昔むかしよくあった「靴洗い場」の跡であろうか。
ブラシを掛けるフック、
蛇口を取外してしまった跡に残された金物、
たぶん排水目皿が配されていたであろう砂利桝。
いまどき、ドロドロの道をあるいてきて、
ここで長靴をブラシで擦って洗う、なんてことはあるまい。
時代時代で、生活様式が変わるから、
せつびも変わる。
それだけのことなんだけれども。
「役に立たなくなったモノの悲哀」
いえね、自分に重ね合わせてるわけじゃないんだよ、決して。
それにね、こういう「遺構」も
それはそれで味わい深いものなんだよ。
昔から、そういう感慨(?)って、意識されてきたじゃん?
夏草や兵どもが夢の跡
(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)
芭蕉
ちょっと、意味違うかなぁ。
著作権……死後330年以上経っているから、とっくに切れてるね。
JASRAC さん、請求しないでね。
って、音楽でも歌詞でもないから、管理対象じゃないね。
(「給水も排水も無い水場跡」おわり)