2020年09月26日

給水も排水も無い水場跡

ある施設の玄関先であるが。


20092601.JPG


昔むかしよくあった「靴洗い場」の跡であろうか。



ブラシを掛けるフック、
蛇口を取外してしまった跡に残された金物、
たぶん排水目皿が配されていたであろう砂利桝。



いまどき、ドロドロの道をあるいてきて、
ここで長靴をブラシで擦って洗う、なんてことはあるまい。



時代時代で、生活様式が変わるから、
せつびも変わる。


それだけのことなんだけれども。



「役に立たなくなったモノの悲哀」



いえね、自分に重ね合わせてるわけじゃないんだよ、決して。


それにね、こういう「遺構」も
それはそれで味わい深いものなんだよ。



昔から、そういう感慨(?)って、意識されてきたじゃん?



夏草や兵どもが夢の跡
(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)

                     芭蕉


ちょっと、意味違うかなぁ。

著作権……死後330年以上経っているから、とっくに切れてるね。
JASRAC さん、請求しないでね。


って、音楽でも歌詞でもないから、管理対象じゃないね。
(「給水も排水も無い水場跡」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする