2020年05月11日

ろ過ポンプの手前に設ける、ヘアーキャッチャー

浴槽用の、濾過機。


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循環水がポンプに入る前に、
ヘアーキャッチャーがついている。


髪の毛なんぞ、ポンプに吸い込まれてしまった日には
からまって大変だから。


ポンプのインペラだって、すぐ悪くなってしまうだろう。

だから、取り付ける。



配管を接続した部分(ユニオン、という名の継手)に
青い線が引いてある。


しっかり締め付けた後に、
書いておいたやつだ。


ずうっと使っているうちに、もしも緩んできていたら、
この線がずれるわけだからすぐにわかるのである。


設備系のボルト・ナット固定部なんかにも、
マジックで線が入れてあったりするのを
見るかもしれない。



そんな、ポンプ廻りのご紹介。



ヘアーキャッチャーを支えるために
アングルで台を作ってある。
辛うじて、パッキン的なものを挟んであるかな?


けど、ポンプは防振架台、
ポンプ吐出管と吸込み側ヘアーキャッチャーの更に手前に防振継手。


防振措置が、なんかちょっと、ちぐはぐな気がする。
(「ろ過ポンプの手前に設ける、ヘアーキャッチャー」おわり)
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2020年05月10日

馬の資料館

帯広競馬場 には、馬の資料館 というものが併設されている。


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入場は、無料。


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(現在は、コロナの影響で閉館しているはずだ)



館内はそんなに広くないのだが、
「馬」のうんちくが、結構詰まっている。


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いろいろな展示に、英文のほか簡体字・繁体字の解説がつけられている。
海外からも多くの来訪者があったことがうかがえる。



模型、ジオラマ、イラストも、
結構力がはいっている。


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それだけ儲かっているのか、
アピールに真剣なのか。



何度か廃止の瀬戸際を迎えつつも
何とか頑張っているということなので
後者なのであろう。



馬具の類は、普段縁が無いだけに
なかなか興味深い。


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写真や模型と見比べないと、
何をどこに使用するのか
わからなかったりするけれど。



蹄鉄にも、
いろんな種類・形式があるのだそうで。


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開拓期には、各所に馬具屋さん、蹄鉄職人さんたちが
活躍していたという。



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料金表が、なかなか。


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米俵の金額と比較されている。

もっとも、米を俵で買うことがないので、
そんなにピンとくるものでもない。


いわゆる「郷土資料館」ほとではないけれど、
雑多な感じも、漂いつつ。


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かつて、馬が無くては生活が成り立たなかった頃の栄光の数々が
紹介されている。


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ルームエアコンが、しっかりついている。


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ウマの人工授精……。


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道具も、でかい。



人間だけではなく、
馬にも戸籍があって。


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そのまんま「馬籍」というそうだ。



寿司屋には、魚偏の漢字がたくさん書いてある湯呑があったりするが、
馬偏の漢字も結構あるようで。


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ま、魚偏ほどじゃないだろう。



暖房は、FF式の石油暖房機。


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換気は、換気扇。



石油暖房機の裏側。


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暗いし、狭いし、撮りにくいけれど。



冷房は、ルームエアコン。


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柱幅と壁仕上げと後方からの配管取り出しと……
協議の結果、裏板を当てることになりました。

っていう感じかな。



とにかく、今はどこもかしこもコロナ対策で
自粛、閉鎖、無観客、などの嵐だ。


卒業式、入学式、入社式も軒並み中止。

新人研修もオンライン。新人合宿は中止。

下手すると採用中止、内定取り消し。

甲子園も、高校総体も、吹奏楽コンクールも中止だ。



設計・施工のプロジェクトについても、
「中止」の知らせがちらほら。



アフター・コロナ、
全世界が、今までとは違ったものになる。



価値観が、覆る。



そういう、歴史の1ページを垣間見つつ。



正常化(といっても、以前と全く同じになることはもうないだろう)の暁には、
いままでと違う歩みを始めていくことであろう。


そんなついでに、

「馬の資料館」は、いかが?

豚丼食べ歩きとともに。
(「馬の資料館」おわり)
posted by けろ at 22:22| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月09日

天井の中は、時々見てみたらいい

天井の中。


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普段は、そんなに見る機会はないはずだけれど
それでも、たまに見てみたらよい。



「階高、どのくらいにするかなぁ」


「天井内、設備スペースどのくらい必要?」


常々疑問を抱いている、設備以外の建築関係者は、特に。



1ヶ所2ヶ所見て、良しとしてはならない。



どんな冷暖房、どんな換気をしているかによって、
ダクトや配管の大きさ太さや数がずいぶん違うのだから
簡単に一般化して考えてはならないのだから。



とにかくいろいろ見て、
実際のイメージを掴んでいただくに限る、と思うのだ。



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用途によって、規模によって、方式によって、
どのくらい違うものかを体感するには
見てみるのが手っ取り早い。

設計図集成なんかを見るのももちろん参考になるけれど。


古いビルが、設備改修に改修を重ねた結果どうなっているか
実際を見知れば、
新築時にどのくらい余裕を持たせたいか、
考えが変わるかもしれない。



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ぐっちゃぐちゃに張り巡らされたケーブルを見れば
キレイにケーブルラックを通せるスペースを
用意しておきたくなるかもしれない。



梁の大きさと天井懐との関係が
よりリアルに迫ってくるかもしれない。



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設備方式によっては、
ダクト配管ケーブルだけではなくて
機器本体、ファンなどが押し込められる場合もある。



ただの建物利用者には必要ないことだけれど、
設計者・施工者であるならば、
「自分には関係の無い、設備屋の責任範囲」ということにして
見もしないのはどうかと思うのだ。
(「天井の中は、時々見てみたらいい」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月08日

共同溝の中

とあるところの、とある共同溝。

何系統かの設備用配管と
何系統かの電気用配管とが
整然と伸びている。


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天井内やピット内よりも
よほど施工・点検・改修などがしやすい。


もっとも、この躯体の築造や埋設は
かなり手間も費用もかかるから
一概に絶賛はできないけれど。



ここのように、
照明器具も適宜配置されていると
たいへんよろしい。

真っ暗な中、ヘッドライトを頼りに進むよりも
ずっと行動しやすい。



もし機会があるなら、
入ってみてほしい。

いや、勝手にじゃないよ。
ちゃんと、しかるべき機会を捉えて、ということだよ。


最近は、いろんなインフラツアーが組まれるようになっている。

建設行政、建設業者のPRの一貫でもあるけれど、
とにかく実物を見て触れて(勝手に触ってはいけないけど)おくのは
良いことだと思うのである。



もっとも、コロナ騒動が沈静化しない限り、
今はなんにもできない。


「長い付き合い」」になるとも言われる、
人類とウイルスとの鬩ぎ合い。


さて、今後どうなることか……。
(「共同溝の中」おわり)
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2020年05月07日

ブレーカー増設ッ!

古い盤に、ブレーカーを増設するのだ。

エアコンをあちこちに設置したから
回路がたくさん必要になったのだ。


そんなこんなで、このようになったのに違いない。


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3相電源だから、
各ブレーカーにはケーブルが3本ずつ接続される。

それが、4系統。



元々ブレーカー1個だけのスペースでは到底収まらないから
こんな感じになる。



建物が建てられた後、10年、20年、30年と経過すると
設備がどうなるかわからない。

だから、動力盤だってギリギリ・ぎっちぎちの納まりで作るわけにはいかない。
ある程度スペースの余裕があれば、
このような形で何とか押し込めることができる。



元々がいっぱいいっぱいだったら、
この盤の脇にもう1面、盤を継ぎ足すことになろうか。



このケーブルの流し方ひとつとっても、
電工さんの経験と、技能と、センスが出てくるものだろう。

誰も見てない、誰も気にしていないようでいて、
見る人は見るし、気にする人はするのである。


一般消費者には、世間には、
まったく理解されないし評価されないとしても。
(「ブレーカー増設ッ!」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月06日

いまだに設置される、和風便器

今や、家庭で見かけることはほぼあるまい。

よほど古い家ならともかく、
新築で据えることは、まずなかろう。



それでも、公共建築物では
依然として「和風便器」の要望が出ることもある。



「他人が尻をつける便座を共用したくない」
という意見が、多数ではないにしても存在するかららしい。



年寄りの戯言、と笑い飛ばすかもしれないが、
意外と若い人にそんな意見がある、らしい。

足腰や膝に負担がくるから、
年配者にとっては洋風便器のほうが使用しやすいはずなのだ。



それはともかく。

多くはないけれど需要があるからには、
製造されている。



そして、設置もされる。



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スラブを貫通するから、
つまり水平区画を貫通するから、
下階との防火処置を施す必要があるし、
開口部が大きいし、
水平にセットするのも熟練が必要だし、
施工上は面倒なものである。



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この開口部分には鉄筋がないわけだから
補強やら何やら、考慮も必要だし。



普段、和風便器を利用するだろうか。


洋風、和風、どちらも空いていたら
どちらを使いたいだろうか。


いちばん最近和風を利用したのは、
どのくらい前だろうか。



いずれにしても、年々設置数は減っていくのではなかろうか。

年々、みかけることが少なくなっていくのではなかろうか。



眺めておくのは、今のうちですぞ!
(「いまだに設置される、和風便器」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月05日

防火ダンパーが設置されているかどうか

ある、室。

廊下から入ってくる作りになっている。



廊下とこの室との間仕切り壁は
「防火上主要な間仕切り」ということになっている。



すると、この壁を貫通するダクトには
防火上の措置が必要となる。


具体的には、ダクトの途中に
「防火ダンパー」を取り付けることになる。



もしもこの室で火災が起きた時、
ダンパーについているヒューズが溶け落ちて
ダクトを閉鎖してしまう。

それによって、廊下に延焼していくのを防ぐのである。



この室の入口ドアは、別に防火戸ではないのだが
天井内には防火措置が施されるのだ。



法律上、そうしなければならないし、
設計図上も、そうなっているはずだ。



でも、本当にそうなっているか?



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確認してみることは、必要である。



そして、確認できるように、
その近傍には天井点検口などが設けられているはずだ。



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あった!



ご丁寧に、赤く塗ってある。

てか、スプレーを吹き付けてある。



えと、
スプレーかけたせいで、
機能が阻害される、なんてことはないよね?



ついでに、スプリンクラーの配管も見える。



全く、一度も、作動することなく建物の生涯を終えるのが理想だけれど
もしも、万が一の場合に、ちゃんと働いてくれなくちゃ困る。


防災設備は、そんなものだ。



だから、それが確かについているのかどうか、
確実に作動するのかどうか、
時々確認しておくべきものである。

そして法律上も、定期的に確認して
報告すべきことを定めているのである。
(「防火ダンパーが設置されているかどうか」おわり)
posted by けろ at 12:00| Comment(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月04日

古い建物を利用するなら

古い建物には、味のあるものが少なくない。


そういうものだけが現代に残されている、というべきか。



味も素っ気もない古い建物はただみすぼらしいだけだから
取り壊され、建て替えられてしまうのだろう。



さて。



味のある建物は、壊すに忍びない。

また、何らかの文化財指定が行われて
おいそれとは解体できない場合もあろう。



すると、内外装の補修、耐震措置のほかに
設備的な手入れがどうしても必要になる。



古い建物ほど、
当時の設備システムじゃ、現代の使用に耐えないから。



時代を経た建物ほど、
何度も何度も、設備改修が繰り返されて
現在の姿となる。



ある、美術館の建物。


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元々は、銀行であったという。


後に、ホテルであった時期もあり、
現在は美術館なのだという。



大きく用途が変わっているのだから、
いろんな建築・消防関連法規に適合させるべく、
また、それぞれの用途の目的に適うように、
設備改修が再三行われたに違いない。



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この煙突自体は、元々のものを補強・化粧して
利用しているのだろうか。

もしくは、もう煙突としての機能は使われていないのか。



窓は、空気の取入口・排出口として利用されている。
現代は、機械換気をしなくてはならないから。



また、長いダクトが、非常階段に沿って立ち上げられている。

どうしても、必要だったんだろう。



いずれにしても、建物の裏手に、この類のモノは設置される。

せっかくの歴史的建築物のファザードに
これらのものを現すわけにはいかないから。



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地上に並ぶ、室外機たち。



外気処理も、空調も、
空気熱源ヒートポンプパッケージ形空気調和機によっていることが
わかる。



寒冷地ゆえ、外気処理の主目的は
冬期導入外気の加熱、ということになろうか。



その隣には、
ガスヒートポンプの室外機が並ぶ。


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階ごとのマルチシステムにしてあるようだ。



降雪があるため、
防雪フードが取り付けられている。


また、積雪に備えて、
ある程度の高さの基礎に乗せてある。


基礎と基礎の間に、誰かが潜り込まないように?
こういうガードが取り付けてあるのは、
あまり見たことがなかった。



このガスヒーポン(GHP)、
パナソニック製である。

元々は、三洋電機。

「SANYO」の表示も、
すっかり見かけなくなった。



新築の建物の設備ももちろんおもしろいのだが、
明治期・大正期の古い建物に後から後から追加された設備には
新築とは異なる面白さがある。



なぜ、このシステムを選んだんだろう。



なぜ、この機種を選んだんだろう。



どうして、こうなっちゃった?



おお、なんとうまく据えたことだろう。



いろんな感動が、そこにある。



美術館は美術館で、大層良いのであるが、
建物自体にも、非常に興味をそそられたのであった。
(「古い建物を利用するなら」おわり)
posted by けろ at 11:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月03日

建物裏の煙突たち

大規模物販施設であろうか。

その、裏手。


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煙突が、2本。


暖房用、給湯用の熱源機だろうか。

それとも、ロードヒーティング用だろうか?



煙突は、建築基準法では「設備」の定義に入っているけれど
実際には建築工事でつけたり、設備工事でつけたり、
いろいろだ。



建築躯体と一体で造られるものもあれば、
このように建屋とは別に取り付けられるものもある。


壁から支持を取るか、独立基礎を設けるか、
そんな違いもある。


煙突頂部の「陣笠」の形状も、
いろいろだ。


そして、煙突本体と、外壁の汚れ具合にも違いがあって
なかなか興味深い。
(「建物裏の煙突たち」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月02日

札幌村郷土記念館と大友堀

博物館、資料館、郷土館的なものが、
好きだ。

なにせ、楽しい。


なので、結構行っている。



本日ご紹介するのは、

ここ。


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こんな建物だ。


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住宅街の一角のようなところに
ひっそりと建っている。



正直、どのくらいの人が訪れているのか
心配になったりもする。


けれど、決してゼロでもなく、
ワタクシのように、こういうものを嗜好する者も
ある程度居るということのようだ。



「新型コロナの自粛期間中に、あちこち行くな!」


そういう勿れ。

そんな騒動が起きるよりもだいぶ前の訪問なのだから。



ロックダウン中に去年の観光地の写真を投稿した夫婦が
外出禁止違反で逮捕された
……というニュージーランドのニュースがあったが、
(そして、「紛らわしいことするな! と叱られた、というが)
何でもかんでも条件反射的に批判すれば良いというものではない。


まず、それが事実であるのか、
事実であるとして、非難に相当する内容なのか、
場所、時間、要素、その他吟味した上で、
「批判のための批判」ではない、表現の方法を熟慮いただきたいものである。



それはさておき。



「大友亀太郎着任153年」と書いてある。

誰?



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維新の前から、開拓に訪れた多くの人々によって
現在の北海道が形づくられているということが
いろんな「館」を通して知ることができる。


もちろん「キレイゴト」だけではないのであるが
それも含めての「現在」である。



どのくらい読んでもらえるかはわからないが、
資料館にはやはりこういうモノが欲しい。


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これだけのことを調べ、数字を確認し、まとめ上げるのは
決して容易なことではない。



彼の業績の一つに、
「大友堀」というものがあるようだ。


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その一部は、現在の創成川として残っているという。

すっかり埋め立てられてしまった部分も多いようだが。



郷土資料館の、こういう雑多感が好きだ。


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整理してあるような、していないような。



いろんな時代のものが、ごちゃまぜになっているような。


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そんな中に、結構新しそうなエアコンが取り付けてあったりする。



むかしの「偉い人」の写真が、なんか役場か校長室のようで。


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昔の教科書が、凄い。


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小学生が、コレを読んだの?




少ない漢字と、かわいいイラストと、
効果的な図表、写真、動画、3D映像が
書物だけではなくネット経由で存分に得られる現代とは
まったく異なる、教科書。


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これまた、綺麗な字!



やる気は凄かったけれど、
教材があまり無かった昔と

数多の教材が溢れているけれど
やる気がイマイチな現代と、

さて、どちらの学生が幸いなのか。



昔の「せつび」


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暖房・給湯機器、だね。


ストーブで暖をとりつつ、湯も沸かす。



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燃料の種類によって、
熱源機の構造が違うのだ。

それは過去も現在も一緒。



昔のいろんな日用品と、
現代のエアコン。


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展示ではないけれど、
結構古い時代の「電話用保安器函」も
イイ味だしている。


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昭和52年に開設された資料館だということなので、
当時の仕様なのだろう。

調査じゃないので、中は開けていないけど。



大友亀太郎。


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ここに写る灯油タンクの基礎は
既製のコンクリート管を利用したものか。



外壁には、
さっきのエアコン用の室外機と思われるものが。


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屋根から落ちた雪が
防雪フードについて、
融けて、凍って、氷柱になっている。


室外機の設置場所は、
屋根形状との関係が難しいのだ。
(「札幌村郷土記念館と大友堀」おわり)
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2020年05月01日

帯広にある競馬場は

北海道帯広市に競馬場があるのであるが。


日本全国各地にある競馬場と少々(?)異なるのは
ここで

ばんえい競馬

が行われることである。



クソ重たいソリを曳いて行われる競馬なのである。



普通の競馬のサラブレッドとは違い、
がっしり、どっしりした 「ばん馬」 たちが走る。



競馬場自体、大井競馬場なんかとはだいぶ違う雰囲気じゃなかろうか?


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スピード感よりも、重厚感が目立つ、
そんな レース



観客との距離も、近い。


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ご覧の通り、レースは行われていなかった。



そもそも、仕事で行ったのだ。


昼、 「とかちむら」 に、ちょこっと寄っただけだ。



今は、コロナのこともあって
無観客レースであるようだ。
(それに、訪問は少々前だ)



それはともかく。



いろいろ「せつび」もついてるから、
撮っておこうか。


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エアコンの室外機、
基礎をベタで打つか、束石で済ませるか、
架台をどのくらいの高さにするか、
地盤や積雪量などによって決める。


防雪フードは、まあ、北海道なら必要なんじゃないかな。
帯広は一般的に積雪は少ないようだけれど
降雪はそれなりにあるし、
年に何回かはドカ雪になることもあるらしいし。



あと、暖房は灯油利用が多いようだ。

どこに行っても、灯油タンクがある。


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そして、たいてい「責任者」欄は、空白か
文字が消えかかっているか。

まあ制度上は、よろしくない事なんだろうけど。



タンクの脚の長さは、
使用する灯油利用機器の設置高さにもよる。


床面が高かったりすると、
高脚型のものがついていたりする。


基礎も、ここでは束石であるが、
現場打ちコンクリート基礎が使用されていることも
少なくない。



灯油用被覆銅管の「ぐるぐる」は、
フレキの代わり。これで十分。



場所によっては、たま〜に「灯油泥棒」が現れることがあるから
この部分を鍵付きカバーで覆ってあるものも見かける。


上部、給油口には南京錠がとりつけてあるね。



そして、帯広といえば、


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ようは豚肉とタレなので、
いろんな店で提供している。


それぞれ、かなり違うので
食べ比べてみても良いだろう。


……野菜っ気は、他で補充しておく必要はありそうだ。
(「帯広にある競馬場は」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする