2020年06月13日

断熱材と熱橋

既存RC外壁に、断熱材を貼っている。


20061301.JPG


断熱改修、ってほどのものではないけれど、
躯体の延命も兼ねて。



20061302.JPG


既存の窓との取り合い部分が
なかなか大変だ。



腰壁部分にも、見切りをつけなくちゃならない。


20061303.JPG



そして。


外壁に取り付くモノのために
指示金物を取り付けたいんだけれど、
こんな事になってしまう。


20061304.JPG


切り欠いた断熱材部分に金物を据えて、
開口部分に断熱材を吹き付けて、隙間を塞ぐ。



けれど、金物自体はとっても熱を通しやすいから、
この部分が「熱橋(ヒートブリッジ)」となってしまうのだ。


ここだけ、熱をよく通す。


だから、この金物の内側、建物の内部では
この部分だけ、冬は周囲よりも冷たくなる。

条件次第では、結露する。



樹脂製の強い支持材でもあれば良いんだけれど。
なかなか、アングルの強度と加工の手軽さには敵わない。


躯体の内側にも断熱材があるから、
まあ、このくらいなら大丈夫かな。



ヤバそうだったら、念の為計算してみると良いだろう。
(「断熱材と熱橋」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする