2020年03月16日

ガリンコ号が

北海道紋別(もんべつ)市。

オホーツク海に面した街である。


紋別と網走では、流氷観光船が運行している。


紋別にあるのは「ガリンコ号」である。


文字通り、流氷をガリンコ、ガリンコ、と砕いて進むことの出来る
そんな船である。


現在は2代目で、「ガリンコ号U」を名乗っている。



特徴が「アルキメディアン・スクリュー」。

これで氷を砕きながら進むことができるのである。


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先端下部に辛うじて映っている、スクリュー。

ちょうどこの日には、間近に流氷を見ることができた。

その日の天候や風向きによって、
一気にやってきたり、一気に離れていってしまったり、
タイミングが難しい、そんな観光地である。


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港内にも氷が浮かんでいるが、
これは「流氷」とは言えないかもしれない。



少し進むと、流氷帯に入った。


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結構厚そうな氷もあるが、
これを砕きながら進んでいく。


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なかなかに、面白いではないか!



カメラを落とさないように気をつけないと。


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結構振動もあるから。



陸側には、あまり厚い氷がない。


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がっちり接岸している日もあるのだというが
この日はそうでもなかった。



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少し沖合に出ても、
氷の薄い所、少ない所もある。



海氷観測情報 を見ると、
ほんとうに日によって目まぐるしく変化している様子がわかる。


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こういう観光地は、「その時次第」。
一種の「縁」である。


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一期一会の、そんな楽しみ。


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これらの氷の上には、
たまにアザラシとか乗っかっているのだろう。

オオワシとハクトウワシは見たけれど、
あまりズームの効かないカメラでは
点にしか写らない。


60分ほどのクルーズであるが、
沖に出ると風が強くなり、結構寒い。

船室もあるのがだ、やはり甲板でずっと見ていたい、
そう思わせるものがある。

完全武装で乗るに限る。


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それでも、気温が低く強風であったりすると
ずっと外にいるのはキツかろう。

そのあたりも「その時次第」である。



それが良くって、
毎年本州から訪れる家族連れも居るという。

羽田から1日1往復しか就航していないが
オホーツク紋別空港 を利用すれば、
首都圏からはすぐである。

札幌あたりから陸路で移動するとなると
ものすごく時間がかかるであろうが。


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天候も目まぐるしく変わる。

晴れている時間と、曇っている時間とでは
海や流氷の表情も全く違ってくる。

非常に、おもしろい。



甲板後部にも行ける。


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氷のない前の便の航路も通るけれど
敢えて氷中を砕氷しつつ進むルートも通る。

じゃないと、観光客も嬉しくないしね。



国内外からの客数がぐんぐん伸びて、
来冬からは新造船が就航する予定、と掲示されていた。


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が、ここにきて新型コロナ禍。

大丈夫か!?



全世界的に大きな事態となってきているけれど、
外食・観光産業にとっては非常に厳しいことこの上ない。

早期の収束を願うばかりである。



来季あたり、どうです?

行ってみませんか? 紋別。
(「ガリンコ号が」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする