2020年01月10日

法隆寺宝物館

トーハク本館に向かって左手前、
方角にして北西側にあるのが
『法隆寺宝物館』である。


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古代の遺産を現代に伝える館として、
象徴的にデザインされているものと思われる。


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あいにく、ワタクシはデザインには疎いのであるが
特徴的であることはわかるつもりである。



前面の水盤に湛えられた水は
循環させているようであり、
その排水側には時節柄多くの落ち葉が流れ込むのであった。


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本来設置されているステンレスグレーチングでは漉しきれずに
更に目の細かい網が乗せられているのがわかる。



建物内から見ると、このようになる。


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前面のガラスファザードと、水面との透明感が重なって
なにもない空間のごとくに見えよう。


それでも少し斜めを見れば、ガラス面の反射が強まる。


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シンプルな、館名板。


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Treasures である。



階段吹き抜けに吊られている、 
灌頂幡(かんじょうばん) の模造。


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本物の各部品は、展示室にある。


上から見ると

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館内には、千年の時を超えた数々の逸品が展示されているのだが
劣化を抑える目的もあって、たいそう暗い。

安物の古いコンデジでは、到底写らない。

当然のことながら、フラッシュ撮影は厳禁である。


興味のある方も無い方も、
ご自分の目でみていただきたいものである。



ときどき展示替えが行われ、
また限定日のみ展示される物もあり、
何度見に行っても、見尽くせないはずである。



正門から法隆寺宝物館に行く途中、
左手に黒門が見える。


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ここは普段閉まっていて、
なにかの時に開けられるのだという。


板金製の雨樋と、
小さな盤が目を引く。


結構無造作に、
地面に瓦が置かれていたりする。



此度のトーハク訪問であったが、
ここでタイムリミットである。

東洋館や、平成館には入ることすらできなかったし
本館裏の庭園といくつかの建物も、外観すら見ていない。

実は、本館もかなり駆け足であって、
じっくり見たとは程遠い。



科博も何度見に行っても飽きないが、
トーハクも同様だ。


上野公園界隈には、
国立西洋美術館と東京都美術館もあるし
動物園ほか、見るべきものが多数だ。


都内、上野だけじゃなくて
ほんとうに数多くの展示施設がある。

特別な施設じゃなくても、歴史的な遺産は多数ある。


国内各地を見渡すならば、膨大だ。


更に、世界にまで目を向けてしまうと、
気が遠くなりそうだ。

寿命が5,000年くらいないと、足りないんだと思うのだ。


「人生、ヒマだ〜」

そんな事を言っていたら、
モッタイナイと思うのだ。



逆に、
時間と費用を捻出するのに困難があったりする。

そういう方々も多かろう。


ライフ・ワーク・バランスを、如何にとるのか。


それこそ、ライフワークなのだ。
(「法隆寺宝物館」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする