2020年01月21日

ろ過ポンプと薬注装置

風呂とかプールとか、
そういう施設には
「ろ過」の設備が設けてある。


天然かけ流しの温泉宿ならともかく、
そうではない施設では、
水質がどんどん悪化してしまわないように
「ろ過」する必要があるのだ。



ただ「ろ過」するだけではなくて、
温度調節をしたり、滅菌したりして
利用するのに支障がないようにしている。

水を循環させるためにはポンプが必要だし、
ポンプ内部に髪の毛が絡みつかないように
ヘアーキャッチャーを取り付けたりする。

ろ材に、だんだんゴミがたくさん付着してきて
ろ過能力が減ってきたら「逆洗」してやる必要もある。
そのための切替弁も必要だ。



現在では、
そういう諸々の装置をまとめてユニット化したものが
設置される。


20012101.JPG


各所をつなぐ配管や制御盤まで一体となったモノだ。

吊り下げ用のフックまでついている。



塩素滅菌剤を注入するための装置も
並べて置いてある。


20012102.JPG


「薬液注入装置」を短縮して
「薬注」すなわち「やくちゅう」と呼ばれる。



せつび業界では、「やくちゅう」といえば
この類のモノだ。

滅菌剤だったり、防錆剤だったり、
何らかの薬液を注入するための装置のことだ。



なにかの薬物の中毒者のことを言っているわけではないのだ。
(「ろ過ポンプと薬注装置」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする