の、マンホールの蓋である。
中央にあるのは、旧丸亀市の市章である。
丸亀藩京極氏の馬印として用いられたものが、
市章とされていたものであった。
平成17年3月22日に、旧丸亀市、旧綾歌町、旧飯山町とが合併して
現在の丸亀市となった際に、 新しい市章 が制定されている。
だから、この蓋は旧市時代に設置されたものであるとわかる。
亀甲模様のものだけではなくて、
波々模様の蓋もあった。
こちらには「下水道」という文字がある。
デザインマンホールもあって、
現存木造天守十二城の一つ、丸亀城と
特産の「うちわ」がデザインされている。
カラーの蓋も、どこかにはるはずだ。
量水器蓋。
旧市章の中に「水」の文字を入れたものか。
たいてい量水器と止水栓はセットなのであるが
蓋には「量水器」としか書いてないことが多いように思う。
でもここの蓋には、両方の文字がある。
なんか、嬉しかったり。
少し郊外に出ると、違うデザインの蓋が見られた。
特産の桃と、飯野山(讃岐富士)、
飯山に伝わる伝説の大男「おじょも」の足跡、
下部には山茶花の花と、
大層盛りだくさんなデザインである。
このすぐそばには、同じ模様なのだけれど違う蓋が。
さっき「まるがめ」と書いてあった部分に
「はんざん」と書かれているではないか。
合併前の、綾歌郡飯山(はんざん)町時代に設置された蓋のようだ。
デザインの山茶花(サザンカ)は、飯山町の町花であった。
カラー(?)蓋も、見つけた。
だいぶ色あせた? のだろうか。
案内 によると、
かなり鮮やかな色のはずだけれど。
てことは、丸亀市にはもう一種類、別のデザインの蓋があるはず。
合併前の綾歌郡綾歌町のもの。
あった。
ここには「あやうた」と書いてあるから、合併前のものだろう。
合併後、旧綾歌町地域にはきっと、
「まるがめ」という文字の入った蓋もあるのだろう。
今回は、見つけられなかった。
(真剣に探し回ったわけじゃないから……)
各自治体にはいろいろな歴史があるけれど、
マンホール蓋を見るだけでもそれらを垣間見ることが出来て
なかなか勉強になるのだ。
地域のウンチクがわかって、面白いのだ。
そんなこんなもあって、蓋探しも楽しみの一つとなっている。
飽くまで「用事のついで」なんだけど。
「ついで」といったら「ついで」なのだ。
決して「主目的」であるわけがないのだ。
「丸亀」と言えば、全国津々浦々に大展開されている 丸亀製麺 のお膝元。
丸亀市には、さぞや多くの丸亀製麺の店舗が……
無いじゃん。
香川県には、高松市に2店舗があるだけ のようだ。
へえ〜っ。
確かに、ぜんぜん見かけなかった。
「はなまるうどん」は1軒見かけたのに。
あ、店舗は無かったけれど、丸亀製麺マークの入った社用車らしき車は
何度か見かけた。
株式会社丸亀製麺の本社は神戸にある ようだけど
丸亀市内でも何らかの企業活動を行っているのだろう。
香川県、とにかくあちこち、至る所に「うどん店」がある。
文字通り、そこいら中に、うどん屋さんの看板が建っている。
あまりにも競争が激しすぎるのかもしれない。
そして、香川県民の、うどんに対する舌が肥え過ぎていて
採算ベースに乗せるのがなかなか困難なのかもしれない。
わからんけど。
まあせっかく丸亀市に来たことだし、
どこかのうどん屋さんに寄ってみよう。
ちょっと車を停めて検索したら、
中村うどん が引っかかった。
丸亀市土器町東9丁目283
CLOVER KYOTOビル1F
夏の1番人気、「醤油うどん」
小250円。
天ぷらは、えび天以外は全部110円。
いわゆる黒い「醤油」じゃなくって、
淡い色の、香り高い美味い液体。
安くて、美味くて、「うどん」の概念が変わった気がする。
おそるべし、讃岐うどん。
ちなみに、「大」は2玉分である。
かなりの量であると思われる。
こういう店がゴマンとあるようだと、
チェーン店はなかなか大変なのかもしれない。
丸亀製麺のほか、伊予製麺、讃岐製麺、という
似たような形態の店が展開されているけれど。
土佐製麺、というのは無いみたい。
また、伊予製麺のページ には
讃岐 釜揚げうどん 伊予製麺
って書いてあって、讃岐なの? 伊予なの? どっちやねん?
って感じもするけれど、まあ本社大阪だし、「イメージ」なんだろう。
フツーにうまいんだけどね。丸亀製麺の類も。
単に、讃岐に大量にある各種うどん店が、すごすぎるんだろう。
「うどん」デザインのマンホール蓋は、今後作られるのかどうか。
さて?
(「丸亀市のマンホール蓋」おわり)