2020年09月22日

厨房排気ダクトの中にも消火設備

厨房の中には、
たいてい排気フードがあって。


その排気フードには、排気ダクトがつながっていて。


油分を多く含む排気中から、油を分離するためのグリースフィルターが
取り付けられていたりして。



そういう排気ダクトの中は、
結構油でギトギトになっていたりするのだけれど。



そこに火がついて燃え広がると
結構大変。



というわけで、グリースフィルターやダクト内部にも
消火設備が設けられることがある。



グリースフィルターを外してみたところ。


20092201.JPG


銅管が、ダクト消火設備の配管である。

その先のヘッドから、消火剤が放出される。



なにせ費用がかかるから、
法律的に(あるいは所轄消防の指導として)必要でない限り
自主的につけることは、まず無いけれど。



でっかい厨房を作る際には、
こういったものも必要になるのだと知っていると
予算を過度に低く見積もってしまうこともあるまい。



この手のものは、作動しないのが一番。


そして、万一の事態には、
確実に作動することが求められる。



とは言っても、なかなか目にする機会はないかもしれない。
(「厨房排気ダクトの中にも消火設備」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする