなくても
(北海道には行かなくちゃならないけど)
多数の実物を見ることができるので、ありがたくもある。


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でも日本で言ったら、
古い寺社を解体するにあたって
その内部の造作や装飾を海外に売っぱらってしまうようなもので。


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さて、木造の旧倉庫、現美術館であるから
それなりの改修が施されている。


準耐火でもないただの木造建屋であるから
スプリンクラーが設けられている。


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各種照明器具のほか、
エアコンも吊られている。



壁仕上げに合わせて黒く塗られているから、
あんまり目立たない。


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木材近接部は、茶色に塗る……なんてことは
しなかったようだ。

そういうところにあんまり手をかけ過ぎると
却って目立つようになるかもしれない。


照明のフードも、
非常照明の器具自体も、
黒い。


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アングルも黒いけれど、
吊り棒は銀色なのだ。なぜか。



壁に埋め込まれた、温風暖房機? 床置形のエアコン?


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あんまり良く見て来なかった……。


燃焼機器をこんな風には埋め込まないかな?



3館共通券で大人2,000円 だから、
かな〜りリーズナブルだと思うのだ。

JAF会員なら、更に10%引き である。


ま、そこまで行くのに費用がかかるんだけれど。

でもでも、海外からの観光客が居ない今こそ
GO TO キャンペーンのある今こそ、
チャンスなんじゃないかな!
(「ステンドグラス美術館」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする