2020年05月13日

使い捨てか、洗って使うか

使い捨てを選ぶか、
洗って何度も使う方を選ぶのか。



マスクの話ではない。



政府支給の布マスク(首相名を冠された通称がすっかり定着したかな)は
洗って何度も使えるという触れ込みであるが
洗ったら縮んだとか、分解したとか、
小さすぎる、いやちょうど良いとか
カビてる、ゴミ混入とか
まだ来ないとか
2セット来たとか
家族5人でも1世帯2枚ってどういうことかとか
まあ、話題が尽きない。



そろそろ不織布マスクも市中に出回りつつある。
価格高騰も収束しつつある。
何なら不織布マスクも洗って使える。


もう、布マスク支給は要らないんじゃないか。
数百億円を、お友達企業に融通しただけになったかな。
どさくさに紛れて。
検察官定年延長超法規的措置の追認化も然りで。



おっと、誰か来たか?



それはさておき。



洗う、洗わないというのは


20051301.JPG


フィルターの話である。



公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)平成31年版

第3編 第1章 第8節 1.8.1 パネル形エアフィルター
によれば、

1.8.1.2 ろ材ユニット
(オ) ろ材ユニットは、再生式又は非再生式とし、特記による。
  なお、ろ材交換形の適用は特記による。

( こちら の P.135 を参照)

となっている。



洗って乾かして何度も使うのが大変、と捉えるか
使い捨てはもったいない、ゴミも増える、と捉えるか。



枚数にもよるだろう。

人件費が大きな「コスト」である今日において、
手間がかかるのは敬遠される理由の一つになり得る。



ただ、「使い捨て」を利用できるのは
物資が正常に流通していて
いつでも適正な価格で入手できる前提があるのだなぁと
マスクを通じて気づくことができたのは事実。



世の中便利になればなるほど、
それが失われた際のダメージは大きいものである。


物流やインフラももちろんであるが、
建築の中の「せつび」もそういう類のものなのだ。
(「使い捨てか、洗って使うか」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする