2020年04月06日

バルコニーの雨水管の末端は

施工中の、集合住宅の、バルコニー部分。


上の階から、バルコニードレン(バルコニーに吹き込む
雨水を集めて排出するための管)が下りてきている。


20040601.JPG



この階の雨水も合流させて、
更に下まで持っていくんだけれど。



20040602.JPG



管が、途中で切れていないかい?



そう。切れている。

というか、敢えて切ってある。



ちょっと雪が積もっているのが見える通り、
ここは寒冷地。


冬には、必ず凍ってしまう。


20040603.JPG


それで、敢えて管の下端をナナメに切ってある。


雨水金物(まだつけてないけど)や配管が
凍りついて破損してしまうのを軽減するために。



春先、雪解けの頃の排水を円滑にするために。



温暖地では、こんなことはするまい。

こんな隙間をあけておいたら、
そこでびちゃびちゃと雨水が暴れるから。

雨量も、寒冷地よりずっと多いのだから。



土地によって、気候によって、
ちょっとずついろんな事を変えなくちゃならないんだ。


そんなところも「せつび」のおもしろいところなんじゃないかな。

ま、「せつび」に限ったことじゃないんだけれど。
(「バルコニーの雨水管の末端は」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする