微笑むのだ!
SHIKOKU SMILE STATION なのだから。
しかし、朝から行き交う人々は
おしなべて無表情である(隠してあるけれど)。
駅舎だけが、微笑んでいるのである。
さて、近辺にあるマンホールの蓋には
とある人物が描かれている。
そう。
有名な逸話、屋島の戦いにおける、源氏の武士「那須与一」である。
カラー版、の色あせたようなやつもある。
実は、駅の周り をあちこち探せば
いろんな蓋があるようなのだが。
まあ、そこまでの時間は取れない。
高松市は、親切だ。
いろんな蓋の 分布図 が、公開されている。
が、これらを巡回してる余裕もない。
まあ、何事にも優先順位があるというものだ。
だから、今回これらは割愛する。
道行きがてら、見えるものだけ。
CCBの蓋は、県章 がついたもの。
香川県の「カ」だね。
消火栓の蓋には、「高」の字がついているから、
市章 かな? と思ったら、違った。
ガスの弁蓋。
四国ガス株式会社 のもののようだ。
とりあえず、朝からやっているうどん屋さんへ。
手打十段うどんバカ一代 って、なかなかのネーミング。
ざるうどん(中)と、揚げ物。
(小、で十分だったかな。(中)は2玉。多いねん。朝から満腹やった)
もう、完全に「うどん」の概念が変わった。
いままで「うどん」だと思っていたモノは、
全くの別モノだったようだ。
もしもこれが本物の「うどん」なんだとしたら。
「うどん」など、毎食食べる気はしなかった。
四国出身者が「毎食うどんでも、毎日うどんでも、全然いける」
そう言っていたのが、誇張表現だと思っていた。
全然、信じちゃいなかった。
なんだけどね、わかってしまったよ。
毎食いけちゃう、って。
ああ、びっくらこいた。
美味いわ。チクショー。
平日の朝なのに。
うどん屋さんに、女子高生の集団が居るって、何なの?
放課後、スイーツとかお好み焼きとか食べに寄るってわかるんだけど、
登校前にうどんを食べに寄るって、何?
「え? フツーだよ?」
四国出身者の弁。
そーですか、フツーですか。
でも、わかる気がしちゃった。
自分で食べたらさ。
うどんを食べている時は、
高松の人たちも四国スマイルで微笑んでいるのかも知れない。
(「高松駅は、微笑んでいる」おわり)