2020年06月14日

電動三方弁装置だ

機械室内にあった。



最近、変流量・二方弁使用が多い気がする。

ポンプもインバーター制御するなら、それで良いのだし。



でも、ある程度前の設備だと、定流量で三方弁ってのが
普通だったようにも思う。


20061401.JPG


この三方弁には、文字通り3方向に配管がつながっていて
流れる先を変えることができる。

0% or 100% で切り替えることもできるけれど、
どちらかというと流路ごとの流量を変える比例制御のほうが
需要があるかな。



いちいち人手で調整してらんないから、
温度センサー、温度調節器などを駆使して、
モーターを自動で動かして制御する。

「自動制御」なのだ。



ただの開閉弁よりも流路が多いし
弁体がその分複雑だから、ゴミが噛んだら大変だ。

弁のメンテも、たまに必要になったりする。



それで、弁本体の他に、各方向を閉止するための仕切弁、
ゴミを取り除くストレーナー、
弁だけ外しても回路としてつなげられるように、バイパス管、
それらを組み合わせて「三方弁装置」とする。


場合によって、温度計や圧力計を加えたりする。



当然、モーターを動かすための電源も
もってこなくてはならない。

ここでは、金属電線管の中に電線を通してあるようだ。
上から来るところも多いけれど、
これは下から来ているみたい。



三方弁装置、二方弁装置、減圧弁装置、差圧調整弁装置……など
「弁装置」にはいろいろある。

水循環系の空調システムがある機械室内なら、
たいてい何らかの「弁装置」があるはずだ。



ただただゴチャゴチャしているだけに見える機械室内も
それぞれの意味を探りながら観ると、見えてくるものが違ってくるはず。


身近なところで、探してみて!



って、機械室自体が、ぜんぜん身近じゃないね。
(「電動三方弁装置だ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする