バルブ、もしくは、弁。
発音的には「ヴァルヴ」の表記が近いのかな?
会社名として
バルヴ と表記しているところもある。
流路の開閉を司るものにもいろんな種類があるけれど、
なんか、いろいろ写ってるやつがあったので。
赤丸のやつ、赤いハンドルがついているのが
「ゲートバルブ」もしくは「仕切弁」と呼ばれるやつだ。
青銅製、黄銅製、ダクタイル鋳鉄製、ステンレス製ほか
いろんな材質の製品がある。
流体の種類によって、あるいは接続する配管の材質によって
いろいろと使い分ける。
たいてい、「常時開」とか「常時閉」とか書いてある、
バルブ札が下げられている。
写真に写っているのは、だいぶ小さいやつだ。
これが大きくなってくると、かなりの寸法&重量になる。
寸法 と
重量 の感覚(ついでに、値段も)が
わかるだろうか?
呼び径200Aの鋳鉄製バルブだと、
フランジ面間寸法が241mm、バルブの背の高さは635mm、
重量85.2kg、定価が195,000円と記されている。
すごく、でかい。
で、口径の大きな弁(50Aまたは65A以上)になると
特別な必要性が無い限りは違う形式の弁を使用する。
緑丸で囲った形式のバルブ、
「バタフライバルブ」である。
これまたいろいろな開閉機構があることはあるのだが、
蝶が羽根をパタパタやるような開閉動作をするものがあるので
このような名称になったとか。
面間寸法が小さく、背の高さも小さくて済み、
ハンドルの形状もでっかいゲートバルブよりは操作しやすい。
軽・小・短・薄と、
簡潔に説明 されている。
いろんなバルブがあるので、
東洋バルヴ とか
キッツ とか
たくさんのメーカーがあるので
覗いてみると楽しい。
工業会 にも
会員企業 が載っている。
113社って、すごくない?
上の写真で、青丸のがチャッキバルブもしくは逆止弁、
黄丸のものは、防振継手である。
それぞれ、意味があって、必要があってついている。
無闇矢鱈に、テキトーにくっついているわけじゃない。
こんなモノたちが、そこかしこについているのだから
機械室内は、それだけでも愉しからんや!
(「ゲートバルブとバタフライバルブ」おわり)