入場は、無料。
(現在は、コロナの影響で閉館しているはずだ)
館内はそんなに広くないのだが、
「馬」のうんちくが、結構詰まっている。
いろいろな展示に、英文のほか簡体字・繁体字の解説がつけられている。
海外からも多くの来訪者があったことがうかがえる。
模型、ジオラマ、イラストも、
結構力がはいっている。
それだけ儲かっているのか、
アピールに真剣なのか。
何度か廃止の瀬戸際を迎えつつも
何とか頑張っているということなので
後者なのであろう。
馬具の類は、普段縁が無いだけに
なかなか興味深い。
写真や模型と見比べないと、
何をどこに使用するのか
わからなかったりするけれど。
蹄鉄にも、
いろんな種類・形式があるのだそうで。
開拓期には、各所に馬具屋さん、蹄鉄職人さんたちが
活躍していたという。
料金表が、なかなか。
米俵の金額と比較されている。
もっとも、米を俵で買うことがないので、
そんなにピンとくるものでもない。
いわゆる「郷土資料館」ほとではないけれど、
雑多な感じも、漂いつつ。
かつて、馬が無くては生活が成り立たなかった頃の栄光の数々が
紹介されている。
ルームエアコンが、しっかりついている。
ウマの人工授精……。
道具も、でかい。
人間だけではなく、
馬にも戸籍があって。
そのまんま「馬籍」というそうだ。
寿司屋には、魚偏の漢字がたくさん書いてある湯呑があったりするが、
馬偏の漢字も結構あるようで。
ま、魚偏ほどじゃないだろう。
暖房は、FF式の石油暖房機。
換気は、換気扇。
石油暖房機の裏側。
暗いし、狭いし、撮りにくいけれど。
冷房は、ルームエアコン。
柱幅と壁仕上げと後方からの配管取り出しと……
協議の結果、裏板を当てることになりました。
っていう感じかな。
とにかく、今はどこもかしこもコロナ対策で
自粛、閉鎖、無観客、などの嵐だ。
卒業式、入学式、入社式も軒並み中止。
新人研修もオンライン。新人合宿は中止。
下手すると採用中止、内定取り消し。
甲子園も、高校総体も、吹奏楽コンクールも中止だ。
設計・施工のプロジェクトについても、
「中止」の知らせがちらほら。
アフター・コロナ、
全世界が、今までとは違ったものになる。
価値観が、覆る。
そういう、歴史の1ページを垣間見つつ。
正常化(といっても、以前と全く同じになることはもうないだろう)の暁には、
いままでと違う歩みを始めていくことであろう。
そんなついでに、
「馬の資料館」は、いかが?
豚丼食べ歩きとともに。
(「馬の資料館」おわり)