道路を歩いていると見えないけれど、
隣の敷地の建物からだとよく見える。
鉄骨にスリーブが空いていたり、
作業者落下防止のための措置がいろいろあったり、
見どころは多い。
外壁側の足場も、順次上げていくのだ。
上から見下ろすのは、
ちと怖い。
隣接する建物からだからこそ、
見られるアングル。
屋上に乗っかる、
設備基礎の鉄筋が組んであるんだろう。
なかなか立派な基礎である。
エアコンの室外機か、キュービクルか、
そういう類のモノが乗るんだろう。
建物はたくさんあった
当たり前のように見えるけれど、
一棟一棟建てる人たちが居てこその存在なのだ。
機械化は進められているけれど、
やっぱり最後は人の手が必要になるのだ。
そんな建設現場が、
味があっておもしろいのである。
(「鉄骨造の現場」おわり)