2020年08月10日

多目的トイレの器具メニュー

多目的トイレとか誰でもトイレとか、
そう呼ばれるブース。


いろんな器具が、これでもかとついているものである。

一般トイレよりも、メニューがたくさんなのだ。



「多目的」と称するだけあって
一般トイレでは果たせないニーズに応えるべく
いろいろな配慮が加わっているのだから。



20081001.JPG



一般トイレにないものが、
いくつ見えるだろうか?



もっとも、高齢者施設などであれば
「多目的」を謳わないトイレでも同様のモノが当たり前についていたりするから
用途によりけり、でもある。



最近は、一般トイレにも手すりがつくようになってきているが
壁のL字形と脇の跳ね上げ式との両方が取り付けられているのは
多目的ならではと言えるだろう。


紙巻器も、壁付と手すり取付と両方向にある。


背もたれや、呼び出しボタンも一般トイレではあまり見かけないだろう。



洗浄ボタンや洗浄便座リモコンなどは
一般的になってきているか。



洗面器も、車椅子でも乗り付けやすい形状になっている。



20081002.JPG


古いトイレだと、
脇の手すりは横方向に開くため、かなり場所を取るのだが
最近は跳ね上げ式だから、すぐ横に洗面器を取り付けても大丈夫だ。



上部の分電盤は……

ここにしか、接地スペースが無かったんだろうね。



一口に「多目的」と言っても、
じつにその「目的」は多彩だ。


当然のことながら、
その「多目的」の中身、
具体的にどのような使用ニーズがあるのか、ということに合わせて
メニューを選ばなければならないのだ。



あまり「多目的トイレ」を使う機会はないかもしれないけれど
機会があるならば、どのような器具が設けられていて
どのようなニーズに応えようとしているのか
思い巡らせてみるのも良かろう。



ワタクシ自身は、
怪我をして松葉杖をついていた際には
お世話になった。



ああ、あと育児中の際かな。



普段は大して気にも留めないけれど、
実際に必要とする状況になると
ほんとうにありがたい存在なのである。


だから、設けられているのだ。
(「多目的トイレの器具メニュー」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする