少々情報としては古い。
3月25日の記事だから。
こんな記事 があるよ、と教えていただいた。
医師がエンジニアに対して送った回答・解説の記事である。
(いつまで上記リンクが残るのか、保証はできない)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関しては、
まあ、これでもかと毎日いろんな情報が溢れているわけなんだけれど
何かこう、しっくり来ないと言うか、
「知りたいのは、そんな事じゃないんだよ」
感に塗れていると言うか、
釈然としないものを抱えつつ過ごしてきた。
上の紹介記事は、非常に、非常に、腑に落ちたものだから
これは他の方々にも紹介するしかなかろう、ということで
本日の記事とさせていただく次第。
記事注釈にもある通り、
「記載された内容を、無条件に信じない」
「理想論を語るだけでなく、現実をきちんと受け入れる」
「批判に終始するのではなく、解決方法を自分で考えられる」
そういう思考をしていかなくちゃ、
ほとんど意味はあるまい。
むしろ逆効果かもしれない。
さて。
内容については、長いけれどもとにかく上の記事を読んで頂くしかない。
その結果、皆さんがどう受け取るか、何を考えるか、
それぞれであろう。
別に、同じである必要はない。
「自分で」考えることが必要なのだから。
で。
そうなんだよ。
要するに、だ。
世間の報道っていうのは、
発信者がほぼ文系の人たちだということなのだ。
だから、理系的な考え方の中に生きてきた人間にとっては
何かこう、ぼんやりとした、的を射ない、
それでいて雰囲気のみ乱射するような、煽るような、
でも何を主張しているのかさっぱり伝わってこないような、
そんな感触しか得られない報道ばかりに見えてしまうのだ。
つまみ食い的に「専門家」にインタビューして、
その真意を果たしてちゃんと汲んでいるのか覚束ない編集をして
「報道」と称して垂れ流しにするものだから、
結局のところ不安感のみ与えるだけで
何にもわかりゃしない。
ワタクシにとって最近の報道は
そんな存在になってしまっていたのである。
「買い占めをしないで!」
「なのに、こんなに買い占めが進んでいます!」
いや、それ、報道が買い占めを煽ってるじゃん。
明らかに。
「外出しないで」
「でも、若者たちは街に繰り出して……」
ああ、あんなに出てるんだ。じゃあ、行っちゃうか。
何となく家で過ごしていた人を、むしろ外に誘導してないかい?
「マスクは役に立たない」
「いや、役立つ」
「自分のためじゃなく、人のために」
うん、それぞれの主張はわかるんだけど、
どういう理屈でそう主張できるのかを知りたいんだけどね、
そのへんがあんまり語られないんだよね。
どう考えるのか。
その根拠は。
そして、どう行動するのか。
個人の考えとともに、
集団としての、社会としての、国家としてのありようも含めて
総合的に捉えたいと、思うのだ。
ワタクシ「けろ」は、
世の中一般的に言えば恐らく(いや、たぶん確実に)
頭の悪い部類に入るに違いないのだが、
そういう存在に対しても「腑に落ちる」報道が欲しいのである。
論理性と理屈が欲しいのである。
イメージと雰囲気じゃなくって。
わかっていることとわかっていないこと、
事実と推測、
期待と現実、
そういうものを、峻別していきたいのである。
長々と駄文、申し訳ない。
どうせ長いものを読むなら、
今回の紹介記事をじっくりと反芻いただければ
それでよいのであろう。
(「ああ、こんな考察が欲しかったんだ!(少し古いけど)」おわり)