2020年05月28日

懐かしいものが出てきたよ

男子トイレを解体している現場で
なかなか懐かしいものを見ることが出来た。


むか〜し昔は、TOTO(当時は「東陶機器」と名乗っていたはず)のカタログにも
いろんなウンチクや解説図とともに載っていたはずである。



何台もの小便器が連立している天井内に
これが納まっていた。


20052801.JPG



天井面にセンサーがついていて、
ある程度の利用者が検知されると
ここから水を流し、
連立している各小便器に一斉に水を流す
自動洗浄弁。



更に前には、ハイタンク自動排水弁とか、あったはず。



もっともっと前は、
ハイタンク脇に蛇口がついていて、
常にちょろちょろ水を流しておいて、
ハイタンクの水位が一定以上になると
サイホン金具の作用で洗浄する、なんてものも
あったはず。



今は、センサー一体形の小便器が主で、
別付センターや、まして手押しのフラッシュバルブなんか
カタログでもうしろのほうにオマケみたいに載ってるだけ。


でも、未だに「小便器洗浄水栓」っていうのも載ってるから
それはそれで面白い。


使い方、わかんない人も多いんじゃないだろうか!?


TOTOの 「COM−ET(コメット)」というページ で検索すると
ちゃんと出てくる。



品番を入れてもいいし、商品名でも検索できる。
販売終了品も検索できるから、古い衛生器具をしらべることもできて
便利である。


各社さん、WEBは年々充実していって
業界の者としては至極ありがたい。



今のセンサー一体形便器も、
5年も経つと古臭く感じられるんだろうな。


いろいろなデザインも、機能も、一新されているんだろうな。



ようやっと、国産設備機器類のプロダクトデザインにも
力が入るようになってきたようだし。



これからの時代には、無粋な、無骨な設備は敬遠されるんだろうな。


古いものは古いなりに、
骨董品として楽しむようになるんだろう。
(「懐かしいものが出てきたよ」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする