2020年08月03日

キュービクルの中身たち

キュービクル。


建物の、受変電設備が納まった箱である。


箱の中には、いろんな部材がぎっしりと詰まっているのである。



まずは、開閉器。


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6,600Vの高圧電力だから、家庭用ブレーカーのような簡単な造りではマズいのである。



そして、トランス。


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これも、一次側は高圧なのだ。


まあ、たとい二次側であったとしても
うっかり触ってしまっては大変だ。

遠巻きに眺めるに限る。



そして、赤い帽子をかぶった
進相用コンデンサ。


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降圧した先には、低圧側のメインのブレーカ。


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大きい方は、300Aである。

住宅用に並んでいる、15Aや20Aのものとはわけが違う。

根元のやつなんだから、大きいに決まっているのだ。


当然、繋がっている電線だって、太い。



分岐に並ぶ、30Aブレーカ。


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幹線ケーブルが何本も見える。

緑色のやつは、接地用の電線だ。



キュービクルの外に出ていくケーブル。


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そんなこんな、あれやこれやが、
箱の中に納まっている。


20080307.JPG



ちょこっとした改修なら可能だけれど、
いろいろ大幅にいじることはできない。

「箱」の大きさの制約があるからだ。



これが開放電気室だったら、
改修の自由度が高くなる。



コンパクトを取るか、自由度を取るか、
建物の用途や経済性を考慮して決めるんだろう。



コンビニのキュービクルなんかは、
ものすごくコンパクトだから
ひとたび何かあったらキュービクル全体を交換する、
くらいの感覚なんだろう。



中身たち、ごめんね。

電気のこと、あんまり知らないので
せっかく存在して各々アピールしてくれるのに
名前も働きもわからないモノたちが多い。

追い追い、知覚していくからさ。


あ、でも「ビリビリ」ってのはナシで。
(「キュービクルの中身たち」おわり)
posted by けろ at 20:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする