2020年02月26日

旧永山武四郎邸

札幌市の中心部から少し東の方に
『永山記念公園』というところがあって。


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この『永山』は『永山武四郎』のことであって、
鹿児島出身ながら、第2代の北海道庁長官ともなった人物である。

この公園の一角に、旧永山武四郎邸と、旧三菱鉱業寮とが遺されている。


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左側、グリーンの外装なのが、旧三菱鉱業寮。
右側の茶色いのが、旧永山武四郎邸である。



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オシャレなロゴが、作られている。


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武四郎邸は、北海道指定有形文化財
寮のほうは国登録有形文化財である。


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昔の木造家屋。

さぞ、寒かったに違いない。


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屋根からの落雪で窓が割れるので、
冬期には雪囲いが施されている。


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内部は、和風の造り。


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見学できるほか、
申し込めば撮影会なども開催できるという。



本州仕様の縁側。

流石に吹きさらしということはないが、
これはどう見ても寒そうだ。


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現代の要請に耐えるべく、
暖房機が取り付けられている。



室内の暖房も、
これだ。


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灯油コックボックスが見えるから、
灯油ストーブを置いていた時期もあったのだろう。



台所の流し。


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水道管を通していた孔を塞いだような跡が見られる。




そして、便所。


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今では、トイレは「水回り」の一つであるが、
昔はただの「排泄場」でしかなかったのだ。



小便器も、ね。


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掃除も大変だっただろう。



こうやって、少し昔の建物を見ると、
現代社会の有り難さを痛感するのである。


そして、それに大いに貢献しているのが
「せつび」なのである。


もちろん、断熱材とか建具とか建築の要素も
すっごく発達しているのだから
「せつび」だけじゃないんだけれど。
(「旧永山武四郎邸」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする