2020年03月31日

埋もれている三方弁

「三方弁」という、
制御弁がある。


空調機などに送る冷温水の量を調整して
使用する熱量を制御するための弁である。


弁にモーターがついていて、
その動きによって開度を調整するのだ。



蛇口を閉めるように、流量を絞ってしまうのは
「二方弁」


流路を変えて、
目的の場所(空調機コイルなど)に流れる量を変え、
しかし送水側の流量は変わらないようにするのが
「三方弁」


文字通り、三方に配管がつながっている。



さて。



今日も、調査に出かけるのだが。

その、三方弁があったのだが。


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いろんなモノに囲まれて、
にぎやかで幸せそう……?



密集した配管は、物置棚と化し

バルブはモノ掛けフックに利用され、

というか、そもそもこのスペースが
狭いながらも空調機械室のはずなのだが
物入れ(物詰め、とでも言わんばかりの)として
「利用」されている。


「利」なのだろうか?


きっと、「利」なのだろう。



われわれ、業界の者にとっては

「何ごちゃごちゃモノ置いてくれてんねん!」

って感じだけれど、

一般の人たちにとっては「ただの空きスペース」。


いろんな物を置いて、有効活用しなくっちゃ。

そんな「機械室」なのである。



まあ、火気があるわけでもなく、
危険はないんじゃないかな。



それにしても、こんなに「埋もれた」三方弁は
初めて見たのだよ。
(「埋もれている三方弁」おわり)
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2020年03月30日

札幌開拓使麦酒醸造所

北海道開拓の頃、
麦酒造りは公的な事業であった。



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札幌開拓使麦酒醸造所



冷涼な気候がヨーロッパ諸国に似ていて
ビール造りに適している、と判断されたようである。



その当時の施設が
現代に遺されている。


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レンガ造りの工場跡が
売店や見学コースとして再利用されている。


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この醸造所を引き継ぎ、幾度もの再編を経て現在あるのが
「サッポロビール」である。



見学コースには、
醸造装置のいろいろが展示されているが
もちろんこれらは当時使用されていたものではない。


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ピッカピカのステンレス製品。



明治9年、ドイツでビール造りを学んだ中川清兵衛が
この地でのビール造りを始めた のだという。



蒸留釜。


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熱の伝わりやすい銅で造られている、ということのようだ。



レンガ造の建物であるが、
現代の使用に耐えるよう
設備的には完全に新しいものになっている。


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換気用のファンやダクトは黒く塗られ
補強鋼材とともに背景として紛れている。



複合施設「札幌ファクトリー」の一部として
必要な設備が所狭しと付加されている。


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ナナメの角度に合わせた配管の通し方には
施工者の感性が大いに影響しているものだと
思うのである。



古いレンガ造建物と、別の棟とを結ぶ廊下は
新しく造られ、接続されたものである。


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エアコン室外機が、
これまた狭いところに押し込まれているのが見える。



20年30年を経た建物はただ古臭く見えるだけなのだが
100年150年を経過すると、歴史的建造物としての味が出てくる。


それらを活用するとなると、意匠的修復、構造的補強のみならず
空調換気、給排水、動力、照明、防災、通信といった
さまざまな「せつび」を付加していかなければならない。



この「歴史的建造物」には、どのような「せつび」が加えられているのか?



そんな視点で見てみると、
きっといろいろな発見があるに違いない。
(「札幌開拓使麦酒醸造所」おわり)
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2020年03月29日

鉄筋出てる

改修工事で内装材を取り除くと
躯体が顕になってくる。



そんなとき、何十年も前の躯体施工の不具合が
明らかになってきたりもする。



たとえば、出てきた梁。


20032901.JPG


アバラが浮き出てますやん。



梁の中で主筋をぐるりと囲うように配置される
「あばら筋」が、見えてしまっている。


本来ならば、鉄筋はコンクリートに埋め込まれていなくてはならず、
何mm以上コンクリートに覆われているべき、という「かぶり厚」が
規定されている。

(詳しくは、他サイト などに、いろいろ書いてある)



改修を機に、こういう部分も補修するのか、
そんな予算を確保していないから、見て見ぬふりをするのか
見ぬふりはしないけど、でも先立つモノがないから諦めるのか、
いろんな対応の仕方があろう。


ただし、この状態だと(あばら筋、錆びてる)
この梁が本来期待できるはずの強度を有していない可能性が高まり
したがって建物全体の耐震性が確保されているものかどうか
本来的には検証する必要が出るかもしれないと……。


なかなか、歯切れの悪い書き方しかできないが、
ズバっと断罪するようなものでもなく、
なかなか扱いが難しい。



けど、望ましい状態ではないとは言えよう。


さあて、どうする?
(「鉄筋出てる」おわり)
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2020年03月28日

排水用塩ビライニング鋼管

先日、古い記憶と化しつつある鋳鉄管 についてご紹介したところなのだが。



では今なら何を使うのか、ということであるが。



公共工事であれば、排水用塩ビライニング鋼管 なんかを使ったりする。


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見るからに、鋳鉄管よりは軽い感じがしないだろうか?



「DVLP」と表示したりする。

直管を、継手を介してつないでいく。


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スラブ貫通部分の白っぽい管は
耐火二層管である。



20032803.JPG


鋼管の内側に、塩ビの「ライニング」が施してある。


断面は、こんな感じ。


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排水が直接鉄の管に触れないから、
錆びないというわけだ。


言わば、「見た目は鋼管、中身は塩ビ管」
コナンみたいなもの(?)だ。



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上の画像では、スラブ貫通部に
「排水用ノンタールエポキシ塗装鋼管」を使っている。


床排水目皿とか、鋼管の「ねじ接合」でつなぐ金物類の場合
DVLPでは直接ねじ込めないので、
こうやって異種配管を部分的に使用したりする。



20032806.JPG


衛生器具とかであれば、塩ビ管で接続できる。

防火区画である床スラブを貫通する部分には、
塩ビ管の外側を耐火材で被覆した「耐火二層管」を使ったりする。



排水用塩ビライニング鋼管ではなくて
すべて耐火二層管で、
防火耐火の必要性がないピット内であればすべて塩ビ管で
排水管を施工することもある。



また別の、優れた性能とコスパを持つ配管材料が開発されれば、
それに置き換わっていくことだろう。


そうすると、この排水用塩ビライニング鋼管もやがて
「古い記憶」となっていくのである。



月日は百代の過客にして、
行きかふ年もまた旅人なり。
           (芭蕉)



管材もまた、然り。
(「排水用塩ビライニング鋼管」)
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2020年03月27日

ピットの中にはいろいろと

昨日は天井内だったので、
今日はピットの中にしてみようかと。


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ピット内には、いろんな配管が通っているものなのだ。


その配管の状況がどうなっているか、
それによって建物の「血管年齢」とでも言うべきものが
わかるに違いないのだ。



ピット底には、
ガラやらゴミやらが落ちていることも
少なくない。


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特に、床点検口から離れた奥の奥のほうに、
いろんな要らないモノが残されていたりするのだ。



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元々はきれいに施工されていたはずの保温材が
べろべろと剥がれかけていたりするのだ。



ピット内に、人通口があると
どんどん奥に行けるのだけれど、
酸欠には注意が必要である。


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改修・更新されていそうな配管と、
古いままであると思わえる配管とが
いろいろあるはずだ。


錆びサビの吊り棒は、もう見るからに劣化している。



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ピットの中に水が溜まっていたり、
ゴミが浮いていたりするのも
日常茶飯事。


だから、ピット内調査のときには、
長靴や、ウエス(上がる際に拭くために)が
要ることも少なくない。



ところでこのピット、深いでしょ!


床点検口脇にタラップがあるから良いけど、
タラップの無いピットだったら、背の高い脚立もないと
降りられない。


よしんば降りられたとしても、
二度と這い上がることが出来なくなる。
永遠に地下の住人だ。なんて。



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新しめの配管があったりすると、ちょっとホッとしたりする。



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それにしても、結露が酷いね!

天井に、水滴がびっしりだ。


こういう湿潤環境下だと、
鋼材の劣化も進みやすいだろう。



建物の健康状態は、
ピット内の配管の状態を見ることによって
わかる部分もある。

ピット内も見ずして、把握できた気になっては
たぶんまずいだろう。


ワタクシは、勝手にそう思っているのだ。
(「ピットの中にはいろいろと」おわり)
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2020年03月26日

水漏れ修理の痕

改修工事にあたっては、
設計の時にも、施工の前にも後にも、
天井内を見ないわけにはいかない。



建物には設計図や完成図なるものがあるのだが、
現場の状況を的確に示しているかというと
全然そんなことはないから。



たいてい、「これ、何じゃ?」という、正体不明の管があったり
ルートが違ったり、本数が違ったりするものなのだ。



なんでだろう。



まあ、それが現実なのだから、仕方がない。



さて、とある天井内。


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排水管の一部が、
違う材質になっている。

ストラブカップリング で繋げられているところを見ると、
配管が錆びて穴があいたかなにかで水漏れが生じたので
部分的にカットしてつなぎ直したか、そんなところかもしれない。

応急処置には、よく使われるのである。



そういう所が何箇所かあると、
そろそろこの建物の排水系は、全面更新しないとまずいかな、
そういう時期に来ていると言えよう。


でもそうするとカネがかかる。

だから、とにかく応急処置だけで持ちこたえさせる。

そんなビルも、多々ありそう。



既存ビルの評価額って、そんなところも考慮されているのかなぁ。


たぶん、されてないんだろうなぁ。

元の持ち主だって、現状どうなってるか
よくわからないままだったりするんだから、
こんなのを全部ちゃんと調べて、把握して、
将来的な改修費なども勘案して評価額を決める……なんていう手間を
かけているとは思えないのです。



経営難で手放されたビルなんか、
要改修設備ばかりで、
購入額よりも多額の設備改修費がかかってしまうかも。



逆に言うと、既存ビルの購入にあたっては、
天井の中を覗いてみると良いかもしれない。


「この部分、改修費がかかっちゃうから、その分値引きできますよね?」って。



天井の中、ピットの中、パイプシャフトの中は、
必見なんじゃないかと思うんですよね。
(「水漏れ修理の痕」おわり)
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2020年03月25日

鉛管と鋳鉄管の記憶として

トイレを全面改修している。


古い古〜い昔ながらのトイレが
新しくされるのだ。


壁を壊し、天井を落とし、内装がすべて取り払われると
配管たちが顕になってくる。


今まで日の目を見ることのなかった数々の配管たちが
その姿を現す。

しかし、もう二度と働きに就くことはない。

これから解体され、分別され、処分されるのだ。


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白い管、黒い管、いろいろある。


白いのは、雑排水用の「配管用炭素鋼鋼管(白)」である。

上方に、ループ通気管として分岐している部分もある。




黒いのは、汚水管用の鋳鉄管である。

重いのだ。


だから?

たわんでしまっているのがわかる。


ほんとうは、たわんでしまわないように、
継手部分の近くでしっかりと吊らなくちゃならないんだが。

吊り棒が斜めになったりして、こんなになっている。



最初からだったとしたら、施工不良でしかない。

長年使用している中で、幾度もの地震動などを経るうちに
期せずしてこうなってしまったのだとしたら、
まあそれは仕方ないかな。

老化みたいなもので。


もっとも、現在の施工のように「形鋼振止め支持」を
適切におこなっていれば、そういうことも避けられた
かもしれない。


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白い管は、ねじ込みで繋げられていて、
黒い管は、ボルトナット締めで。



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黒い管に、ねずみ色の管が、ぐにゃりとつながっている。

衛生器具のトラップではなくて、
床下部分に別にトラップを設けているのだ。


こういうものを使う場合には、
上にある衛生器具は「トラップなし」のタイプを使う。


そうじゃないと、二重トラップになって
水の流れがすこぶる悪くなる。



そこから先、ナナメに何となく曲げられているのが
「鉛管」である。


文字通り、鉛で出来た管で、
自在に曲げることが出来たから(それにも技能を要するが)
器具排水を排水主管につなげる際に
使われていた。


過去形だ。

今は、こんなモノは使うことはまずない。


とにかく、重い。鉛の塊だから。

そして、高い。


加工が難しい。熟練を要する。

中に砂を詰めて、小槌で叩きながら曲げていくという
文字通りの職人技が必要となるのだが、
果たして現代、これが出来る方は
どのくらいご存命であろうか?


更には、有害物でもある。



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鋳鉄管も、
まず使われなくなった。

重いし、高価だし、施工も面倒だ。



今は、もっと軽くて、安価で、施工も比較的容易になった材料が
いろいろあるのだ。

だから、そちらに移行してしまった。



古いトイレがこの世を去るとともに、
鋳鉄管や鉛管は、徐々にその姿を消していくのである。


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だからせめて、画像として残しておこうかな、というわけで
撮っている。


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これを作った人たちには、
それぞれの学業時代があり、
修行を経ての職業人生があり、
またそれぞれに懇意の人物や、家庭があり。

各々、唯一無二の歴史を刻んできているのである。



……とか、いささか感傷的になってしまうじゃないか。



そんな、鋳鉄管たち、鉛管たちを偲び、
記録している。


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何度か改修を経ているから、
途中で給水管は亜鉛メッキ鋼管から塩ビライニング鋼管に
交換されたようである。

水色の継手が、それを示している。



たいてい、便所のパイプシャフト付近は配管が入り組んでいて、
決まりモノの継手を駆使して、
直管の長さの調節だけでつないでいくのは
なかなかに大変なことなのだ。


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1本1本がこうやってつながるために、
それぞれのドラマがあったに違いないのだ!



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というわけで、名残を惜しみつつ
解体を見送るのである。



鋳鉄管と鉛管。



もはや、産業遺産である。
(「鉛管と鋳鉄管の記憶として」おわり)
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2020年03月24日

引き続き管工事テキストに

日建学院さんで、
2019年度管工事施工管理技士の学科受験対策テキストに
本ブログの画像を1枚 掲載 いただいたのですが。



2020年度テキストにも引き続き掲載のお知らせをいただきました。


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ほぼ2019年度と同様の状態のようです。


20032402.jpg



2020年度は、設備一級の定期講習を受ける年度です。

3年に2回は定期講習があるって……
まあこのご時世、仕方のない面もあるのですが、
省庁の権力争い・資金調達のダシとして利用されるのは
なんとも気持ちの良くないものであったりします。

日建学院さんにお世話になるのかどうか、
コロナ禍の状況と、仕事の具合と、開講の日程次第、
ってとこです。


「せつび」業界にかかわる方々にとって、
2級管工事は登竜門のようなものでしょう。

この業界に、特に10代・20代の人たちがどんどん参入してきて
その楽しさ、奥深さに触れていただければいいな、
っと思ってます。



なお、テキストに掲載されたというご紹介を本ブログに記載することと、
上記テキスト画像の掲載については、
日建学院ご担当者様の許諾を得ておりますことを
申し添えておきます。

(当方からの画像提供の条件に入れさせていただいております。
 ご面倒をおかけして、すみません!)

(「引き続き管工事テキストに」おわり)
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2020年03月23日

カニ丼!

何となく。

海辺にいくと、海のものを食してみたくもなる。



今どき、山中の温泉でも刺し身が普通に出てくるし
決して悪いものじゃなかったりするんだけれど。



港町の食堂で出てくる魚介類が、
凍っていたやつを自然解凍しかけで
シャリシャリしてることもあったりするけど。



でも、それはそれ。



その地で食することにこそ、
意味を見出したいのであったりする。



カニ丼をば、ひとつ。


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しっかり、旨かったです。はい。
(「カニ丼!」おわり)
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2020年03月22日

オホーツク海に立つタワー

紋別市の港、防波堤を兼ねる「クリオネプロムナード」の先に
オホーツク海に突き出して造られた 氷海展望塔オホーツクタワー がある。



「オホーツク」は、アルファベット表記では「OKHOTSK」だ。
「K」がはいる。



港側、すなわち防波堤内部から見ると、こんな感じに見える。


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オホーツク海側、防波堤の外からであれば、こうだ。


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海中から海上へと屹立する、塔 である。



塔へ向かうには、トラスで構成された通路を通る。

中は、こうだ。


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お約束の、下が見えるガラスがあって
海が、もしくは流氷が、見えるようになっている。


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壁面には、「手づくり仲間の会」による
海のモノたちのパッチワークが並べられている。


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塔の内部には、展示やカフェや売店や遊具コーナー。


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決して平面的に広い空間というわけではないが
いろいろと詰め込まれている。


上の階の四隅には、展望バルコニーがあって
実際に外の気温と風とを体感することが可能だ。


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もちろん、激しい吹雪の真っ最中には
出られなくなる。



ちゃんと、ルーフドレン金物も埋め込まれている。


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ステンレス製だが、海上にあるものとして
かなり過酷な環境下にあるのだ。



トラス通路の上部と、防波堤など。


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防波堤側にも施設があって、
それ用の煙突とおぼしき構造物が見える。

通路の高さまで上がるための
エレベーターとエスカレーター、階段がある。



内部には、ちょっとした展示があって
ちゃんと見るなら、なかなかに興味深い。

だいぶ古い画像だけれど、
流氷が渦になっている様子が
おもしろい。


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採取された流氷が冷凍庫に入れてあって、
「これを持って記念撮影」ができるように
なっている。


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混んでいて順番まちだったら、
どんどん小さくなっていくのかな?



ここは「塔」と称しているが、
海上だけが見どころなのではない。


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いやむしろ、海底階こそが特徴的と言えよう。



擬氷、とでも呼べるか、そんな壁仕上げに
ちゃんとはめ込まれたドアが、なかなかすごい。


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引っかからずに開くんだよね、きっと。



外周には窓がいくつもあって、
海中を見ることができるようになっている。


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流氷で埋め尽くされていれば、
氷の下の様子が見られるであろう。



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何やら、窓にいっぱい貼り付いている。

窓は時々ダイバーによって掃除されるのであるが、
敢えて、掃除しない窓も残してある。

そんな工夫が、楽しい。



氷海の生物たちの展示もある。


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アルビノのナマコが2体、居た。



窓の上部には、
しっかりとブリーズライン(線状吹出口)が設けてあって
窓面の結露を少しでも防ごうとしてある。


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スポットライトも各所に据えてあって、
設備的にも手が込んでいる。



