市中心部から少し南よりで
中央区と豊平区とを結ぶ橋が幌平(ほろひら)橋である。
ここは、橋にかかる荷重のモーメントに対抗すべく
アーチが設けられているのだが、
そのアーチには階段が付加してあって
人が上がることができるようになっている。
ちょっとした、展望台の役割も果たしているのだ。
この橋がデザインされた際に、
こういうアイディアが出されたようだ。
なるほど。
河川敷で打ち上げられる花火大会を見るのに良さそうだけれど、
そういうイベント時には通行止めになるらしい。
観客が雪崩を打って倒れるような事故を防ぐためなんだろう。
イベントでも何でもない時に、
のんびりと上がって、
そよぐ風に吹かれてみるのも良かろう。
もっとも、雪が積もって凍ってくると
やっぱり危険性が増すために通行止めになるようだ。
積雪寒冷地は、
なにかと厄介なのである。
(「幌平橋のアーチは階段」おわり)