実は結構忙しい。
だって、周囲の景色や建物のほかに
地面だって見なくちゃならないから。
見たいだけなんだけど。
地面の何を?
そりゃ、この類だ。
マンホールの、蓋である。
ホントに、ただの蓋。
文字が入ったやつもあって、
汚水桝であることがわかる。
そんなに上手な字じゃ、ないよね?
誰の揮毫だろう……。
いずれにしても、今どきの蓋とは
趣が違う。
今どきのやつは、
こんな感じかな。
「おすい」はひらがなが多そう。
ハッシュタグがいっぱい!?
影の関係で横から撮ったけれど
標語入りの蓋が、結構あった。
この蓋をつけた当時は、
そんなに住みよくなかったのかな?
おなじく逆さまに撮ったやつだけれど、
カラーバージョン(色褪せ付)もあった。
画像を180°回転すると、
なんか変になるので、このまま。
雨水桝は、文字が違うだけ。
あと、蝶番付の、ちょっとガッチリしたやつも。
真ん中のは、松山市市章 だ。
「松」と「山」を図案化した、と説明されている。
明治44年制定というから、当時としてはかなりスゴかったんだろう。
これも雨水かな?
道路脇の集水桝蓋。
水道止水栓の蓋。
そして、消火栓の蓋。
目立つように、黄色く塗られている。
が、縁はそのまま。
ちょっと、不思議。
もっとしっかりした消火栓蓋も。
こっちのほうが、それっぽい。
ガス栓の蓋も。
四国ガス だね。
四国の都市部に供給されているとのこと。
こんな感じで、街中や地面を見ながら歩いていると
時間がどんどん経ってしまうのだ。
これで次の交通に遅れるようでは本末転倒なのだけれど
重々気をつけないと危ういのだ。
何か楽しいことに夢中になっている時って、
そんなものかもしれない。
(「松山市のマンホール蓋」おわり)