天井の様子。


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流氷の下に居るかのような内装になっている。



吹出口、吸込口、スピーカー、コンセント、スプリンクラー。

必要なモノは、海底階にだって必要だ。


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何せ、避難階とはなり得ない場所なのだから
防災設備は特に重要なのである。



こんなタワーのある紋別市、
決して近いとは言えない。

が、コロナ禍以前には多くの人々が訪れて
その地の景観を堪能していた。



オホーツク紋別空港を利用すれば、
羽田から1時間45分だ。

ただし、1日1往復しかない。



新千歳空港からであれば、
一度札幌まで出ることになろう。

札幌から 高速バス に乗ると、
直行便で4時間20分、
旭川経由で5時間20分で行ける。



旭川空港から、旭川駅まで出てから
高速バスに乗る方法もある。



または、女満別(めまんべつ)空港からレンタカーで
100km強(2時間弱)走らせて行く、ということもできよう。



札幌駅からレンタカーで行けば……。

google map によると、高速道路を使いつつ274km、
3時間58分と出てくる。



いずれにせよ、北海道の面積を感じざるを得なくなるはずだ。


そんな旅も、いかが?
(「オホーツク海に立つタワー」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月21日

錆びっ錆びの電気パネルヒーター

とある場所の、とあるトイレにて。


入ってまず目についたのが、
その中にある暖房設備だったのです。



そのフォルムは、ありきたりの四角いやつだったのですが。



表面が何とも個性的で。



20032101.JPG



漏電とか、
大丈夫なんでしょうか!?



どうして、
こんなになるまで放っておいたのでしょう。



どうして、
こんなになったままで、未だにそのままなのでしょう。



持ち主じゃないし
たまたま寄っただけなのだから
何も言うことができないのですがね。
(「錆びっ錆びの電気パネルヒーター」おわり)
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2020年03月20日

どうしてもそこから出したかったんだね

とあるビルの外壁を見たら、
撮りたくなったのだ。


撮らないわけには、いかないでしょ?



だってさ、用途変更だよ?


元々は、換気用の、空気取り入れ、もしくは排気用に
外壁に開けられた開口部なのだよ?


それなのにさぁ、
換気の用途を潰しちゃって、
配管や給排気筒を通すための孔として
使うことにしちゃったってんだからさ。


撮っておきたいって、誰だって思うよね。



おまけに。



貫通部分以外はビニールで塞いじゃえって、
やっつけにも程があるって。



まあ、その良し悪しは置いといて、



一つのサンプルとして、
やはり記録には残しておきたいものなのである。


ご堪能あれ。


20032001.JPG

(「どうしてもそこから出したかったんだね」おわり)
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2020年03月19日

ポリスチレンフォーム保温材

受水槽廻りの配管が組み上げられた後、
保温材をかぶせているところ。


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給水の配管には、SGP-VA と書いてある。

水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 である。



配管用炭素鋼鋼管(SGP)に、ビニル(V)のライニングを施した
そういう製品である。

水道用亜鉛メッキ鋼管を原管としたものであれば、
SGP-VB と書かれる。

色が違う から、配管の切断などでプリント表示が読めなくても
すぐにわかる。


VAは、表面に一次防錆塗装が施されている。

通常はこのまま保温材で被覆するけれども、
錆をものすごく気にするのであれば、更に錆止め塗装をする、
という場合も無いわけではない。



白いカバーは、
見るからに「発泡スチロール」だ。

これを被せて、テープで留めて、外装材を巻く。



20031902.JPG


バルブ廻りをきれいに仕上げるとか
テープを美しく巻くとか、
一般の方々の目には触れないところで
「きっちりとした」仕事をしてあったり、してなかったり。

職人さんの腕の見せ所だ。



通常、配管屋さんと保温屋さんとは全く別の職種であるからして
別々の専門会社に依頼するのである。



どうせ見るようなところじゃないから、
見た目なんてどうでも良い。機能さえちゃんと果たせばいいんだよ。



「日本人の几帳面さ」みたいなステレオタイプな話も
だいぶ過去のものとなったけれど、
「どうでも良い」と言い切る人が、どのくらいいるだろうか。

やっぱり、自らの気分的なものも含めて、
それでもキッチリやってしまうものなんだろうと思う。



もっとも、見た目キタナイと、設備のことをよく知らない検査官であっても
「ここ、もちょっとキレイに直しといてよ」って言えてしまうし、
後々まで「これ、誰やったのさぁ。いい加減っ!」って言われちゃうから
たとい個人の素性は割れなくっても、少々気分が悪い。

だから、程度の差こそあれ、
キレイに仕上げちゃうものなのだ。



この発泡スチロール、
国土交通省の 標準仕様書 では
「ポリスチレンフォーム保温材」と称されている。
(上リンクの平成31年版であれば、P.66)


ロックウールやグラスウールよりも硬いので
カッチリまとまるし、触ってもブヨブヨしない。

ただ、火気には弱いから、ボイラー室内などでは使えない。

うっかり使っちゃうと、消防署のほうから、ご指摘を賜ることになる。



グラスウールよりもお値段が高いから、
設計図ではポリスチレンフォーム保温材が指定されているけれども
グラスウールでやっちゃいました、テヘッ(^_^;) っていう例も
まま見られるのじゃなかろうか。


まあ、公共工事なんかで、お施主さん側がちゃんとわかっていて
厳しい人だったりすると、事前に許可なく勝手に仕様を変えてしまえば
「やり直して下さい」と冷徹に再施工を命じられるから
安易に考えているとヤバいよ。



もっとも、設備工事って、特に改修工事って、
設計上じゃ表現されていないような、追加で費用がかかってしまうような
いろんな「何か」が出てくるから、
そういう時のための「貯金」として指定されたりも
しないわけじゃない。


繊維系のものと違って、水分を含んだりしないから
ピット内なんかで使うには、やはり優れていると言えよう。



「なんで、保温材なんか巻くの?」



確かに、これは給水管。

「保温」は必要なかろう。


でも、内部を冷たい水が流れるので、
そのままだと表面に結露水がどんどんついて
べちょべちょになってしまう。

それが垂れて、周囲を濡らしてしまう。



だから、そうならないように
保温材を巻くのである。

「防露材」という言い方もあって、
給水管、排水管、冷水管などに巻くのは「防露」
蒸気管、給湯管、温水管などに巻くのは「保温」と
言い分ける人もいるけれど
まあ、面倒なのでまとめて「保温」と呼ぶ。



保温されている配管があったら、
「保温材の材質は、何?」
って、気にしてみたら、面白いに違いないのだ。


知らん、って?


なのだったら、なのだ。


きっと、面白いんだいっ。
(「ポリスチレンフォーム保温材」おわり)
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2020年03月18日

報道って、どう捉えるべき?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で、
世界中が持ちきりだ。

「大変だ! 大変だ!」

すごく、大騒ぎに見える。



感染者数が爆発的に拡大しており、
それに伴って死者数も急増している。



確かに、オオゴトではある。



ただ、ちょっと気になることもある。



『新型コロナ』は、報道されるから目立つのであるが、
報道されないコトは一体、どうなんだ?



いわゆる「かぜ症候群
の病原体の一つに、従来型のコロナウイルスやライノウイルスなどが
挙げられている。



それらと、同じ点は? 違う点は?


毎冬流行している、インフルエンザについても、
比較が欲しい。


感染者数、罹患率、重症化率、死亡率。


世界中で多くの方々が亡くなっているのだから、
無視してよいわけはない。


しかし、だ。


意図的と思えるほど、報道が過剰ではないのか?
妙に、偏っていないか?



「買いだめはやめましょう」と言いつつ、
それを煽るかのような、大げさな表現。



人種、都市、地域間の差別を助長するかのような
「特徴」情報。



このままだと、
大災害や戦争に勝るとも劣らないほどの経済的大損失となり
病気にはかからなくても、
経済的に死を迎える人々が大量に発生しそうな、
そんな現状。




「専門家」の意見として報道されるものが、
ほんとうに的を射たものなのか。

「トンデモ」を広めようと画策している輩ではないのか。



「姉歯事件」の際に、建築関連業界に身を置くものとして感じた
ものすごい違和感を
医療関係者、公衆衛生関係者が、今、感じることはないのか。



「陰謀論」的な背景は、ないのか。

逆に、それを敢えて仄めかそうとする意図は、ないのか。



なにか、つっかえというか、違和感というか、
不自然さというか、気持ち悪さというか。



感じません?


さて、この報道の大洪水。


どう捉えたら、いいんだろう?
(「報道って、どう捉えるべき?」おわり)
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2020年03月17日

イマドキの点字タイル

点字タイルはかなり昔から存在しているけれど、
気にしたことはあるだろうか。


結構ボコボコ出っ張っていて邪魔。


健常者にとっては、そういう存在なのかもしれない。



しかし、視覚障害のある方にとっては大切な道標。

これの有る無しで、行動の制約がだいぶ変わってくるはずだ。



近年、いろんなタイルがあるのにお気づきだろうか。



黄色くで、かなり出っ張っていて、
つっかかりやすいし、
ベビーカーが引っかかって……。



とはならないけれど、白杖ではしっかり感知できる、
そんな製品が多く使われている。


20031701.JPG


弱視や色弱の方々にとっては、
周囲と同じような色のものだと判別できないだろうし、
でも全く視えない方にとっては色は関係ないし、
ベビーカーや車椅子の利用者にとっては凸凹が邪魔だし、
施設の目的、用途、性格に応じて、
使い分けを考える必要があるんだろう。


日本視覚障害者団体連合 とか
メーカーさんのページ の解説などを
見てみるのも参考になる。
(「イマドキの点字タイル」おわり)
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2020年03月16日

ガリンコ号が

北海道紋別(もんべつ)市。

オホーツク海に面した街である。


紋別と網走では、流氷観光船が運行している。


紋別にあるのは「ガリンコ号」である。


文字通り、流氷をガリンコ、ガリンコ、と砕いて進むことの出来る
そんな船である。


現在は2代目で、「ガリンコ号U」を名乗っている。



特徴が「アルキメディアン・スクリュー」。

これで氷を砕きながら進むことができるのである。


20031601.JPG


先端下部に辛うじて映っている、スクリュー。

ちょうどこの日には、間近に流氷を見ることができた。

その日の天候や風向きによって、
一気にやってきたり、一気に離れていってしまったり、
タイミングが難しい、そんな観光地である。


20031602.JPG


港内にも氷が浮かんでいるが、
これは「流氷」とは言えないかもしれない。



少し進むと、流氷帯に入った。


20031603.JPG


結構厚そうな氷もあるが、
これを砕きながら進んでいく。


20031604.JPG


なかなかに、面白いではないか!



カメラを落とさないように気をつけないと。


20031605.JPG


結構振動もあるから。



陸側には、あまり厚い氷がない。


20031606.JPG

がっちり接岸している日もあるのだというが
この日はそうでもなかった。



20031607.JPG


少し沖合に出ても、
氷の薄い所、少ない所もある。



海氷観測情報 を見ると、
ほんとうに日によって目まぐるしく変化している様子がわかる。


20031608.JPG


こういう観光地は、「その時次第」。
一種の「縁」である。


20031609.JPG


一期一会の、そんな楽しみ。


20031610.JPG


これらの氷の上には、
たまにアザラシとか乗っかっているのだろう。

オオワシとハクトウワシは見たけれど、
あまりズームの効かないカメラでは
点にしか写らない。


60分ほどのクルーズであるが、
沖に出ると風が強くなり、結構寒い。

船室もあるのがだ、やはり甲板でずっと見ていたい、
そう思わせるものがある。

完全武装で乗るに限る。


20031611.JPG


それでも、気温が低く強風であったりすると
ずっと外にいるのはキツかろう。

そのあたりも「その時次第」である。



それが良くって、
毎年本州から訪れる家族連れも居るという。

羽田から1日1往復しか就航していないが
オホーツク紋別空港 を利用すれば、
首都圏からはすぐである。

札幌あたりから陸路で移動するとなると
ものすごく時間がかかるであろうが。


20031612.JPG


天候も目まぐるしく変わる。

晴れている時間と、曇っている時間とでは
海や流氷の表情も全く違ってくる。

非常に、おもしろい。



甲板後部にも行ける。


20031613.JPG


氷のない前の便の航路も通るけれど
敢えて氷中を砕氷しつつ進むルートも通る。

じゃないと、観光客も嬉しくないしね。



国内外からの客数がぐんぐん伸びて、
来冬からは新造船が就航する予定、と掲示されていた。


20031614.JPG


が、ここにきて新型コロナ禍。

大丈夫か!?



全世界的に大きな事態となってきているけれど、
外食・観光産業にとっては非常に厳しいことこの上ない。

早期の収束を願うばかりである。



来季あたり、どうです?

行ってみませんか? 紋別。
(「ガリンコ号が」おわり)
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2020年03月15日

エコミュージアムセンター知新の駅

北海道に、北広島市という自治体がある。


新千歳空港から、札幌へ行く途中に位置する。


かつて「広島町」だったのだが、市制施行に伴って改称した。

「広島市」だと、思いっきり被ってしまうから。



元々「北広(きたひろ)」と呼ばれていたので、
「北広島市」という名称は、ごく自然なものであったと言えよう。



ここに、「知新の駅」なる施設がある。



「エコミュージアム」の中心施設、という位置づけである。


見るからに元学校であった建物の一角に位置する。


20031501.JPG


建物の入り口は、元昇降口である。

そこから廊下を通り、階段を登った2階に位置する。



いかにも学校の廊下と教室、といった風情。


20031502.JPG


いろいろと、用途変更に伴う改修を施したのであろう
廊下天井から生えてくるダクト? なども見られる。


元教室っぽいビジターホールの床には、
航空写真が貼ってあって、
位置関係がよく分かる。


20031503.JPG



常設展示として、この地のさまざまなものが
展示されている。



20031504.JPG


大規模斜交層理(クロスラミナ)を
地層から剥ぎ取ったものが壁に貼ってあったり。


20031505.JPG


「北広島マンモス」がいたり。

(これは、子どもたちが制作した実物大ケナガマンモスゾウだという)



地質時代の事物は基本的にレプリカであるが
まず取り付くには手頃なものとも言えよう。

もちろん、実物は実物の良さがあるのであって、
それはそれで、然るべき施設に行くしか無いのだが。



昔のモノも、いろいろと。


20031506.JPG


これらはみな実物である。

昔むかし、現代社会のような利便性の無い時代の暮らしは
なかなか厳しいものであったに違いない。



「昭和のくらし」


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4〜50年前のモノたちであろうか。



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足踏みマシン(ミシン)と、レコードプレーヤーと


20031509.JPG


ラジカセ、カメラ、ファミコン。


現代の小学生は、これらが何をするものなのか
説明されなくてはわからないのではないか?



天井に目を向けると、
学校時代には無かったであろう「せつび」が
いろいろと見られる。


20031510.JPG


天井面を黒く塗るとともに、
金物類、配管類も黒く塗られている、
もしくは黒い製品が使われている。


ひときわ白く目立つのが、スポット照明と「TOSHIBA」。


20031511.JPG


展示替えなどのこともあるから、
天井ボードは貼らないほうが
何かと都合が良かろうと思う。


20031512.JPG


何が何でも真っ黒に、
というわけでもないようだ。



ここ、

名称は「知新」であるが、
展示は「温故」なのである。

こういうモノを見て、感じて、
新しきを知っておくれ。

そんな期待を込めた命名であったのかどうか。



元学校なだけあって、
住宅地のはずれにある施設なのである。

そんなにスゴい展示があるというわけでもないのだが
古い古い郷土史料館などとともに
少なくともワタクシにとっては見て楽しい、
そんな施設なのであった。
(「エコミュージアムセンター知新の駅」おわり)
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2020年03月14日

豚丼!

音更町 と言えば、
豚丼である。


20031401.JPG


豚肉なんて、どこにでもあって
誰でも使えるのであるが。



ご当地グルメには
そういうモノも多い。


が、それもまた良し、である。


粉モンだってそうだし、
博多明太子にしてもそうだし、
だんご、せんべいの類はもう、昔っから。

「スパカツ」ってのもあったりする。



必ずしも産地でなくたって。

もちろん、産地だって良い。



美味ければ、それでいいのだ。
(「豚丼!」おわり)
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2020年03月13日

外壁にいろいろとくっついている

とある、外壁。


通りがかりに見つけると、
撮っておきたくなる。


こんなに賑やかに、
「せつび」が並んでいるんだから。


20031301.JPG



カワイイでしょ?



それぞれ、どんなコか
当ててみて!
(「外壁にいろいろとくっついている」おわり)
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2020年03月12日

音更町のマンホール蓋

帯広の北隣、音更(おとふけ)町に
『十勝川温泉』がある。

その一角にあるのが、
ガーデンスパ 十勝川温泉


十勝川温泉旅館協同組合が運営する施設である。


20031201.JPG


奥の高層の建物じゃなくって、
左の低層の建物。



1軒1軒の施設が頑張るだけじゃなくて
地域として人を呼ぶしかけを作っていこうということなのだろう。



この施設の前面道路の歩道に、
デザインマンホールが設置されていた。


20031202.JPG



おなじみと言えばおなじみ、
その地方のマスコットキャラクターをデザインしたものである。


施設も蓋も、新しかった。

代表理事の就任が平成27年12月となっているから、
まだそんなに経っていない。



スパには入っていないが、
ちょうど昼時、食事に寄った。

足湯コーナーもあるので
ちょっと寄るだけでもよさそうだ。



上のデザインマンホール、よく見ると『雨』と書いてある。

雨水桝の蓋のようだ。



じゃあ、汚水は……?



近くにあった汚水の蓋。


20031203.JPG



「北海道」と書いてある。

下水処理は、「道(どう)」の仕事なのかな?
(「音更町のマンホール蓋」おわり)




※2020.3.13追記

なんてこった!

改めて見たら「北海道」じゃなくって「下水道」って書いてあるじゃん!


すいません。


しかも、真ん中にどどんと、
音更町の 町章 があるじゃぁないか!



というわけで、すみません。

汚水桝の蓋もまた、
音更町のものだったのです。
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする