2020年02月15日

EXPJ渡りの電線管

エキスパンションジョイント渡りの電線管、である。


20021501.JPG


建物を構造上切り離してある、EXPJ(エキスパンションジョイント)。

地震などで左右の構造体が別々に揺れるので、
この部分には少々の変位が生じる。


だから、ここを渡る配管類は、
ある程度変位できる材料でつながなければならない。



この外壁にあるのは、電線管。


20021502.JPG


黒い、可撓(かとう)電線管を使うことで、
その変位に追従できるようになっている。

軸方向の変位吸収はできないから、
その分は考慮されていない。

それも必要な状況下であれば、
また別の措置を講ずることになる。



それにしても、
でっかいプルボックスだ。


20021503.JPG


形も、色も、
かな〜り目立つ。



金属電線管と金属プルボックスのつなぎ目に、
緑色の線が見える。

アース線である。

「ボンディング」ともいう。


万一の漏電の際に、逃してやる先がないと
誰かが感電してしまうかもしれないからね。
(「EXPJ渡りの電線管」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする