2020年08月25日

サビサビの配管架台

侘び寂び、ではない。

錆び錆び、なのである。



だけれどもやっぱり、侘び寂びにも通じる所がある。

そう感じる、ピット内。


20082501.JPG


ここに据えられて幾星霜。


誰にも感謝されることもなく、
誰にも見られることすらなく、
見られたとしても、多少錆びてきたとしても、
全く見向きもされず、
ただじっと、ひたすら配管を支え続けてきた
チャンネル架台。


年々進行していく錆びに蝕まれながらも
自らは何らの抵抗の手段もなく、
ただただ、酸化圧力に晒され続け、現在の姿となっている。



「醜態」と言う勿れ。

確かに、見目麗しくなど、ない。

いやむしろ、確かに醜さを纏い、常に身近に置きたくはない様相ではある。



けれどもそれこそが、存在してきた証。

じっと耐えてきた年月。

使命を全うしてきた証左なのである。



なんて。



まあこのくらいになってたら、
錆落としをして塗り直すくらいのことは
してあげてもいいんじゃないかな。


いくら古い施設だからって、
ほったらかしってのも、イカンのじゃないかい?


え? カネがかかるって?


まあ、プロに頼んだらそうだよね。


施設管理の任にある人が、
DIY感覚で取り組んでみていただけると
いいんだけれどね。
(「サビサビの配管架台」おわり)
posted by けろ at 14:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする