盤が置かれ、ブレーカーが並び、配線がぎっしり。
これを全部現場で組み立てるのは大変過ぎるから、
工場で造ってくる。
奥から順々に配線していかないと、
後から後ろを通すのは大変だし。
こんなに線がいっぱいあると、
一体どの線が何なのか、
さっぱりわからない。
わかるわけが、ない。
そういうわけで、各系統に線名札を取り付けて
後からでもわかるようにする。
じゃないと、ちょっとした改修や不具合の際に
わけがわかんなくなる。
わけがわかんないと言えば……。
○○系統 って書いてある、ブレーカー。
どの照明器具、どのコンセントが、どの回路になるのか
よくわかんなくなってるものもあったりする。
途中で間仕切りが変更になってしまった影響が残っていたり。
そういうときにこそ、正確な図面があるとありがたい。
でも、無いんだな、そういう時に限って。
給水でも、排水でも、冷温水でも、
そうなんだけれど。
(「ば盤ば盤盤盤」おわり)