2020年07月17日

豊平川にかかるドイツ?

札幌市を流れる「豊平川(とよひらがわ)」には、多くの橋が架かっている。


少し南の方にあるのが「ミュンヘン大橋」。

2本の塔を擁する、斜張橋である。


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橋自体、その構造美・機能美を有しているものではあるが
斜張橋はそれが特に際立つ、ように感じる。個人的には。



豊平川の川沿いには、ところどころにその名の由来を示す看板が
設けられている。


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「サツ」とか「ポロ」などの音は、
北海道内の各所で使用されている。

「サツ-ポロ」はアイヌ語で「乾いた-広いところ」を表すらしいが
豊平川によって形成された札幌の扇状地がそういう場所であり、
そこを流れる川を「サツ-ポロ-ベツ」と呼んだんじゃないか、とか
諸説提示されているようである。


文字を持たず口述伝承によったアイヌ文化の過去を掘り起こすのは
なかなか困難が伴いそうだ。



さて、斜張橋には主塔がある。


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この橋の場合、主塔を2本立てて、そこからハープ型にケーブルを張って
橋桁を支える構造になっている。


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景観上も影響の大きい構造物であって「映える」ことから
ライトアップも行われている。



橋名は、冒頭に書いた通り「ミュンヘン大橋」となっている。
来年、30周年を迎えるようだ。


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53.6mの主塔に支えられる桁部分は107.7m、
橋幅28.6mで、途中バルコニーが設けられている、とある。


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なぜ、札幌にミュンヘンか?


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そう。姉妹都市の名前をつけたものなのである。

だから、ミュンヘンの凱旋門のレリーフが取り付けてあったりする。


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ケーブルの固定部分は、厳重だ。


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ベンチ的に、座ろうと思えば座れる。


脇に伸びる電線管がある。


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一見ではわからないけれど水道橋でもあるらしい。



北海道内各所で見られるようだが、
冬が近づくとそこかしこにこんなものが設置される。
この橋の歩道にも、あった。


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砂袋が入った木箱。

路面凍結の際には、これを撒いてね、というわけだ。

春が来ると、片付けられる。



橋のたもとに公園があって、

コイツが出迎えてくれる。


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なんじゃ、こりゃ。
(「豊平川にかかるドイツ?」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | 土木工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする