2020年07月22日

小樽駅横の三角市場

北海道小樽市。


かつては、海路北海道入りする人たちの玄関口であった。

漁業が盛んであるとともに、金融街の趣を成し、
ロシアはじめ諸外国との交易も盛んであったという。



函館本線小樽駅 があり、札樽自動車道(E5A)の インターチェンジ もあって
港には日本海航路の フェリー もやってくる。



道都が札幌市となり、ニシンが姿を消し、
石炭から石油へとエネルギー転換が進み、
自動車社会になるにつれて、
賑わいが徐々に失われてきた。



やがて、観光需要が高まって、
埋め立てに反対して運河を保存したことも吉となり、
国内から、そして国外から多くの観光客を呼び寄せる地となった。



ところが、このコロナ禍によって多大なる影響を受けている。
恐らく世界中の観光地がそうであるように。



政府提唱の怪しいキャンペーンのいかんに関わらず、
可能であればいろいろな地を訪れ、味わい、楽しんだら良いと思う。

可能であれば。


「対策」が必要であることはもちろんだが。



各地で激しい豪雨をもたらしている梅雨も、やがて終わる。

その後には、厳しい暑熱が各地を覆う。

ちょっくら、北の大地で涼んでみてはいかがだろうか!



歌人の石川啄木が、3ヶ月ほど小樽日報社記者として働いていた。
退社後釧路に向かう彼を見送る妻子についてうたった歌の 歌碑 が
駅横に立てられている。


20072201.JPG



その歌碑の間近にある 三角市場 。


見た感じ、あんまり流行っているようには見えない。


20072202.JPG


けれどそれは、溢れんばかりに押し寄せていた観光客が、
コロナ禍によってパッタリ来なくなってしまったためなのである。


外出・移動の自粛が解除されてから、
国内客はちょっとだけ訪れるようになっているという。

外国人のような方も、ちらほら。
仕事その他で日本在住である方々なのであろう。

それでも、このように誰も写らない写真が簡単に撮れるくらい
人が少ない。


そのおかげ、と言ったら店の方々には申し訳ないかもしれないが、
並ぶことなく余裕で入り、着席し、目当てのモノを食することができた。



そういう意味では、日本人が観光を愉しむには
絶好の機会と言えなくもない。


20072203.JPG


わがまま3品丼(普通サイズ)2,000円(+税)


「3品」は選べるのである。
上の画像は、ウニ、カニ、イカ。

高いと思うか、安いと思うか。


でも都内で同じ質のものを食べようと思ったら、
値段が倍するんじゃないだろうか?

でも交通費その他を考えると、別にお得なわけじゃないか。

それでも、いやあ、とにかく美味いのでいいんじゃないかな。



ともかくも。いろんなアクセスが良いので、
行きやすいはずだ。
(「小樽駅横の三角市場」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする