そこに展望台がある。
「台」といっても、駐車場広場であるが。
標高70.9mということで、
十分な高さを有している。
360度、は言いすぎだけど、
200度くらい? 見晴らしの良い場所だ。
近くの海上を進む漁船と、
遠方の対岸に白く聳えるのは、
暑寒別などの山塊か。
空の青さ、海の碧さ、山の裾野の蒼さ、
色合いの違いが楽しい。
反対側、積丹方向を見るとそこは崖であり、
その上になんとホテルが建っている。
相当に、見晴らしが良さそうだ。
少し目を凝らすと、積丹の山々が
白く冠しているのが見えた。
「シャコタン・ブルー」と称される海の碧さは
北国らしからぬ色合いである。
下方を見下ろすと、
海岸には「おたる水族館」、
岬の先端には「日和山灯台」、
その手前には「鰊(にしん)御殿」が並んでいる。
風が寒くさえなければ、
なかなかに絶景だ。
長い時間、
ぼおっと眺めていてもよさそう。
追分節名歌碑が、建っている。
結構、でかい。
もひとつ、北海浜節民謡碑もある。
(写真を撮ってない)
コロナ禍が治まったら、
こんなところを巡ってみるのもよかろう。
治まったら……今の業務停滞を取り戻さなくちゃならないから
そんな暇はないかな。
どうかな。
(「小樽祝津パノラマ展望台」おわり)