2020年07月07日

ポンプ桝の中身

排水桝があんまり深くなりすぎると、
公共下水道に接続できなくなってしまう場合もある。

敷地状況やら、排水勾配やら、公設桝の深さなど
条件によっていろいろだけれども。



そんな時には、ポンプアップしてあげるしかない。



排水ポンプを収めた人孔桝を、「ポンプ桝」とも呼ぶ。



20070701.JPG



中に、2台の排水水中ポンプが入っている。

排水がどんどん入ってきて水位が上がると、
フロートが浮き上がってきてスイッチが入り、
ポンプが起動して汲み上げられるのである。


2台のポンプは、順番に動く。


急激に水位が上がれば同時に動く制御もかけられる。



結構深いから、
トラブル時や清掃などで人が入るのは大変だ。

だから、内部にはタラップも設けてある。



20070702.JPG



当然、ポンプを動かすための電源ケーブルも
この中に入ってくるのである。



マンホール蓋を閉められたら、
次に誰かが開けてくれるまでは
ただ黙々と働くのみだ。


そんな、ポンプたちが入っている、ポンプ桝。


そう。


「せつび」は何時だって、
隠れたところで働いているのだ。
(「ポンプ桝の中身」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする