貼り付いている、には違いないけれど
まあ、支持してあるわけなんだけど。
この手前には、長いステンレス流しが置かれるようだ。
その下ごしらえとして、先に給水管を通してあるのだ。
既存施設の改修だからか、
見かける頻度が減ってきている、塩ビライニング鋼管+管端防食継手の組み合わせである。
配管外面には一次防錆が施されているから、表面が赤茶色である。
管端防食継手は、こういう塗装のかかった製品である。
白い部分は……ねじ切りをしてつないだ部分の、錆止め塗装である。
そんなこんなで、繋げられている。
配管をつなげて、錆止めを塗って、乾いたら
防露(保温)材を巻いていく。
ここでは、ポリスチレンフォーム保温筒、であるようだ。
ようは、発泡スチロールだ。
その外側にテープを巻いて、仕上げてある。
ところどころに、バルブが付いているけど?
どうやら、水栓がたくさん並ぶので、
根本に近いところばかり勢いよく出て
末端では出が悪い……ということにならないように
調節できるような作りになっているようだ。
なぁるほど。
流しの裏にも、
いろんな工夫が詰まっているものなのである。
(「流しの裏の給水管」おわり)